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Imaginary Conversation

Imaginary Conversation

Exploring the World Through Dialogue.

7人で巡るシンガポール感動旅:笑いと文化が交差する1週間

April 14, 2025 by Nick Sasaki Leave a Comment

志村けん:  

やだ〜、見に来ちゃったの?このブログ。
うれしいねぇ、もう!

志村です。そうです、あの志村けんです。
今回ね、シンガポールっていう、多民族・多文化の国でね、6人の仲間たちと**“本気の旅”**してきたのよ。

最初はね、言葉も文化も違うし、「オレ浮くんじゃないか!?」って思ったけど、
気づいたら、笑いが全部つなげてくれたのよ。びっくりだよ!

旅はね、観光名所を回るのも楽しいけど――
“誰と一緒に過ごすか”で、ぜんっぜん意味が変わるの。

このブログではね、
チャイナタウンで笑って、
リトルインディアで汗かいて、
セントーサで絶叫して、
ナイトサファリで野生のまなざしにビビって、
最後にはね、涙が出ちゃうくらいあったかい気持ちになった旅の話を書いてるのよ。

「文化って難しい」って思ってたら、
志村がドカーンと笑いで崩してるから大丈夫。
むしろ、**“文化って、笑いながら触れるもん”**なんだなぁって、しみじみ思ったの。

読んでるうちに、きっとあなたも「行ってみたいな」って思うよ。
それがこの旅の続きなんだから。ね?

じゃ、ページめくってみて。
泣くなよ? 笑いすぎて、涙出るかもしれないけどな!

アイ〜ン!

(本稿に記されている対話はすべて仮想のものであり、実在の人物・発言とは関係ありません。)


Table of Contents
第1章:はじめまして、夜風と光の約束(旅の1日目)
午後:出会いのカフェテラス
夕方:マリーナベイで“最初の約束”
夜:噴水ショーと、それぞれの約束
深夜:ホテルのラウンジで
第2章:多文化にふれて、心が広がる日
午前:チャイナタウンに流れる“庶民の力”
昼:リトルインディアで色と香りの渦に巻かれる
午後:アラブストリートで静けさに出会う
夕方:ハジレーンで自由と表現に触れる
夜:多文化ディナーと“今日の気づき”
第3章:セントーサ島、笑って泳いで心ほどける1日
朝:ケーブルカーで空中の出発式
昼:ユニバーサル・スタジオで全力で笑う
【絶叫コース】
【のんびりコース】
夕方:ビーチと夕陽、語らいの時間
夜:ビーチクラブで語る“ほんとうのリゾート”とは?
第4章:伝統と美に触れ、静かに心を澄ます日
午前:クラークキーの川辺、歴史が流れる音
昼前:プラナカン博物館、美の奥にある記憶
午後:バティック染め体験、沈黙の対話
夕方:カフェで語らう“誇り”について
夜:静かな灯りの中で
第5章:自然と動物にふれて、命の優しさに包まれる日
朝:シンガポール動物園、瞳が語るもの
昼:動物たちとピクニック(ほぼ本気)
午後:バードパラダイス、翼の向こうにあるもの
夕方:ナイトサファリ、夜の静けさに包まれて
夜:テラスの語り場で、“命”について話す
第6章:別れと新しい始まり、私たちの物語が生まれた日
朝:静かに始まる、最後の朝食
午前:オーチャード通り、最後のおみやげ探し
昼:ティオン・バルのカフェで、最後の静かな時間
夜:クラークキーで“最後の晩餐”
エピローグ:その後のあなた
志村けんの最後のひとこと

第1章:はじめまして、夜風と光の約束(旅の1日目)

登場人物紹介(簡略)

  • あなた:文化を通じて人と心を通わせたい旅人。

  • ステファニー:心優しき歌姫、感性で文化を伝える。

  • シェリル:知的な案内役、言葉でつなぐプロ。

  • ジョアン:芸術肌の女優、伝統と美を愛する。

  • JJ:音楽で空気を包むシンガー。

  • ジャック:地元目線の監督、笑いと考察の達人。

  • 志村けん:文化も笑いも丸ごと抱きしめる“永遠の旅人”。

「シンガポールへようこそ!」
空港の到着ゲートを抜けると、涼しいエアコンの風と共にシェリル・フォックスの笑顔が出迎えてくれた。タイトな白のジャケットとサングラスが彼女らしい。

「初日ってさ、気持ちの9割が決まると思うの」
そう言って、彼女はあなたに案内用の小さな紙袋を手渡した。中には旅のしおり、オリジナルの地図、そして手書きのメッセージカード。

「これ…全部用意してくれたの?」
「当然よ。みんなで“親友旅”をするんでしょう?」

その言葉に胸が熱くなる。そうだ。この旅はただの観光じゃない。みんなで心を開き、文化と人間の距離を縮める旅。

午後:出会いのカフェテラス

マリーナベイ近くのカフェに集まったのは、今日から7人で旅を共にする仲間たち。

「やっと会えたね〜!」
ステファニー・スンが柔らかな笑顔で手を振る。彼女の声は歌うように優しい。
「私、観光案内とか得意じゃないけど、“一緒に感じる”のは得意だから」

「これ、俺の作ったTシャツ!」
JJ・リンは、全員分のTシャツを持参していた。胸には“Friendship in Progress”の文字。なんて粋なやつなんだ。

「ねえ、志村さん遅くない?」
ジョアン・ペイクがクスクス笑うと、カフェの奥から大声が。

「お待たせぇ〜!!空港の自販機でカヤトーストが詰まってな、格闘してたら30分経ってたよ!」
志村けんが、額にカヤジャムを少し付けたまま登場。すかさず全員、大爆笑。

夕方:マリーナベイで“最初の約束”

太陽が傾き始め、ヘリックスブリッジを歩く。遠くにはマリーナベイサンズが神殿のように浮かび、空はオレンジと群青のグラデーション。

「シンガポールはさ、どこか未来っぽいのに、空気は昔の村みたいに優しいよね」
あなたがそうつぶやくと、ジャック・ネオが静かにうなずいた。

「その理由、たぶん“秩序と人情”が共存してるからだと思う。僕の映画でも、いつもそれを伝えたいと思ってるよ」

やがて、マーライオン・パークに到着。水しぶきと夜風が気持ちいい。

「ここでみんなにお願いがあるの」
シェリルが言う。

「今日という“最初の日”を記念して、光の約束をしない?」

彼女が差し出したのは、小さな紙とペン。
“この旅で、私が心からやってみたいこと” を1人1枚ずつ書くというのだ。

夜:噴水ショーと、それぞれの約束

スぺクトラ(光と音の噴水ショー)が始まった。
青と紫のレーザー、水のカーテン、音楽の波。

その中で、一人ずつ紙を手に語り始める。

ジョアン「私は、みんなに“プラナカン文化の美しさ”を知ってもらいたいの」
JJ「僕は、みんなの心に残るメロディーを旅の中で作りたい」
ステファニー「私は、自分が素でいられる時間を大事にしたい」
ジャック「皆の“当たり前”の中にある宝物を見つけたい」
志村「オレは…笑わせて、泣かせて、最後に“また来ようぜ”って言わせたい!」

そして、あなたの番が来る。
「私は…この旅の終わりに、“世界が少し小さくなった”って思えたらいいな」

静かに拍手が起きる。

深夜:ホテルのラウンジで

夜も更けて、ホテルのバーで軽く乾杯。

「ねえ、これってさ、ただの観光じゃないよね?」
ステファニーがつぶやく。

「うん、これは“友情の異文化交流”だよ」
JJがピースサインを作る。

志村:「異文化ってのはな…国の違いじゃない。“今日のお前”と“昨日のお前”の違いだよ」

みんな「おお〜〜〜っ!」と拍手して、
シンガポールの夜に、最初の笑いと涙が静かに溶けていった。

第2章:多文化にふれて、心が広がる日

午前:チャイナタウンに流れる“庶民の力”

朝9時。目の前には漢字の看板、線香の香り、そして市場の活気。
チャイナタウンは、眠っていない。

「この道をまっすぐ行くと、俺の母ちゃんの生家があるんだよ」
ジャック・ネオが指差すその先に、小さなレンガの家があった。

「えっ、本当に?映画のセットかと思った」
ジョアンが驚くと、ジャックがにやりと笑った。

「リアルってのはね、映画よりディテールが粗いけど、匂いがあるんだよ」

スリ・マリアマン寺院の門の前では、ステファニーが小さく手を合わせていた。
「信じてるわけじゃないけど…こういう場所って、なんだか“気”が流れてるよね」

そこに、志村けんがやってきて——

「ねえねえ、このライオンの像、なんで怒ってんの?俺のせい!?」
みんな笑いながら、彼を記念写真に押し込んだ。

「“尊重する”って、知識がなくても、感じることで始まるのね」
シェリルがそっとつぶやく。

昼:リトルインディアで色と香りの渦に巻かれる

「わあ…まぶしい!」
JJが思わず口にしたのは、リトルインディアのスリ・ヴィラマカリアマン寺院の色彩。

空に向かってそびえる彫刻の塔には、インド神話の神々がぎっしり。

「ここの神様って、みんな超リアルに怒ったり笑ったりするの。だから身近なんだよ」
ジョアンが語る横で、志村けんがポーズ。

「このポーズって、ヨガじゃなくて…もしかして“おしっこ我慢神”?」

シェリルが真顔で「それは多分違う」と切り返し、みんな爆笑。

ランチはムスタファセンター近くのベジカレー屋。バナナの葉の上に盛られる豆とスパイス。

「…辛い!けど、うまい!」
あなたの額から汗が流れる。

「文化って、舌で学ぶこともできるんだね」
JJが水を飲みながら微笑む。

午後:アラブストリートで静けさに出会う

午後の陽射しの中、アラブストリートへ移動。モスクの尖塔が空に向かってそびえていた。

「ここがサルタン・モスク。私のお気に入りの場所のひとつよ」
ステファニーが語る声は、なぜかひときわ静かだった。

モスクの中庭では、風がさらりと吹いていた。
「シンガポールの中に、こんな静けさがあるなんて…」

あなたがそう言うと、ジャックが静かに語った。

「この国はね、“多すぎるもの”がうまく混ざってできてる。
一滴の水みたいに、無色になるんじゃなくて、“全部の色を持ったまま透明”なんだよ」

夕方:ハジレーンで自由と表現に触れる

最後は、若者たちのアートと音楽が集まるハジレーンへ。

壁いっぱいに描かれたグラフィティ。どこを切り取っても絵になる。

JJがアコースティックギターを取り出す。
「じゃあ、即興でやってみる?」

志村けんが帽子をかぶり、踊り出す。ジョアンが小道具のサングラスを渡す。

あなたはカメラを構え、
シャッターを切るたびに、誰かの表情が笑いに変わっていった。

夜:多文化ディナーと“今日の気づき”

屋外のレストランで、マレー、中華、インド、中東の料理を少しずつシェアしながら、
全員が今日の感想を1人ずつ語った。

「違う文化って、怖いものじゃなくて、“もっと知りたい”って思えるものだね」
あなた

「違う色が重なるから、美しくなる。音楽と同じだよ」
JJ

「私は今日、“何もしないで受け取る”って大事だと思った」
ステファニー

「一歩下がると、全体が見えてくる。それが文化の面白さ」
シェリル

「混ざることって、我慢じゃなくて、遊び心でもあるんだよね」
ジョアン

「オレは…やっぱ腹こわしそう。でも、それも旅だなっ!」
志村けん

その夜、あなたは日記にこう記した。

「文化は言葉じゃなくて、音、匂い、手触り、そして“一緒に笑うこと”で心に入ってくる。
今日、世界がほんの少し優しく見えた。」

第3章:セントーサ島、笑って泳いで心ほどける1日

朝:ケーブルカーで空中の出発式

セントーサ島へ向かう朝、グループはマウント・フェーバーのケーブルカー乗り場に集合した。

「わあっ、高い…!」
ジョアンが思わず手すりをぎゅっと握る。

「ほら、怖い人はこれ飲んで!」
志村けんがカヤトースト型のミニ水筒を配り、乗車前から爆笑の渦。

ケーブルカーの中、海と街と空港の飛行機が見渡せる。

「人ってさ、上から見ると悩みがちっちゃくなるよね」
JJがつぶやくと、

「うん、だから映画も、人生も、“引きの絵”が大事なのよ」
ジャックが深く頷いた。

昼:ユニバーサル・スタジオで全力で笑う

セントーサ島に到着すると、今日のメインイベント――
ユニバーサル・スタジオ・シンガポールへ。

「ハリウッドゾーンでまず記念撮影ね!」
シェリルがリーダーシップを取りながらも、どこかワクワクした顔。

「じゃあ、アトラクションチーム分けしましょう」
ステファニーが提案して、グループは二手に分かれる。

【絶叫コース】

ジョアン、JJ、志村けん

【のんびりコース】

あなた、ステファニー、シェリル、ジャック

絶叫チーム(※命名:チーム“ギャー!”)

「志村さん、乗れるんですか本当に?」
「ワシ?得意だよ!…たぶん」

ハムナプトラの屋内ジェットコースターで、
志村けんが乗車前に「おしりが浮かんだら合格!」と叫ぶ。

中で…
「うおおおっ!浮いた!おしり浮いたーッ!…あ、帽子も飛んだァ!」

ジョアンは泣き笑い、JJは顔真っ青。写真は全員悲鳴顔でばっちり決まっていた。

のんびりチーム(※命名:チーム“癒し系”)

「ステファニー、こういうテーマパークって意外と来るの?」
「ううん、でもここは“非日常を練習する場所”って思ってるの」

ゆっくりしたアトラクションやショーを見ながら、ジャックがそっと耳打ち。

「昔、ここは軍用地だったんだよ。人の記憶って、塗り重ねていけるもんなんだ」

あなたはふと、**“自分の過去も、旅で上書きできるかもしれない”**と思った。

夕方:ビーチと夕陽、語らいの時間

パラワンビーチに移動し、ビーチタオルを敷いて寝転ぶ。

「空が…焼けてきた」
JJがギターを手に、柔らかいコードを奏でる。

志村けんが砂の上に、みんなの似顔絵を描き始める。
あなたの似顔絵はなぜか犬っぽくなっている。

「いやこれ誰!?」
「“文化犬”って設定で!世界を嗅ぎ分ける名探偵よ!」

笑いが波音に混ざり、夕陽がゆっくりと沈んでいく。

夜:ビーチクラブで語る“ほんとうのリゾート”とは?

最後は、Tanjong Beach Clubでディナー。
海風が心地よく、テーブルにはシーフードと冷たい白ワイン。

「セントーサって、遊びの島って思ってたけど…」
あなたがつぶやくと、

「本当の“リゾート”って、場所じゃなくて、自分がほどけることなんじゃない?」
ステファニーが静かに言った。

「ほどけるって、勇気がいるよね」
シェリルがワインを一口飲む。

「でも今日は、何回も笑って、何回も“素”が出たから…それでいいんじゃない?」
ジョアンが微笑む。

志村けんが真顔で言う。
「なぁ、“素の自分”ってのは、たまに“酢の物”みたいにしみるぞ」

「うまいこと言ったなぁ…」
全員がうなるように笑い、そのまま乾杯した。

その夜、あなたはふとこんなことをメモする。

「笑った分だけ、心の鎧がとれていく。
人と笑うって、ただ楽しいだけじゃなくて、“信じていいよ”ってことなんだ。」

第4章:伝統と美に触れ、静かに心を澄ます日

午前:クラークキーの川辺、歴史が流れる音

朝のクラークキーは、まだ観光客の姿が少なく、水面に空の青が映っていた。

「シンガポール川には、200年前の声がまだ残ってるんだ」
シェリルが、穏やかな声で語りかける。

「昔は貿易の拠点で、ボートの往来と船の叫び声がここにあった。
今は静かだけど、“過去を受け入れた静けさ”ってあるのよ」

あなたは川沿いのベンチに腰かけて、流れる水音をじっと聴いた。

「静かな場所に来ると、心の中の騒がしさが浮かび上がるんだね」

隣でJJが小さなメロディを弾いていた。
「静かさも音楽になるって…最近気づいた」

昼前:プラナカン博物館、美の奥にある記憶

「今日は、私の大好きな場所にご案内します」
ジョアンが案内役を引き受け、グループはプラナカン博物館へ向かう。

中に入ると、色鮮やかなビーズ刺繍の靴、精巧な陶器、金細工のアクセサリーが並ぶ。
その一つ一つに、静かに語る物語があった。

「この刺繍、見て。1足作るのに何ヶ月もかかるの。
だけど“おしゃれのため”だけじゃない。“生き方”が縫い込まれてるの」

ジョアンがそっと手を添えた靴の前で、志村けんが不思議な声を出す。

「うお…オレの靴と同じくらい愛されてる気がする…(でもすぐ穴あく)」

ステファニーがくすくす笑いながら言った。

「この国って、静かに誇りを持ってるよね。
“うるさく言わない”って、実はすごく強いことなんだと思う」

午後:バティック染め体験、沈黙の対話

次は、バティック(ろうけつ染め)体験工房へ。

色とりどりの染料、白い布、筆、そして…沈黙。

「言葉を使わずに、何かを表現する時間って…逆に自分と向き合うよね」
あなたが筆を持ったままつぶやくと、

「“描く”って、出すんじゃなくて、“出てくる”感じがある」
JJが布の端に、波の模様を描きながら言った。

「私は“母の手元”を思い出してる」
ジョアンが、丁寧に金の線を重ねていく。

志村けんの布には、なぜか「オレ参上」と染められた謎の文字。

「伝統工芸って、心が透明になるよね…でも志村さんは蛍光ピンク!?」

「文化に“正解”なんてないよ!」と叫びながら、志村けんがカラフルに笑った。

夕方:カフェで語らう“誇り”について

ティオン・バルのレトロなカフェに移動し、夕陽の差し込む店内で、旅の余韻をかみしめる。

「ねえ、今日みたいに静かな日って、心が何かを思い出すよね」
ステファニーが言った。

「うん。プラナカンの人たちも、“忘れない”ことでアイデンティティを守ってるのかも」
シェリルがカップを手に続けた。

「“誇り”ってさ、誰かに見せつけるもんじゃなくて、
**“誰かを責めないで、自分を好きでいられる強さ”**なんだと思う」

あなたはその言葉を静かにメモしながら、
“この旅で自分の誇りはなんだろう?”と考えていた。

夜:静かな灯りの中で

その夜、全員でホテルのテラスに出て、今日染めたバティックを並べて眺めた。

風が吹くたび、布がそよぎ、それぞれの色が混ざりながら光を受けていた。

「これ、旅の終わりに“友情の旗”にしない?」
ジョアンが提案すると、全員が笑ってうなずいた。

「ちゃんと志村さんの“オレ参上”も入れてね」

「当然だよ!それがなかったら、ただの“普通の文化”だろ?」

その夜、あなたは静かにこう記した。

「文化って、“誇り”を静かに持ち続けること。
何も語らずとも、色と形に残せば、心はちゃんと届く。」

第5章:自然と動物にふれて、命の優しさに包まれる日

朝:シンガポール動物園、瞳が語るもの

「シンガポール動物園は“檻がない”のが特徴なの」
シェリルが案内を始める。

「“閉じ込めないで、共に在る”という考え方なのね」

広い敷地を歩くと、木の枝からオランウータンがのんびりとぶら下がっていた。

「…この姿、憧れるなぁ」
ジョアンがポツリとつぶやく。

「なんで?」
あなたが聞くと、

「“がんばる”の反対は、“のんびり”じゃなくて、“ちゃんと生きてる”って感じがするの」

ふと、JJが望遠レンズを向けながら笑った。

「今のセリフ、歌詞に使えるかも」

昼:動物たちとピクニック(ほぼ本気)

芝生エリアにシートを広げて、手作りのサンドイッチとフルーツでピクニック。

「志村さん…そのサンドイッチ、誰に向けて作ったんですか?」
「オランウータンに…じゃなくて、君たち全員さ!」

動物たちを見ながら、静かにランチを楽しむ時間。

「人間って、食べながら話すと、心が緩むんだね」
ステファニーがトマトを頬張りながら言う。

「食事って、“一緒にいる”っていうシンプルな証明だもん」
ジャックがカップを掲げる。

午後:バードパラダイス、翼の向こうにあるもの

移動した先は、2023年に新しくオープンしたバードパラダイス。

色とりどりの鳥たちが頭上を飛び交う。

「うわ…カワセミがすぐそこに!」
あなたがシャッターを切ると、

「鳥ってさ、自由の象徴って言うけど、
本当は“どこにいても、美しく飛べる”存在なんじゃないかな」
JJの言葉に、ステファニーがうなずく。

「環境に閉じ込められずに、自分の色で羽ばたけたら、もうそれで幸せかもね」

夕方:ナイトサファリ、夜の静けさに包まれて

日が沈み、ナイトサファリの入り口へ。トラムに乗って出発。

ジャングルの中、ライトに照らされるライオン、象、ハイエナの姿。

「夜の動物って、“見る”というより“感じる”って感じね」
ジョアンが小さな声で言う。

「昼の人間は理屈で動いて、夜の動物は本能で生きてる。
その中間が“夢”なんだよな」
ジャックが珍しく詩的なことを言うと、

志村けん:「オレは夜になると腹が減る。それも本能」

トラムが草むらを抜け、星空の下へ出る。

夜:テラスの語り場で、“命”について話す

ホテルのテラスに戻ったあと、全員でキャンドルを囲んで座る。

「今日、なんだか優しい気持ちになった」
あなたがぽつりと言う。

「それって、自分の中の“誰かを守りたい気持ち”が目を覚ましたのかも」
シェリルが頷く。

「動物の目って、“怒り”も“疑い”もなくて…
ただ、“今、ここにいる”って訴えてくるんだよね」
ステファニーが目を細める。

「だからこそ、人間って、“傷つける力”を持ってることを忘れちゃいけない」
JJが静かに言う。

「“笑わせる”ってのはな、
誰かを悲しませないための、小さな武器なんだ」
志村けんが最後にぼそっと言った。

全員、静かにうなずき、目を閉じた。

その夜、あなたは手帳にこう記した。

「命と向き合うと、人間も“生きてる”だけで美しいと感じる。
思いやりは言葉じゃなくて、ただ隣に“いること”で伝わるのかもしれない。」

第6章:別れと新しい始まり、私たちの物語が生まれた日

朝:静かに始まる、最後の朝食

ホテルのダイニング。パンとコーヒーの香り。窓の向こうに朝の光。

「あと24時間で、この旅も終わっちゃうんだね」
あなたがつぶやくと、ステファニーが優しく笑った。

「でも、それって終わりっていうより、“章が変わる”だけよ」

「物語は終わらない。君が続けるならね」
JJがカメラを持ちながら、さりげなくシャッターを切る。

「この旅は、“現地案内”じゃなくて“心の交差点”だった気がする」
シェリルが言った。

「そうだ。観光じゃない。“共感”だったな」
ジャックがサンドイッチをかじりながら、珍しく真面目な声を出した。

午前:オーチャード通り、最後のおみやげ探し

「ここ、来てみたかった〜」
ジョアンがキラキラした目で、ブランド店を見渡す。

「でも買うより、見てるだけで元気になるってあるよね」
あなたも同じ気持ちだった。

志村けんは別行動で、ド派手なアロハシャツを試着中。

「なぁ!これどう!? “帰国しても心はシンガポール”って感じしない?」

全員:「…それは確かに感じる!」

昼:ティオン・バルのカフェで、最後の静かな時間

カフェのテーブルに、コピ(シンガポール式コーヒー)とカヤトーストが並ぶ。
外は少し曇り。だけど、テーブルの上はあたたかい。

「今日の午後、ちょっと時間ある?」
ステファニーがポーチから折りたたんだ布を取り出す。

それは、みんなで作った“バティックの友情旗”。

「この旗を…旅のしおりにしたいの。ページは心の中にあるから、
どこにいても開けるように」

JJが、旗をテーブルに広げた。そこには全員の色、形、想いがにじんでいた。

夜:クラークキーで“最後の晩餐”

シンガポール川沿いのレストランに、夜風が流れる。

料理は、旅で出会ったすべての文化を少しずつ盛りつけたスペシャルディナー。

中華、マレー、インド、プラナカン、洋風…
旅の7日間をテーブルに並べたようなプレート。

「最後に、一言ずついい?」
シェリルが提案し、みんなが順番に言葉を重ねる。

■ ステファニー

「旅は、心の窓を開けてくれるもの。私はあなたたちと一緒にいることで、自分の窓がもっと広くなった気がする」

■ JJ

「シャッターを押すたびに思ってた。“この瞬間を、誰かの心に残したい”って。たぶん、旅ってそのためにあるんだよね」

■ ジョアン

「自分の文化を語ることって、勇気がいる。だけど皆がちゃんと“聞いてくれた”から、私は安心して話せた。ありがとう」

■ ジャック

「この旅で気づいた。“笑える関係”ができたら、それが最高の文化交流なんだって。君たちは、最高の“観客”だったよ」

■ 志村けん

「オレは、ここで“言葉よりも伝わるもん”があるって知ったよ。お腹が減っても、笑ってりゃ心は満たされる!」

■ あなた

「この旅で、“文化”は特別なものじゃなくて、“毎日”の中にあるってわかった。
そして、人のやさしさって、場所を超えて響くものだって――
ありがとう。ずっと、この物語を大事にします。」

夜風の中で、最後のシャッター音

JJがグループ写真を撮る。
カメラのタイマーが点滅し、全員で肩を寄せた。

「はい、いくよ!3、2、1――」

カシャッ。

笑顔。風。光。
その瞬間に、“旅が物語になった”。

エピローグ:その後のあなた

日本に戻って数週間後。
机の上に、プラナカンの茶碗と、バティックの切れ端が飾られている。

手帳の最後のページに、こう記してあった。

「あの7日間は、短いけれど永遠の旅だった。
世界は広いけど、心がつながった瞬間、それはすぐそこにある。」

そして、スマホに届いたメッセージ。

JJ「次は、誰の街に行く?」

微笑みながら、あなたは答える。

“うちに来てよ。次の章は、こっちから始めよう。”

志村けんの最後のひとこと

……気づいたら、もう終わっちゃうのね、この旅。
あっという間だったけど、ぎゅっと詰まった7日間だったなぁ。

オレね、正直言うと、最初はちょっと心配だったのよ。
だって、シンガポールってさ、英語だし、多文化だし、みんな真面目そうだし……
「オレ、大丈夫か!? 浮かねぇか!?」って、ビビってたわけ。

でもさ、不思議だよね。
笑って、食べて、同じ景色を見てたらさ――心って、勝手につながるの。

言葉なんていらなかった。
難しいこと言わなくても、「今、ここにいる」っていう実感を共有できれば、
そこに友情は生まれるのよ。間違いなく。

オレさ、ずっと芸人やってきたけど、
この旅でね、「笑いは文化の一番やさしい入口」だって、あらためて思った。

誰かが笑えば、安心する。
誰かが泣けば、そっと寄り添える。
それが、人間の素の姿なんだよなぁ。

ステファニーの歌も、
ジョアンの感性も、
シェリルの言葉も、
JJの音楽も、
ジャックのユーモアも、
そして……あんたの笑顔も、
オレの心に、ちゃんと残ってるよ。

また行こうな、どっか。今度はオレが案内するからさ。
場所なんてどこでもいい。
“また一緒に笑える場所”が、旅の続きだからさ。

ありがとうな、ほんとに。
これからも元気で。
そして、たまには――

「アイ〜ン!」ってやってみ?心、ちょっと軽くなるぞ。

Short Bios:

あなた(主人公)

文化に触れる旅を愛する日本人。
「心でつながる旅」をテーマに、出会いや笑いを通して自分の世界を広げていく。

ステファニー・スン(孫燕姿)

シンガポールを代表する国民的シンガー。
柔らかな感性で、音楽だけでなく文化の“空気”を伝える力を持つ。

シェリル・フォックス

ニュースキャスター出身の知性派。
旅の中でも冷静に全体を見渡し、歴史や社会背景を言葉で伝える案内役的存在。

ジョアン・ペイク(Joanne Peh)

女優・文化人。
プラナカン文化や芸術への深い理解を持ち、美意識と探究心にあふれる自由人。

JJ・リン(林俊傑)

世界的に活躍するシンガポールの人気シンガーソングライター。
感受性が豊かで、音や写真を通して旅の瞬間を静かに残していく。

ジャック・ネオ(Jack Neo)

庶民派コメディ映画の名監督。
シンガポールの日常やリアルな文化をユーモアとともに描く、“笑って考える達人”。

志村けん(特別ゲスト)

日本のお笑い界を代表するレジェンド。
文化の壁も言葉の壁も、“笑い”で飛び越える旅の潤滑油的存在。

Filed Under: 世界1周シリーズ, 友達だったらシリーズ Tagged With: JJ Linシンガポール, アラブストリート街歩き, シェリル・フォックス旅案内, ジャック・ネオと旅, ジョアン・ペイク観光案内, シンガポール7日間モデルプラン, シンガポール文化体験旅行, シンガポール旅行ブログ, ステファニー・スン旅行, セントーサ島おすすめ, チャイナタウン観光体験, ティオンバルカフェ巡り, ナイトサファリ感想, バードパラダイス体験談, プラナカン文化紹介, リトルインディア旅行記, 多民族国家観光, 志村けん海外旅行記, 旅と友情ブログ, 笑って学べる海外旅行

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