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Imaginary Conversation

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Exploring the World Through Dialogue.

神に愛される人になる5つの方法

May 9, 2025 by WPX Admin Leave a Comment

はじめに – 美輪明宏 

皆さん、ようこそいらっしゃいました。
今日これから語られることは、難しい教えでも、堅苦しい戒律でもありません。
もっと優しくて、もっと根源的なこと。
それは——「神様に愛される人って、どんな人か?」という問いです。

神様というと、怖い存在、厳しい裁き手だと思っている方が多いでしょう。
でも私が感じる神様というのは、**ひたすらにやさしく、愛に満ちた“見守る存在”**です。
その神様に愛される人とは、完璧な人ではありません。
誰かを幸せにしようとする人。自分の心を丁寧に扱う人。美しい言葉を選ぶ人。

神様は、派手なことが好きなわけではないの。
むしろ、誰にも見られていない場所で、誰かを支えている“静かな優しさ”に目を留めてくださるの。
今日の対話を通じて、皆さんの中の“やさしい魂”が、そっと目覚めてくれたら嬉しいですわ。

(本稿に記されている対話はすべて仮想のものであり、実在の人物・発言とは関係ありません。)

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Table of Contents
はじめに – 美輪明宏 
素直な心と謙虚さが導く道
苦しみの中に宿る神の愛
日常の中での神との対話
神の心に近づく“愛”の実践
神の視点で生きるということ
終わりに – 美輪明宏

素直な心と謙虚さが導く道

登壇者:

  • 渡辺和子(モデレーター)

  • 松下幸之助

  • 斎藤一人

  • 美輪明宏

渡辺和子:

皆さま、今日は「神様に愛されるような人」になるための心のあり方を共に考えていきましょう。
私たちの心が素直で謙虚であるとき、神様はきっと微笑んでくださると思うのです。では、まずこの質問から始めさせてください。

【質問1】

「素直な心」とは、どのような心でしょうか?そして、それがなぜ神に愛される条件になるのでしょうか?

松下幸之助:

私は「素直な心」というのは、ものごとをあるがままに受け止める心やと思うんです。自分の考えに固執せず、相手の立場や真実に耳を傾けられる。これは経営でも人生でも、ほんまに大事ですわ。
人間は間違える。でも素直であれば、何度でもやり直せる。神様はね、頑固な人よりも、やり直しのきく人が好きやと思うんです。

斎藤一人:

素直っていうのはね、「ありがとう」って素直に言える心だと思うの。**すなお(素直)って、“す”が“すばらしい”で、“なお”が“なおる”**って書くのよ。だから、素直な人はどんどん良くなる。
神様はね、文句ばっかり言う人より、「うれしい!」「ついてる!」って言ってる人が好きなんだよ。だって、その方が聞いてて気持ちいいでしょ?

美輪明宏:

素直さは、魂の透明度とでも言いましょうか。世間に染まりすぎず、嘘をつかず、天の声を聴ける状態のことですわね。
私、よく「神様はいますか?」と聞かれますけど、神様がいるかいないかじゃないんです。あなたが神様に恥じない心を持っているかどうか、それが問題なの。

渡辺和子:

ありがとうございます。では、次の問いへ進みますね。

【質問2】

謙虚さを失うと、どのような問題が生じるのでしょうか?神様との関係において、謙虚であることはなぜ大切なのでしょう?

松下幸之助:

謙虚さをなくすと、成長が止まりますな。人の話を聞かなくなる、失敗から学べなくなる。
神様に愛されるっていうのは、「自分はまだまだや」という姿勢やと思うんです。わしは経営の神様やない。いつも学ばせてもろうてる立場やと、今でも思とる。

美輪明宏:

謙虚さを失った瞬間、人は自己中心になってしまいます。それはね、霊的にとても醜いこと。神様の視点から見ると、人間の美しさって、自分を小さくして他人を大きく扱う心にあるんです。
「私は偉い」って言う人ほど、神様は離れていきますわよ。

斎藤一人:

人間ってさ、「自分はすごいんだ!」って思ったときに、うまくいかなくなる仕組みがあるのよ。謙虚っていうのは、宇宙とのバランスを保つ鍵なんだな。
神様って、地味な人が好きなの。目立とうとせずに、人を喜ばせることを自然にやってる人が好き。

渡辺和子:

ありがとうございます。最後の問いへ進みましょう。

【質問3】

私たちが日常生活の中で「神様に愛される人」になるために、今日からできる具体的な行動とは何でしょうか?

松下幸之助:

毎日の**「おかげさま」という気持ち**を忘れんようにすることですわ。小さなことにも感謝する。掃除ひとつ、挨拶ひとつを、丁寧にやること。
成功したら自分の力やと思うのやなくて、「ありがたい」と思えるかどうかが大事やね。

斎藤一人:

一番カンタンで、一番効果があるのは、「ついてる!」って口に出すこと。
「ついてる!」って言ってる人には、神様も「この子、楽しそうだな」って応援したくなるんだよ。今日からすぐできるよ!

美輪明宏:

私は**「美しい言葉を使う」**ことをおすすめしますわ。言葉はね、魂の音色。
乱暴な言葉、愚痴、悪口…それらはすべて、神様の波動から遠ざかる音です。
優しい言葉を選ぶだけで、あなたのまわりに光が満ちてくるのです。

渡辺和子(まとめ):

ありがとうございます。
素直さは学びの入り口であり、謙虚さは魂の鏡。日常の言葉、行動、心の姿勢すべてが、神様との距離を決めているのかもしれませんね。
「神様に愛されるような人」になるとは、特別なことではなく、毎日の中の小さな選択の積み重ねなのだと、改めて感じました。

苦しみの中に宿る神の愛

登壇者:

  • 瀬戸内寂聴(モデレーター)

  • 塩沼亮潤

  • 手塚治虫

  • 美輪明宏

瀬戸内寂聴(モデレーター):

人は皆、人生の中で何度も苦しみに出会います。ですがそのときこそ、魂の深い場所で神様と向き合うチャンスでもあります。今日はその“苦しみ”と“神の愛”の関係について、皆さまと語ってまいりましょう。まずこの質問から始めますね。

【質問1】

なぜ神様は、愛する人にさえ苦しみを与えるのでしょうか?

塩沼亮潤:

はい、それはよく聞かれる質問です。私自身、千日回峰行の中で、死と隣り合わせの苦しみを経験しました。
でも、その中で感じたのは「本当の慈悲とは、甘やかすことではない」ということです。
神様は、私たちが魂の成長を遂げるために、“ちょうどいい苦しみ”を与えてくださっている。
苦しみの最中にこそ、人は本当に謙虚になり、感謝を学び、真の優しさを身につけるのです。

手塚治虫:

漫画を描いていても、登場人物を“成長させる”には、必ず試練が必要なんですよ。
人間ドラマは、苦しみからしか生まれない。
私が『ブッダ』を描いたのも、人間の苦しみとその意味を描きたかったからです。
神様は残酷なんじゃない。むしろ、すべての試練に“意味”という名の愛を込めているんです。

美輪明宏:

神様は、私たちの“演じている仮面”を剥がすために苦しみを使うことがあります。
苦しみに遭ったとき、何が本当に大切かが浮かび上がってくる。名誉も金も人気も消える中で、残るのは愛だけ。
愛に立ち返るチャンスとして、苦しみは贈られるのです。神様は、決して人を見捨てない。

瀬戸内寂聴:

ありがとうございます。では、次の問いに進みましょう。

【質問2】

苦しみの中で神様の存在を信じ続けるには、どうすればよいのでしょう?

塩沼亮潤:

呼吸するように、「ありがとうございます」と唱えるんです。意味がわからなくてもいい。心が閉ざされる前に、感謝の言葉で扉を開く。
そうすると、不思議と神様の温もりが感じられてくるんです。苦しみに対して「なぜ?」ではなく、「これも与えられた道」と捉えることです。

手塚治虫:

私は医学を学んだ経験から、命の尊さをずっと考えてきました。
病や死は無慈悲に見えます。でも、命が短いからこそ、1秒が愛しく、尊くなる。
神様がいると信じるというより、「信じた方が、ずっと生きやすい」と思います。

美輪明宏:

人間は、光のある方を向いて生きるようにできています。
その“光”が神様なんです。だから、苦しいときほど、背を向けずに光に目を向ける練習をしてください。
そして、**芸術・自然・愛ある言葉に触れること。**それが神様と再接続する手助けになりますわ。

瀬戸内寂聴:

では、最後の問いを。

【質問3】

苦しみを経験した人が、他者にできることは何でしょうか? 神様に愛される人は、どう他者と関わるべきでしょうか?

塩沼亮潤:

自分の苦しみを、他者への“理解”に変えること。
苦しみを知る者だけが、本当の優しさを持てる。
だからこそ、助けを求める声に敏感であってほしい。神様に愛される人とは、“他人の痛みに耳を傾ける人”です。

手塚治虫:

だからこそ、私は物語を描くことにこだわったんです。
人は他人の苦しみを理解できない。でも、物語なら寄り添える。
**自分の苦しみを、誰かの心の支えにする勇気。**それが人間の尊さであり、神の愛を広げる手段だと思います。

美輪明宏:

優しさを惜しまないこと。微笑みひとつ、言葉ひとつで、人は救われます。
傷ついた人が「私は人を傷つけない」と決意したとき、その人はすでに神様の愛の道を歩いています。

瀬戸内寂聴(まとめ):

苦しみの中に、神の愛が隠されている——
それを見抜く目を持てるようになるには、やはり愛を忘れずに生きることです。
神様は決して「楽な道」をくれる方ではありません。でも「共に歩んでくださる方」です。
今日の言葉が、今つらい中にいる方の小さな光になりますように。

日常の中での神との対話

登壇者:

  • 坂村真民(モデレーター)

  • 美輪明宏

  • 中村天風

  • 斎藤一人

坂村真民(モデレーター):

こんにちは。詩を書いてきた私にとって、神様との対話とは、日々の暮らしの中でふと見える光のようなものです。
今日は皆さんと一緒に、「日常の中でどう神様とつながるか」について語り合えたらと思います。
まずは、最も基本的なこの問いから始めましょう。

【質問1】

私たちは日常のどんな瞬間に、神様と対話しているのでしょうか?

美輪明宏:

神様との対話って、特別な儀式じゃないのよ。
**朝の一杯の水を「ありがとう」と飲むとき、**それが神様との会話です。
神様ってね、派手なことよりも「日々を丁寧に生きる人」を好むのよ。
洗濯をする、部屋を掃除する、おにぎりをにぎる…そういう中に神様はそっといるのよ。

中村天風:

私はね、呼吸そのものが神とのつながりだと思っている。
「今、息をしている」という当たり前のことに感謝する心。それが神への合掌です。
目を閉じて、心を静かにすれば、宇宙そのものがあなたに話しかけているのがわかる。
その声を聞ける心の状態をつくること。それが「内なる対話」やね。

斎藤一人:

神様って、案外お茶目でやさしい存在なのよ。
朝起きたときに「おはようございます、神様」って言ってみな?
運がよくなるよ(笑)
**神様ってね、呼ばれるのが大好きなの。**だから名前を呼んで、日常の中に“招く”ことが大切。
難しく考えなくていいの。楽しく呼んじゃえばいいんだよ。

坂村真民:

ありがとうございます。では、次の問いへまいります。

【質問2】

日常の忙しさやストレスの中でも、神様とのつながりを保つにはどうしたらよいでしょうか?

美輪明宏:

まず、心の掃除をすることね。
怒りや不満、嫉妬、イライラ…そういった“霊的なほこり”をため込むと、神様の声が届かなくなるの。
静かな音楽、香りのよいお茶、やさしい言葉。
そういう“美しいもの”を日常に取り入れて、自分を整えると、神様がそばに来てくださるのよ。

中村天風:

心の波が荒れていると、神様の電波はキャッチできん。
だから、深呼吸と一点集中。
1分でもいい。立ち止まり、静けさに身を置く習慣を持つこと。
ストレス社会に生きるならこそ、意識して“神のチャンネル”に合わせる練習が必要ですな。

斎藤一人:

人間ってさ、「忙しい」って言い訳しすぎなんだよね。
「神様、今バタバタしてるけど、ありがとう!」って一言でOK!
呼吸を合わせるとか、気持ちを整えるとか、もちろん大切だけど、
その前に**「心が通ってるか」が一番大事**。神様って、ちょっとした気持ちにすごく敏感なんだよ。

坂村真民:

最後の問いです。では、もう一歩深めてみましょう。

【質問3】

「神様に愛される人」は、日常でどのような行動や言葉を選んでいるのでしょうか?

美輪明宏:

美しい言葉を話すこと。
たとえば、「ついてない」じゃなくて、「これで済んでよかった」と言う。
それだけであなたの魂は変わります。
神様はね、そういう言葉の響きが大好き。
言葉は祈り。日常が祈りになれば、あなたの人生は変わりますわ。

中村天風:

神様に愛される人はね、一貫性がある。
心で思ってることと、口にすることと、行動が一致している。
だから、嘘をつかない。無理に笑わない。でも、誠実に生きようとする姿勢がある。
その生き方が、神の目には何より美しい。

斎藤一人:

僕が一番好きな言葉はね、「ありがとう」なんだよ。
これ、神様の好きな魔法の言葉なの。
「ありがとう」をたくさん言う人は、どんどん幸せになっちゃうの。
つらくても、「ありがとう」って言ってごらん?神様が「あ、この子、かわいいな」って応援しに来るよ!

坂村真民(まとめ):

「神様との対話」とは、祈りでもあり、呼吸でもあり、言葉でもある。
日常そのものが神との対話になるような生き方を、私たちは選べるのです。
私の好きな詩に「念ずれば花ひらく」があります。
心を静かにして、優しく生きること。そうすれば、あなたの中にある“神の声”がきっと聞こえてくるでしょう。

神の心に近づく“愛”の実践

登壇者:

  • 渡辺和子(モデレーター)
  • 瀬戸内寂聴
  • 出口王仁三郎
  • 斎藤一人

渡辺和子(モデレーター):

今日は「愛」という言葉を深く見つめてみたいと思います。
神様は“愛そのもの”とも言われます。では、その神の愛に近づくには、私たちはどんなふうに人を愛せばよいのでしょう?
まずはこの問いから始めましょう。

【質問1】

私たちが“愛のある人”として神様に近づくには、どんな愛の形が必要なのでしょうか?

瀬戸内寂聴:

愛というと、恋や母性がよく語られますが、本当に尊いのは「無償の愛」です。
見返りを求めない、ただ相手の幸せを願う心。
それは時に傷つくし、報われないこともあります。でも、そこに
魂の輝きがある
のです。
神様に愛される人というのは、そうした献身的な優しさを日常に自然と溶け込ませている人です。

出口王仁三郎:

神の愛とは、包む愛、赦す愛、育む愛じゃ。
人を裁かず、違いを受け入れ、弱き者を見捨てない。
「この人は自分とは違うけれど、神が創られた存在である」と思えるかどうかじゃ。
つまり、神の視点で人を見ること、それが愛の第一歩なのじゃ。

斎藤一人:

人ってさ、「あの人が変わってくれたらいいのに」と思いがちだけど、
愛ってのは、相手を変えることじゃなくて、自分が笑顔でいることなんだよ。
そしたら自然と、相手も変わっちゃうの(笑)
神様って、“人を喜ばせることを喜ぶ人”が大好きなんだよね。
だから、今日誰かをちょっとでも笑わせたら、それだけで神様に「いいね!」ってされてるんだよ。

渡辺和子:

ありがとうございます。では、次の問いに移ります。

【質問2】

“愛ある人”であり続けるために、どんな心の習慣が必要ですか?

瀬戸内寂聴:

私は、「許すことを習慣にする」と決めています。
人を恨むと、その重さが自分の魂を曇らせてしまう。
許すというのは、自分を軽くすることでもあるんですね。
毎日、「あの人にも苦しみがある」と思って、心を静かにすること。
それが、愛を持ち続ける秘訣です。

出口王仁三郎:

毎朝「今日は誰に慈しみを与えるか」と天に問うことじゃ。
愛とは、“与える準備”のことじゃ。
与えるというのは、金やモノだけではない。言葉、微笑み、沈黙、すべてが愛の道具となる。
神に近づく者は、「今日は誰を愛するか」という問いを毎朝持っているのじゃ。

斎藤一人:

「ありがとう」を10回言ってから出かけるんだよ(笑)
そうするとね、心がやわらかくなって、人にもやさしくなれる。
あとね、“人の長所を口にする”っていう習慣、すごくいいよ。
「この人、こういうとこ素敵だな~」って言うと、自分も気分よくなるし、周りも明るくなるの。
神様も「おお、また褒めてるぞ」って笑ってると思うよ。

渡辺和子:

では、最後の質問です。

【質問3】

社会や世界がギスギスしている今だからこそ、「神様に愛される人」として、どんな行動を選ぶべきでしょうか?

瀬戸内寂聴:

声なき人の代弁者になること。
社会の中で小さくされている人、届かない声を抱えた人に寄り添う行動。
愛とは「そばにいること」。沈黙の中で寄り添う勇気を持ってほしいと思います。

出口王仁三郎:

人を分断する言葉を避けよ。
和合こそ神の心。
政治、宗教、立場の違いを超えて「共に祈る」ことができるかどうか、それが試されておる。
わしらが神様に愛されたいなら、まず互いを愛そうとする努力をせねばならん。

斎藤一人:

今ってさ、みんなピリピリしてるからこそ、“ゆるキャラ”みたいな人が必要なんだよ(笑)
怒らず、笑って、場をやわらかくする人。
そういう人がね、実は一番神様に愛されてるんだと思うの。
「自分が世界の空気を明るくしよう」って思って生きてみて。それだけで全然違うよ。

渡辺和子(まとめ):

神様の愛に近づくというのは、遠い理想ではありません。
ひとつひとつの小さな愛の実践が、私たちを神に近づけてくれるのです。
誰かを傷つけない。誰かを笑顔にする。許すことを忘れない。
その積み重ねこそが、最も確かな信仰の証なのかもしれません。

神の視点で生きるということ

登壇者:

  • 中村天風(モデレーター)
  • 出口王仁三郎
  • 手塚治虫
  • 坂村真民

中村天風(モデレーター):

諸君、今日は「神の視点で生きるとは何か?」について語ろう。
人間は目の前の出来事に心を奪われすぎて、魂の高さを忘れがちだ。
だが、もし神が人間を見つめているとしたら——
その眼差しの中に、真の生き方がある。
ではまず、この問いから入ろう。

【質問1】

神様の視点とは、私たちの日常の視点と何が違うのでしょうか?

出口王仁三郎:

神の視点は、善悪を超えた愛の視点じゃ。
この世では「悪」とされる者も、神にとっては成長の途中にある魂。
だから神は裁かぬ。ただ、見つめておられる。
人間が「正しさ」にとらわれて争うとき、神は**「その心の動機」を見ておられる**のじゃ。

手塚治虫:

私は漫画家として「神の視点」を意識することが多かったです。
キャラクターを上から見ると、それぞれに事情と背景がある。
それを知ると、簡単に悪役にはできない。
人間社会でも同じ。神様の目には、加害者も被害者も、迷っている魂同士かもしれません。

坂村真民:

神の視点は、限りなく優しく、静かで、深いものです。
私の詩にもあります。「咲かぬ花をせめるな」
神は、咲けぬ花に怒らず、水を与え、陽を送る。
人間が「できぬ」「足りぬ」と嘆くその瞬間、神はただ祈るように見守ってくださっているのです。

中村天風:

実に興味深い。
つまり、神の視点とは、「非難」でも「期待」でもなく、無限の理解と共鳴じゃな。
では次の問いに進もう。

【質問2】

私たちは日常で“神の視点”をどう実践すればいいのでしょうか?

出口王仁三郎:

まずは、人を責める前に、背景を想像せよ。
「なぜこの人はこうなったのか」と神の目で見るのじゃ。
また、自分に対しても、怒らず、咎めず、見守る心を持て。
神は「裁き」より「導き」を望んでおられる。わしらもそうあらねばならん。

手塚治虫:

現実的に言えば、誰にでも「物語」があると思って接することです。
レジの対応が遅い人も、無愛想な人も、きっと事情がある。
そう考えることで、怒りや苛立ちは“理解”に変わる。
それが神様の視点への小さな一歩になるんです。

坂村真民:

私は「念ずる心」が鍵だと思います。
他人を見て「なぜ?」と思ったとき、心の中で「この人が今日、光に包まれますように」と念じてみてください。
それだけで、神のまなざしがあなたの中に宿ります。

中村天風:

諸君、それは心のトレーニングにもなるな。
神の視点とは、「感情」ではなく「意志」で見る目でもある。
では、最後の問いだ。

【質問3】

“神の視点”で生きる人が、社会に与える影響とは?

出口王仁三郎:

そのような者が一人いるだけで、空気が変わる。場が浄まる。
神に近づく人は、怒りの火に水を注ぎ、憎しみの場に祈りをもたらす。
今の時代こそ、そうした沈黙の灯火のような人が求められておる。

手塚治虫:

“神の視点”を持った人は、対立よりも共感を広げる人になります。
戦争も差別も、みな「私が正しい」という目から生まれる。
でも、神様の目で見れば、「違う」ということは「悪」ではない。
多様性を受け入れる力こそ、社会の進化なんです。

坂村真民:

神の視点で生きる人は、傷ついた人のそばに静かにいる人です。
目立たなくても、その人の存在はまわりの魂を癒し、優しく変えていく。
一輪の花のように、誰に見られずとも、光を放っているのです。

中村天風(まとめ):

諸君、今日の対話を通して見えてきたのは、
神の視点とは、正しさではなく、愛と理解の深さじゃということだ。
それを日常に持ち帰り、呼吸の中に、言葉の中に、生き方の中に織り込んでくれたまえ。
そうすれば、神様に愛されるだけでなく、君自身が“神の愛の通路”になるであろう。

終わりに – 美輪明宏

皆さん、5つのお話を通して何を感じられたかしら。
「素直さ」「苦しみ」「日常」「愛」「神の視点」——
どれも特別なことじゃないのよ。
ただ、今日から少しだけ、自分の心の扱い方を変えてみること。

怒りそうになったら、美しい言葉に変えてみる。
誰かに傷つけられたら、無理に許さなくてもいいけど、「この人にも何か事情があるのかも」と思ってみる。
誰かを笑わせたり、感謝を伝えたり、小さな光を灯すような生き方。
それがね、神様にとって一番うれしいことなのよ。

神様は、上ではなく、あなたの中にいらっしゃるの。
その“神の目”で世界を見るようになったとき、
あなた自身が、誰かにとっての“神様の使い”になるのですわ。

どうか、あなたの人生が、やさしさと静かな誇りに満ちたものとなりますように。
神様は、いつでも、あなたを愛していらっしゃるのよ。

プロフィール:

美輪明宏(みわ・あきひろ)
歌手・俳優・霊的思想家。美と愛の哲学をもとに、スピリチュアルな視点から人々の心の浄化を提唱。神のような視点での生き方をやさしく語る。

渡辺和子(わたなべ・かずこ)
ノートルダム清心学園理事長、カトリック修道女。ベストセラー『置かれた場所で咲きなさい』で知られ、謙虚さと祈りを軸にした生き方を伝えた。

斎藤一人(さいとう・ひとり)
実業家・著述家。ユーモアを交えた語り口で、運や言霊を活かす生き方を説く。日常を明るく生きることが神の祝福につながると伝える。

塩沼亮潤(しおぬま・りょうじゅん)
大峯千日回峰行を成し遂げた修験道の高僧。極限の修行体験を通じて、忍耐と慈悲の中に宿る神仏の愛を語る。

手塚治虫(てづか・おさむ)
漫画家・医師。『ブッダ』や『火の鳥』などで知られ、人間の苦悩と魂の成長を描いた。創作を通じて神のまなざしを問い続けた哲学的表現者。

坂村真民(さかむら・しんみん)
仏教詩人。「念ずれば花ひらく」など魂に響く詩を多数残す。日常の小さな祈りの中に神仏を見出す精神性を持つ。

中村天風(なかむら・てんぷう)
思想家・心身統一法の創始者。「人生は心の持ち方次第」と説き、神と宇宙の調和の中で生きる術を伝えた近代の精神指導者。

出口王仁三郎(でぐち・おにさぶろう)
大本教の教祖・神道家・霊的指導者。宇宙的視野から神の愛と人類の進化を語り、神の目から世界を見る教えを広めた。

瀬戸内寂聴(せとうち・じゃくちょう)
作家・僧侶。愛・性・死をテーマに数々の文学作品を残し、晩年は仏門に入り法話を通じて慈悲と許しの心を広めた。

松下幸之助(まつした・こうのすけ)
パナソニック創業者。「素直な心」を経営哲学とし、神様に応援される生き方を探求した日本の実業界の哲人。

Filed Under: 仮想対談 Tagged With: 中村天風 哲学, 信仰と行動, 出口王仁三郎 霊性, 坂村真民 詩, 塩沼亮潤 修行, 愛の実践方法, 手塚治虫 ブッダ, 斎藤一人 愛, 日常の祈り, 渡辺和子 メッセージ, 瀬戸内寂聴 愛, 神との対話, 神に愛される人になる方法, 神に近づく方法, 神の視点とは, 神様に愛される人, 神様に愛される生き方, 素直な心とは, 美輪明宏 神様, 苦しみと神, 霊性の高め方

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