はじめに東野圭吾『時生』には、読み終えたあとも簡単には消えない問いがあります。「この人生は、生まれてきてよかった人生だったのか。」時生は若くして重い病気を抱え、長く生きられない可能性があります。父の拓実は、自分自身も幼い頃から親への怒りや「捨てられた」という傷を抱えて生きてきました。そして物語は、未来の息子が若い父親のもとへ現れるという、不思議な時間の交差へ進んでいきます。今回の仮想対話では、河合隼雄、岸見一郎、國分功一郎、江原啓之、並木良和の5人に、『時生』をめぐるいくつもの難しい問いを考えてもらいました。短い人生にも意味はあるのか。親から受けた傷は、大人になってからどこまで人生を左右するのか … [Read more...] about 東野圭吾『時生』を深く読む|親子・運命・人生の意味を5人が語る

