はじめに 들어가며
日本と韓国。
일본과 한국.
近い二つの国で生きる若者たちは、違う悩みを抱えているように見えます。
가까운 두 나라에서 살아가는 청년들은 서로 다른 고민을 안고 있는 것처럼 보입니다.
日本では、部屋から出られなくなった若者がいます。
일본에는 방에서 나오지 못하게 된 청년이 있습니다.
韓国では、毎日図書館へ通い、10時間勉強しても「自分は遅れている」と感じる若者がいます。
한국에는 매일 도서관에 가서 10시간씩 공부하면서도 ‘나는 뒤처지고 있다’고 느끼는 청년이 있습니다.
一人は止まっているように見える。
한 사람은 멈춰 있는 것처럼 보입니다.
もう一人は走り続けている。
또 한 사람은 계속 달리고 있습니다.
ところが二人の心には、同じ言葉がありました。
그런데 두 사람의 마음속에는 같은 말이 있었습니다.
「自分だけ遅れている。」
“나만 뒤처지고 있다.”
第11話から、斎藤一人、春木開、武田双雲、チャン・ウォニョン、キム・チャンオク、キム・ミギョンの6人が初めて一緒に動き始めます。
제11화부터 사이토 히토리, 하루키 카이, 다케다 소운, 장원영, 김창옥, 김미경 여섯 사람이 처음으로 함께 움직이기 시작합니다.
ここで6人が知るのは、日本と韓国の「違い」だけではありません。
여기서 여섯 사람이 알게 되는 것은 일본과 한국의 ‘차이’만이 아닙니다.
その違いの奥にある、驚くほど似た気持ちです。
그 차이 속에 숨어 있는 놀라울 만큼 닮은 마음입니다.
人に迷惑をかけたくない。
남에게 폐를 끼치고 싶지 않다.
家族を失望させたくない。
가족을 실망시키고 싶지 않다.
みんなより遅れたくない。
다른 사람들보다 뒤처지고 싶지 않다.
弱いと思われたくない。
약한 사람으로 보이고 싶지 않다.
そして何より、
그리고 무엇보다,
「自分はちゃんと生きているのだろうか。」
“나는 제대로 살아가고 있는 걸까.”
という不安です。
라는 불안입니다.
第11話では、日本と韓国の二人の若者が「違う生き方の中にある同じ孤独」と出会います。
제11화에서는 일본과 한국의 두 청년이 ‘서로 다른 삶 속에 존재하는 같은 외로움’을 발견합니다.
第12話では、家族を愛することと、自分を犠牲にすることの違いを考えます。
제12화에서는 가족을 사랑하는 것과 자신을 희생하는 것의 차이를 생각합니다.
そして第13話。
그리고 제13화.
6人は最後に、一つの問いを自分たちへ投げかけます。
여섯 사람은 마지막으로 하나의 질문을 자신들에게 던집니다.
「結局、誰が一番ポジティブだったのか?」
“결국, 누가 가장 긍정적이었을까?”
斎藤一人なのか。
사이토 히토리일까.
ウォニョンなのか。
원영일까.
それとも、ほかの4人なのか。
아니면 다른 네 사람일까.
けれど、13話を通して彼らが見つけた答えは、その誰でもありませんでした。
하지만 13개의 이야기를 지나며 그들이 발견한 답은 그 누구도 아니었습니다.
これは、日本と韓国のどちらが幸せかを決める物語ではありません。
이것은 일본과 한국 중 어느 나라가 더 행복한지를 정하는 이야기가 아닙니다.
どちらの生き方が正しいかを決める物語でもありません。
어느 쪽의 삶이 더 옳은지를 정하는 이야기도 아닙니다.
二つの国を行き来したからこそ見えてきた、もっと人間的な問いです。
두 나라를 오갔기에 비로소 보이기 시작한, 더 인간적인 질문입니다.
人は苦しい日に、どうすれば明日まで希望を残せるのか。
사람은 힘든 날, 어떻게 내일까지 희망을 남겨둘 수 있을까.
その最後の答えを探す、3つの物語です。
그 마지막 답을 찾아가는 세 개의 이야기입니다.
(本稿に記されている対話はすべて仮想のものであり、実在の人物・発言とは関係ありません。)
第10話 強くなければならない青年 - 제10화 강해야만 하는 청년

午後六時半。
오후 6시 30분.
釜山。
부산.
港には夕方の風が吹いていた。
항구에는 저녁 바람이 불고 있었다.
フェリーの音。
여객선 소리.
カモメ。
갈매기.
遠くに見える大きな橋。
멀리 보이는 큰 다리.
その海沿いのベンチに、一人の青年が座っていた。
바닷가 벤치에 한 청년이 앉아 있었다.
21歳。
스물한 살.
名前はヒョヌ。
이름은 현우.
数週間後、兵役へ行く予定だった。
몇 주 뒤 군 복무를 시작할 예정이었다.
ヒョヌは子どものころから、よく言われてきた。
현우는 어릴 때부터 이런 말을 자주 들으며 자랐다.
「男なんだから。」
“남자잖아.”
「しっかりしなさい。」
“정신 차려야지.”
「弱いことを言うな。」
“약한 소리 하지 마.”
「家族を守れる男になれ。」
“가족을 지킬 수 있는 남자가 돼야지.”
誰かが悪意を持って言ったわけではない。
누군가 악의를 가지고 한 말은 아니었다.
父親も。
아버지도.
祖父も。
할아버지도.
学校の先生も。
학교 선생님도.
友人たちも。
친구들도.
似たような言葉を使っていた。
비슷한 말을 했다.
だからヒョヌも、それが普通だと思っていた。
그래서 현우도 그것이 당연하다고 생각했다.
怖くても言わない。
무서워도 말하지 않는다.
泣きたくても泣かない。
울고 싶어도 울지 않는다.
分からなくても分かったふりをする。
몰라도 아는 척한다.
疲れても大丈夫と言う。
지쳐도 괜찮다고 말한다.
それが「強い男」だと思っていた。
그게 ‘강한 남자’라고 생각했다.
ところが、兵役の日が近づくにつれて、眠れなくなった。
하지만 입대 날짜가 가까워질수록 잠을 잘 수 없게 됐다.
夜中に何度も目が覚める。
새벽에 몇 번이나 잠에서 깼다.
胸が苦しくなる。
가슴이 답답해졌다.
未来のことばかり考える。
앞날 생각만 계속 났다.
軍隊。
군대.
就職。
취업.
大学復学。
대학 복학.
父親の店。
아버지의 가게.
家族。
가족.
全部が一度に押し寄せてくる。
모든 것이 한꺼번에 밀려왔다.
ある夜。
어느 날 밤.
父親が食卓で言った。
아버지가 식탁에서 말했다.
「行けば慣れる。」
“가면 다 적응해.”
ヒョヌはうなずいた。
현우는 고개를 끄덕였다.
「うん。」
“응.”
「男なら一回は通る道だ。」
“남자라면 한 번은 겪는 일이야.”
「うん。」
“응.”
「帰ってきたら就職も考えないとな。」
“다녀오면 취업도 생각해야지.”
「うん。」
“응.”
ヒョヌは何度も同じ返事をした。
현우는 계속 같은 대답만 했다.
その夜。
그날 밤.
自分の部屋で一人になった。
자기 방에 혼자 남았다.
スマートフォンを開く。
스마트폰을 열었다.
友人とのチャット。
친구들과의 단체 채팅방.
誰かが書いていた。
누군가 메시지를 올렸다.
「軍隊なんてすぐ終わるって。」
“군대 금방 끝나.”
別の友人。
다른 친구가 답했다.
「怖がってるやついる?」
“설마 무서운 사람 있냐?”
笑う絵文字が並んだ。
웃는 이모티콘이 이어졌다.
ヒョヌも笑う絵文字を一つ送った。
현우도 웃는 이모티콘 하나를 보냈다.
本当は。
사실은.
一番怖がっているのは、自分だった。
가장 무서워하고 있는 사람은 자신이었다.
数日後。
며칠 뒤.
ヒョヌは大学の相談員に呼ばれた。
현우는 대학 상담사와 이야기를 나누게 됐다.
理由は、友人の一人が心配したからだった。
한 친구가 걱정되어 상담실에 알렸기 때문이었다.
最近ほとんど眠っていない。
최근 거의 잠을 자지 못하고 있다.
酒を飲む回数が増えた。
술을 마시는 횟수가 늘었다.
誰とも会わない日がある。
아무도 만나지 않는 날이 생겼다.
それでも本人は、
그런데도 본인은,
「大丈夫です。」
“괜찮습니다.”
と言い続けている。
라고 계속 말했다.
その相談が、三人へ届いた。
그 상담 내용이 세 사람에게 전달됐다.
チャン・ウォニョン。
장원영.
キム・チャンオク。
김창옥.
キム・ミギョン。
김미경.
三人は釜山へ向かった。
세 사람은 부산으로 향했다.
移動中。
이동하는 동안.
ウォニョンが聞いた。
원영이 물었다.
「今回は、どういうポジティブ競争にします?」
“이번에는 어떤 긍정 경쟁을 할까요?”
キム・ミギョンが少し考えた。
김미경이 잠시 생각했다.
「誰が一番早く、彼を強くするか。」
“누가 가장 빨리 그를 강하게 만드는지.”
ウォニョンがうなずきかけた。
원영은 고개를 끄덕이려 했다.
でもキム・チャンオクが笑った。
하지만 김창옥이 웃었다.
「今回は、それをやめましょう。」
“이번에는 그걸 하지 맙시다.”
二人が見る。
두 사람이 바라봤다.
「彼はもう、強くなろうとしすぎています。」
“그는 이미 너무 오랫동안 강해지려고 애써왔습니다.”
「では何を競うんですか?」
“그럼 뭘 겨루죠?”
キム・チャンオクは答えた。
김창옥이 대답했다.
「誰が一番早く、弱いことを言っても安全だと思わせられるか。」
“누가 가장 먼저 약한 말을 해도 안전하다고 느끼게 할 수 있는지 해봅시다.”
ウォニョンは笑った。
원영은 미소 지었다.
「それ、いいですね。」
“그거 좋네요.”
三人がヒョヌと会ったのは、海沿いの小さな食堂だった。
세 사람이 현우를 만난 곳은 바닷가의 작은 식당이었다.
ヒョヌは少し緊張していた。
현우는 조금 긴장해 있었다.
「今日はありがとうございます。」
“오늘 와주셔서 감사합니다.”
キム・チャンオクが聞いた。
김창옥이 물었다.
「緊張してます?」
“긴장돼요?”
ヒョヌはすぐ答えた。
현우는 바로 대답했다.
「大丈夫です。」
“괜찮습니다.”
三人が顔を見合わせた。
세 사람이 서로를 바라봤다.
ウォニョンが少し笑った。
원영이 조금 웃었다.
「一回目ですね。」
“첫 번째네요.”
ヒョヌが首をかしげる。
현우가 고개를 갸웃했다.
「何がですか?」
“뭐가요?”
「『大丈夫です』。」
“‘괜찮습니다’요.”
ヒョヌも少し笑った。
현우도 조금 웃었다.
料理が運ばれてきた。
음식이 나왔다.
温かいスープ。
따뜻한 국.
ご飯。
밥.
魚。
생선.
四人はしばらく普通に食事をした。
네 사람은 한동안 평범하게 식사를 했다.
兵役の話はしなかった。
군대 이야기는 하지 않았다.
就職の話もしなかった。
취업 이야기도 하지 않았다.
食事の途中。
식사 도중.
キム・チャンオクが聞いた。
김창옥이 물었다.
「ヒョヌさん。」
“현우 씨.”
「最近、一番よく聞かれる質問は何ですか?」
“요즘 가장 자주 듣는 질문이 뭔가요?”
ヒョヌは考えた。
현우는 생각했다.
「軍隊、怖くない?」
“군대 안 무섭냐?”
「どう答えます?」
“뭐라고 대답해요?”
「別に。」
“별로.”
「本当は?」
“진짜는요?”
ヒョヌは笑った。
현우는 웃었다.
「別に。」
“별로요.”
キム・チャンオクも笑った。
김창옥도 웃었다.
「二回聞いて同じなら、三回目いきます。」
“두 번 물어도 같으니 세 번째로 가볼게요.”
「本当は?」
“진짜로요?”
ヒョヌの笑顔が少し止まった。
현우의 웃음이 조금 멈췄다.
長い沈黙。
긴 침묵.
そして小さく答えた。
그리고 작게 대답했다.
「怖いです。」
“무서워요.”
三人とも、すぐには何も言わなかった。
세 사람 모두 바로 아무 말도 하지 않았다.
ヒョヌは続けた。
현우는 말을 이어갔다.
「かなり。」
“많이요.”
ウォニョンが静かに言った。
원영이 조용히 말했다.
「今のほうが、ずっと自然に聞こえました。」
“지금 말이 훨씬 자연스럽게 들렸어요.”
ヒョヌは少し笑った。
현우는 조금 웃었다.
「でも、言ったところで変わらないですよね。」
“그래도 말한다고 달라지는 건 없잖아요.”
「怖さは残ると思います。」
“두려움은 남아 있을 거예요.”
ウォニョンはうなずいた。
원영은 고개를 끄덕였다.
「でも、一人で怖がるのと。」
“하지만 혼자 무서워하는 것과.”
「誰かに怖いと言って怖がるのは、少し違うと思います。」
“누군가에게 무섭다고 말한 뒤 무서워하는 건 조금 다를 수 있어요.”
キム・ミギョンが聞いた。
김미경이 물었다.
「軍隊だけが怖いですか?」
“군대만 무서운가요?”
ヒョヌは首を横に振った。
현우는 고개를 저었다.
「帰ってきたあとも怖いです。」
“다녀온 뒤도 무서워요.”
「何が?」
“뭐가요?”
「就職。」
“취업.”
「大学。」
“학교.”
「父の店。」
“아버지 가게.”
「全部です。」
“다요.”
「父親からは何と言われています?」
“아버지는 뭐라고 하세요?”
「帰ったら大人になってるだろって。」
“다녀오면 어른이 되어 있을 거라고요.”
キム・ミギョンが聞く。
김미경이 물었다.
「ヒョヌさんは、帰ってきたら全部分かると思っています?」
“현우 씨도 다녀오면 모든 답을 알게 될 거라고 생각해요?”
ヒョヌは苦笑した。
현우는 쓴웃음을 지었다.
「そんなわけないですよね。」
“그럴 리 없겠죠.”
「その通りです。」
“맞습니다.”
キム・ミギョンも笑った。
김미경도 웃었다.
「兵役は人生の答えを全部くれる場所ではありません。」
“군 복무가 인생의 모든 답을 주는 곳은 아닙니다.”
「戻ってきて分からないことがあっても普通です。」
“돌아와도 모르는 게 있는 건 자연스러운 일입니다.”
ヒョヌは少し安心したように笑った。
현우는 조금 안심한 듯 웃었다.
「そんなこと、初めて言われました。」
“그런 말은 처음 들어요.”
「みんな、行けば変わるって言うから。」
“다들 가면 달라진다고만 해서요.”
キム・ミギョンが答えた。
김미경이 대답했다.
「変わる部分もあるでしょう。」
“달라지는 부분도 있겠죠.”
「変わらない部分もあります。」
“달라지지 않는 부분도 있습니다.”
「それでいいです。」
“그래도 괜찮습니다.”
キム・チャンオクが聞いた。
김창옥이 물었다.
「お父さんに怖いと言ったことは?」
“아버지에게 무섭다고 말해본 적 있나요?”
ヒョヌはすぐ首を横に振った。
현우는 바로 고개를 저었다.
「絶対言えないです。」
“절대 못 해요.”
「なぜ?」
“왜요?”
「父は。」
“아버지는.”
少し考えた。
잠시 생각했다.
「強い人だから。」
“강한 사람이니까요.”
「泣いてるところ見たことないです。」
“우는 것도 본 적 없고요.”
「弱音も聞いたことない。」
“약한 소리도 들은 적 없어요.”
キム・チャンオクが聞いた。
김창옥이 물었다.
「では、もしお父さんも怖かったことがあるとしたら?」
“그런데 만약 아버지도 무서웠던 적이 있다면요?”
ヒョヌは首を振る。
현우는 고개를 저었다.
「ないと思います。」
“없었을 것 같아요.”
「本当に?」
“정말요?”
ヒョヌは答えられなかった。
현우는 대답하지 못했다.
ウォニョンが少し笑った。
원영이 조금 웃었다.
「では今日のポジティブ競争。」
“그럼 오늘 긍정 경쟁.”
ヒョヌも笑う。
현우도 웃었다.
「聞いてます。」
“들었습니다.”
「今回は。」
“이번에는.”
「一番強そうな弱音を考えます。」
“가장 강한 약한 말을 생각해 봐요.”
ヒョヌが笑った。
현우가 웃었다.
「矛盾してません?」
“모순 아닌가요?”
「そこがポイントです。」
“그게 포인트예요.”
キム・ミギョンが先に言った。
김미경이 먼저 말했다.
「分からないから、教えてください。」
“모르겠으니 알려주세요.”
キム・チャンオク。
김창옥.
「怖いので、そばにいてください。」
“무서우니 곁에 있어주세요.”
ウォニョン。
원영.
少し考えた。
잠시 생각했다.
「今日は無理です。でも、明日はもう一度やります。」
“오늘은 못 하겠어요. 그래도 내일 다시 해볼게요.”
三人がヒョヌを見る。
세 사람이 현우를 바라봤다.
「ヒョヌさんは?」
“현우 씨는요?”
ヒョヌはしばらく考えた。
현우는 한동안 생각했다.
そして言った。
그리고 말했다.
「怖いけど。」
“무섭지만.”
少し息を吸った。
조금 숨을 들이쉬었다.
「逃げたいわけではないです。」
“도망가고 싶은 건 아니에요.”
三人は黙って聞いた。
세 사람은 조용히 들었다.
「怖いって言ったまま、行ってもいいですか?」
“무섭다고 말한 채로 가도 될까요?”
キム・チャンオクがすぐ答えた。
김창옥이 바로 대답했다.
「もちろんです。」
“물론입니다.”
「勇気って、怖くないことではありません。」
“용기는 무섭지 않은 게 아닙니다.”
「怖いままでも、自分で選んで進むことです。」
“무서운 상태에서도 스스로 선택해서 가는 겁니다.”
その夜。
그날 밤.
ヒョヌは久しぶりに父親と二人で歩いた。
현우는 오랜만에 아버지와 둘이 걸었다.
港の近くだった。
항구 근처였다.
父親が聞いた。
아버지가 물었다.
「準備はできたか?」
“준비는 다 했냐?”
いつものヒョヌなら。
평소의 현우라면.
「うん。」
“응.”
と答えて終わっていた。
이라고 대답하고 끝냈을 것이다.
今日は違った。
하지만 오늘은 달랐다.
「父さん。」
“아빠.”
「ん?」
“응?”
「俺。」
“나.”
言葉が止まる。
말이 멈췄다.
「軍隊、怖い。」
“군대 가는 거 무서워.”
父親の足が止まった。
아버지의 발걸음이 멈췄다.
ヒョヌは下を向いた。
현우는 고개를 숙였다.
「情けないと思う?」
“한심해?”
父親はすぐには答えなかった。
아버지는 바로 대답하지 않았다.
しばらくして。
잠시 뒤.
父親が言った。
아버지가 말했다.
「俺も怖かったよ。」
“나도 무서웠다.”
ヒョヌが顔を上げる。
현우가 고개를 들었다.
「え?」
“뭐?”
「すごく。」
“많이.”
「父さんが?」
“아빠가?”
父親は少し笑った。
아버지는 조금 웃었다.
「俺だって人間だからな。」
“나도 사람이니까.”
二人は再び歩き始めた。
두 사람은 다시 걷기 시작했다.
父親が続けた。
아버지가 말을 이어갔다.
「昔は。」
“예전에는.”
「怖いって言うなって教わった。」
“무섭다는 말은 하지 말라고 배웠어.”
「だからお前にも、同じこと言ってたかもしれない。」
“그래서 너한테도 비슷하게 말했을지도 모르겠다.”
ヒョヌは黙って聞いていた。
현우는 조용히 듣고 있었다.
「でも。」
“근데.”
「怖くても行った。」
“무서워도 갔고.”
「分からなくても帰ってきた。」
“모르는 게 있어도 돌아왔고.”
「今も分からないことだらけだ。」
“지금도 모르는 게 많다.”
ヒョヌは笑った。
현우는 웃었다.
「父さんでも?」
“아빠도?”
「父さんでも。」
“아빠도.”
ヒョヌの肩から、何かが少し下りた。
현우의 어깨에서 무언가가 조금 내려놓아졌다.
父親が強かったのではなかった。
아버지가 두려움이 없는 사람이었던 것은 아니었다.
怖さを見せなかっただけだった。
두려움을 보여주지 않았을 뿐이었다.
そして今。
그리고 지금.
初めて、その怖さが二人の間で共有された。
처음으로 그 두려움이 두 사람 사이에서 공유됐다.
数日後。
며칠 뒤.
三人はヒョヌと再び会った。
세 사람은 현우를 다시 만났다.
ウォニョンが聞いた。
원영이 물었다.
「どうでした?」
“어땠어요?”
ヒョヌは笑った。
현우는 웃었다.
「父も怖かったらしいです。」
“아빠도 무서웠대요.”
三人が笑う。
세 사람이 웃었다.
キム・チャンオクが聞いた。
김창옥이 물었다.
「それを聞いて、弱く見えました?」
“그 말을 듣고 아버지가 약해 보였나요?”
ヒョヌはすぐ首を横に振った。
현우는 바로 고개를 저었다.
「逆です。」
“반대였어요.”
「前より強く見えました。」
“전보다 더 강해 보였어요.”
キム・チャンオクが微笑んだ。
김창옥이 미소 지었다.
「では、今日の答えが出ましたね。」
“그럼 오늘 답이 나왔네요.”
「何ですか?」
“뭔데요?”
「弱さを話せる人は、弱い人ではない。」
“약함을 말할 수 있는 사람은 약한 사람이 아닙니다.”
入隊前日。
입대 전날.
ヒョヌは家族と夕食を食べた。
현우는 가족과 저녁을 먹었다.
父親。
아버지.
母親。
어머니.
妹。
여동생.
以前なら。
예전 같았으면.
みんなを安心させようとしていただろう。
모두를 안심시키려고 했을 것이다.
「大丈夫。」
“괜찮아.”
「心配しないで。」
“걱정하지 마.”
「すぐ帰ってくる。」
“금방 다녀올게.”
そう言ったはずだった。
그렇게 말했을 것이다.
でも。
하지만.
その夜は違った。
그날 밤은 달랐다.
「俺、明日ちょっと怖い。」
“나 내일 좀 무서워.”
母親の目に涙が浮かんだ。
어머니의 눈에 눈물이 맺혔다.
妹が言った。
여동생이 말했다.
「私も寂しい。」
“나도 오빠 가면 허전할 것 같아.”
父親が笑った。
아버지가 웃었다.
「みんな同じだな。」
“다 똑같네.”
ヒョヌも笑った。
현우도 웃었다.
翌朝。
다음 날 아침.
家を出る前。
집을 나서기 전.
ヒョヌはスマートフォンを開いた。
현우는 스마트폰을 열었다.
三人へメッセージを送った。
세 사람에게 메시지를 보냈다.
「行ってきます。」
“다녀오겠습니다.”
その下に。
그 아래에.
「まだ怖いです。」
“아직 무섭습니다.”
数秒後。
몇 초 뒤.
ウォニョンから返信。
원영에게서 답장이 왔다.
「それでも行くなら、十分強いです。」
“그래도 가는 거라면, 충분히 강해요.”
キム・ミギョン。
김미경.
「帰ってきたあとの人生は、帰ってきてから考えましょう。」
“돌아온 뒤의 인생은 돌아온 뒤에 생각합시다.”
最後にキム・チャンオク。
마지막으로 김창옥.
「怖いと言える場所を、なくさないでください。」
“무섭다고 말할 수 있는 곳을 잃지 마세요.”
ヒョヌは画面を見て笑った。
현우는 화면을 보고 웃었다.
そして玄関を出た。
그리고 현관을 나섰다.
未来への不安は消えていなかった。
미래에 대한 불안은 사라지지 않았다.
兵役への怖さも消えていない。
군 복무에 대한 두려움도 남아 있었다.
でも。
하지만.
「怖い」と言ったら弱くなる、という考えは少し消えていた。
‘무섭다’고 말하면 약해진다는 생각은 조금 사라져 있었다.
その日の夜。
그날 밤.
ウォニョンが二人へ言った。
원영이 두 사람에게 말했다.
「韓国編、最後ですね。」
“한국 편은 여기까지네요.”
キム・ミギョンがうなずいた。
김미경이 고개를 끄덕였다.
「受験。」
“입시.”
「夢。」
“꿈.”
「就職。」
“취업.”
「外見。」
“외모.”
「兵役。」
“군 복무.”
キム・チャンオクが続けた。
김창옥이 말을 이었다.
「全部違う問題でした。」
“모두 다른 문제였습니다.”
「でも、共通しているものもありました。」
“하지만 공통점도 있었습니다.”
ウォニョンが聞く。
원영이 물었다.
「何ですか?」
“뭔가요?”
キム・チャンオクは少し考えて答えた。
김창옥은 잠시 생각한 뒤 대답했다.
「『こうでなければならない』です。」
“‘이래야만 한다’는 생각입니다.”
一番でなければならない。
1등이어야 한다.
夢をかなえなければならない。
꿈을 이뤄야 한다.
就職しなければならない。
취업해야 한다.
きれいでなければならない。
예뻐야 한다.
強くなければならない。
강해야 한다.
その「なければならない」に疲れた若者たちへ。
그 ‘해야만 한다’에 지친 청년들에게.
三人が最後に残した答えは、とてもシンプルだった。
세 사람이 마지막으로 남긴 답은 아주 단순했다.
「そのままでは終わらない。でも、そのままから始めていい。」
“지금 이 모습이 끝은 아니지만, 지금의 나로부터 시작해도 된다.”
韓国での旅は、ここで一区切りを迎えた。
한국에서의 여정은 여기서 한 막을 내렸다.
しかし、物語は終わらない。
하지만 이야기는 끝나지 않는다.
次は、日本で若者たちと向き合ってきた三人と、韓国の三人が初めて合流する。
다음에는 일본의 청년들과 함께했던 세 사람과 한국의 세 사람이 처음으로 만난다.
六人が同じ場所に集まったとき。
여섯 사람이 한자리에 모였을 때.
「日本の孤独」と「韓国の孤独」は、本当に違うのか。
‘일본의 외로움’과 ‘한국의 외로움’은 정말 다른 것일까.
それとも、その奥には同じものがあるのか。
아니면 그 깊은 곳에는 같은 것이 있을까.
六人のポジティブ競争は、ここから新しい段階へ入っていく。
여섯 사람의 긍정 경쟁은 이제 새로운 단계로 들어간다.
第11話 同じ孤独、違う言葉 제11화 - 같은 외로움, 다른 말

午後二時。
오후 2시.
東京。
도쿄.
小さな会議室に、六人が初めて全員そろっていた。
작은 회의실에 여섯 사람이 처음으로 모두 모였다.
斎藤一人。
사이토 히토리.
春木開。
하루키 카이.
武田双雲。
다케다 소운.
チャン・ウォニョン。
장원영.
キム・チャンオク。
김창옥.
キム・ミギョン。
김미경.
日本で若者たちと向き合ってきた三人。
일본에서 청년들과 만나온 세 사람.
韓国で若者たちと向き合ってきた三人。
한국에서 청년들과 만나온 세 사람.
これまで、お互いの話は聞いていた。
그동안 서로의 이야기는 들어왔다.
でも、同じ若者を一緒に訪ねるのは初めてだった。
하지만 같은 청년을 함께 만나러 가는 것은 처음이었다.
春木が笑った。
하루키가 웃었다.
「ついに六人ですね。」
“드디어 여섯 명이네요.”
ウォニョンも笑う。
원영도 웃었다.
「ポジティブ競争、かなり激しくなりそうです。」
“긍정 경쟁이 꽤 치열해질 것 같아요.”
斎藤一人が笑った。
사이토 히토리가 웃었다.
「でも、人数が増えたから答えが増えるとは限らないよ。」
“사람이 늘었다고 답이 더 많아지는 건 아닐 수도 있어.”
キム・チャンオクがうなずいた。
김창옥이 고개를 끄덕였다.
「むしろ、本人の声が小さくならないように気をつけたいですね。」
“오히려 당사자의 목소리가 작아지지 않도록 조심해야겠네요.”
今回、六人が会うのは二人の青年だった。
이번에 여섯 사람이 만날 사람은 두 명의 청년이었다.
一人は日本人。
한 명은 일본인.
24歳。
스물네 살.
名前は亮太。
이름은 료타.
大学を中退してから、三年間ほとんど家から出ていない。
대학을 중퇴한 뒤 3년 동안 거의 집 밖으로 나오지 않았다.
もう一人は韓国人。
다른 한 명은 한국인.
27歳。
스물일곱 살.
名前はジュンソク。
이름은 준석.
大学卒業後、就職活動がうまくいかず、二年以上試験と応募を続けている。
대학 졸업 후 취업 준비가 잘 풀리지 않아 2년 넘게 시험과 지원을 계속하고 있었다.
表面的には、二人とも「社会から離れている若者」に見えた。
겉으로 보면 두 사람 모두 ‘사회에서 멀어진 청년’처럼 보였다.
でも、理由は違った。
하지만 이유는 달랐다.
亮太は、人に会うこと自体が怖くなっていた。
료타는 사람을 만나는 것 자체가 두려워졌다.
ジュンソクは、競争へ戻ることが怖くなっていた。
준석은 경쟁으로 돌아가는 것이 두려워졌다.
一人は外から隠れていた。
한 사람은 세상의 시선에서 숨고 있었다.
もう一人は、順位から隠れていた。
다른 한 사람은 순위와 경쟁에서 숨고 있었다.
最初に六人が向かったのは、埼玉県にある亮太の家だった。
여섯 사람이 먼저 향한 곳은 사이타마현에 있는 료타의 집이었다.
静かな住宅街。
조용한 주택가.
二階建ての普通の家。
평범한 2층 주택.
玄関には、父親の靴。
현관에는 아버지의 신발.
母親の靴。
어머니의 신발.
そして、ほとんど使われていない亮太のスニーカー。
그리고 거의 신지 않는 료타의 운동화.
母親が迎えてくれた。
어머니가 여섯 사람을 맞았다.
「今日はありがとうございます。」
“오늘 와주셔서 감사합니다.”
斎藤一人が聞いた。
사이토 히토리가 물었다.
「亮太くんには、六人来ることを伝えてありますか?」
“료타 군에게 여섯 명이 온다고 말해두셨나요?”
母親は少し困ったように笑った。
어머니는 조금 난처한 표정으로 웃었다.
「三人くらいと思っているかもしれません。」
“아마 세 명 정도라고 생각할 거예요.”
春木が小声で言った。
하루키가 작은 목소리로 말했다.
「いきなり六人は多いですね。」
“갑자기 여섯 명은 많네요.”
武田双雲がうなずいた。
다케다 소운이 고개를 끄덕였다.
「では全員で入らないほうがいいですね。」
“그럼 모두 한꺼번에 들어가지 않는 게 좋겠네요.”
六人は相談した。
여섯 사람은 잠시 상의했다.
最初に入るのは三人だけ。
먼저 들어갈 사람은 세 명만.
斎藤一人。
사이토 히토리.
ウォニョン。
장원영.
キム・チャンオク。
김창옥.
残りの三人は、一階で待つことにした。
나머지 세 사람은 1층에서 기다리기로 했다.
春木が笑う。
하루키가 웃었다.
「今日の競争、まだ始まってないのにベンチですね。」
“오늘 경쟁은 시작도 안 했는데 벌써 벤치네요.”
キム・ミギョンが笑った。
김미경이 웃었다.
「待つのも仕事です。」
“기다리는 것도 역할입니다.”
二階。
2층.
亮太の部屋の前。
료타의 방문 앞.
母親がノックした。
어머니가 문을 두드렸다.
「亮太。」
“료타.”
返事はない。
대답이 없었다.
「来てくれたよ。」
“오늘 와주신 분들이 왔어.”
少しして。
잠시 뒤.
「何人?」
“몇 명?”
部屋の中から声がした。
방 안에서 목소리가 들렸다.
母親が少し迷う。
어머니가 잠시 망설였다.
「今は三人。」
“지금은 세 명.”
沈黙。
침묵.
そして。
그리고.
「ドア開けなくていい?」
“문 안 열어도 돼?”
斎藤一人がすぐ答えた。
사이토 히토리가 바로 대답했다.
「いいよ。」
“괜찮아.”
亮太は少し驚いたようだった。
료타는 조금 놀란 듯했다.
「話さなくても?」
“말 안 해도 돼?”
「いいよ。」
“괜찮아.”
三人は廊下に座った。
세 사람은 복도에 앉았다.
ドアを挟んで会話が始まった。
문 하나를 사이에 두고 대화가 시작됐다.
キム・チャンオクが言った。
김창옥이 말했다.
「亮太さん。」
“료타 씨.”
「私たちは、出てきてもらうために来たわけではありません。」
“저희는 오늘 방에서 나오게 하려고 온 게 아닙니다.”
部屋の中が静かになる。
방 안이 조용해졌다.
「では何しに?」
“그럼 왜 왔어요?”
斎藤一人が答える。
사이토 히토리가 대답했다.
「ちょっと会いに。」
“그냥 만나러.”
「会ってないじゃん。」
“지금 안 만나고 있잖아요.”
一人が笑う。
히토리가 웃었다.
「声は会ってるよ。」
“목소리는 만나고 있잖아.”
ドアの向こうから、小さな笑い声が聞こえた。
문 너머에서 작은 웃음소리가 들렸다.
ウォニョンが言った。
원영이 말했다.
「亮太さん。」
“료타 씨.”
「今日、一つだけお願いしてもいいですか?」
“오늘 부탁 하나만 해도 될까요?”
「何?」
“뭔데요?”
「部屋から出なくていいので。」
“방에서 나오지 않아도 되니까.”
「窓を一回開けてみませんか?」
“창문만 한 번 열어볼래요?”
沈黙。
침묵.
少しして、窓を開ける音がした。
잠시 뒤 창문이 열리는 소리가 났다.
外から風が入る。
바깥바람이 들어왔다.
ウォニョンが笑った。
원영이 웃었다.
「今日一個、外とつながりましたね。」
“오늘 하나는 바깥과 연결됐네요.”
亮太が言う。
료타가 말했다.
「それもポジティブなんですか?」
“그것도 긍정적인 건가요?”
「かなり。」
“꽤요.”
「ハードル低すぎません?」
“기준이 너무 낮은 거 아닌가요?”
ウォニョンは笑う。
원영은 웃었다.
「低くていいんです。」
“낮아도 괜찮아요.”
一人が聞いた。
히토리가 물었다.
「亮太くん。」
“료타 군.”
「一番嫌なのは、人?」
“제일 싫은 건 사람이야?”
「分からない。」
“모르겠어요.”
「外?」
“밖?”
「それも分からない。」
“그것도 모르겠고요.”
「じゃあ何だろうね。」
“그럼 뭘까.”
長い沈黙。
긴 침묵.
そして亮太が言った。
그리고 료타가 말했다.
「見られること。」
“보이는 거.”
「何を見られるのが嫌?」
“뭘 보이는 게 싫어요?”
キム・チャンオクが聞いた。
김창옥이 물었다.
「今の自分。」
“지금의 저요.”
「大学辞めて。」
“대학도 그만두고.”
「仕事もしてない。」
“일도 안 하고.”
「友達とも会ってない。」
“친구도 안 만나고.”
「何してるのって聞かれるのが嫌。」
“요즘 뭐 하냐고 물어보는 게 싫어요.”
斎藤一人が言った。
사이토 히토리가 말했다.
「じゃあ、人が嫌いなんじゃないかもしれないね。」
“그럼 사람이 싫은 건 아닐 수도 있겠네.”
「何ですか?」
“그럼 뭐죠?”
「説明が嫌なんじゃない?」
“설명해야 하는 게 싫은 거 아닐까?”
部屋の中が静かになった。
방 안이 조용해졌다.
「……それかもしれない。」
“…그럴지도.”
一人が続けた。
히토리가 말을 이었다.
「じゃあ今日から。」
“그럼 오늘부터.”
「何してるのって聞かれたら。」
“요즘 뭐 하냐고 물어보면.”
「休んでるって言えばいい。」
“쉬고 있다고 하면 돼.”
亮太が少し笑う。
료타가 조금 웃었다.
「そんな簡単に?」
“그렇게 간단하게요?”
「簡単に言っていいんだよ。」
“간단하게 말해도 돼.”
「三年間の説明を毎回しなくていい。」
“3년 이야기를 매번 다 설명할 필요는 없어.”
そのころ一階では。
그동안 1층에서는.
春木、双雲、キム・ミギョンが母親と話していた。
하루키, 소운, 김미경이 어머니와 이야기를 나누고 있었다.
母親は言った。
어머니가 말했다.
「私も、何度も言ってしまいました。」
“저도 여러 번 말했어요.”
「そろそろ何か始めない?」
“이제 뭐라도 시작해보면 어떠냐고.”
「いつまでこうしてるの?」
“언제까지 이렇게 있을 거냐고.”
「言ったあとで後悔します。」
“말하고 나면 후회해요.”
キム・ミギョンが聞いた。
김미경이 물었다.
「お母さんが一番怖いのは何ですか?」
“어머니가 가장 두려운 건 뭔가요?”
「このままずっと。」
“이대로 계속.”
「一人で生きていけなくなることです。」
“혼자 살아갈 수 없게 되는 거예요.”
武田双雲が紙に一文字書いた。
다케다 소운이 종이에 한 글자를 썼다.
「待」
「기다릴 대」
母親が見る。
어머니가 바라봤다.
「待つ?」
“기다리라는 건가요?”
双雲はうなずいた。
소운은 고개를 끄덕였다.
「ただ待つのではありません。」
“그냥 아무것도 하지 않고 기다리는 건 아닙니다.”
「急がせないで、つながりだけ切らない。」
“재촉하지 않되 연결만은 끊지 않는 겁니다.”
春木が言った。
하루키가 말했다.
「でも、待つだけだと不安になりますよね。」
“그래도 기다리기만 하면 불안하죠.”
母親がうなずく。
어머니가 고개를 끄덕였다.
「だから一個だけ決めましょう。」
“그래서 하나만 정해봅시다.”
「何ですか?」
“뭘요?”
「毎日一個、亮太くんが外とつながること。」
“매일 하나씩 료타가 바깥과 연결되는 것.”
「窓でも。」
“창문이어도 되고.”
「ゴミ出しでも。」
“쓰레기 버리기여도 되고.”
「コンビニでも。」
“편의점이어도 되고.”
「ネットで誰かと話すでもいい。」
“온라인으로 누군가와 이야기하는 것도 괜찮고요.”
キム・ミギョンもうなずいた。
김미경도 고개를 끄덕였다.
「大きな復帰ではなく、小さな接続ですね。」
“큰 복귀가 아니라 작은 연결이네요.”
二階では。
2층에서는.
亮太がドア越しに聞いた。
료타가 문 너머로 물었다.
「韓国の人も、こういう人いるんですか?」
“한국에도 저 같은 사람 있어요?”
ウォニョンが答えた。
원영이 대답했다.
「います。」
“있어요.”
「理由は少し違うかもしれません。」
“이유는 조금 다를 수도 있고요.”
「韓国では、休んでること自体が怖い人もいます。」
“한국에서는 쉬고 있다는 사실 자체를 두려워하는 사람도 있어요.”
「競争から遅れる気がするから。」
“경쟁에서 뒤처지는 것 같아서요.”
亮太は少し考えた。
료타는 잠시 생각했다.
「僕は逆かも。」
“저는 반대인 것 같아요.”
「戻ることのほうが怖い。」
“다시 들어가는 게 더 무서워요.”
キム・チャンオクが言った。
김창옥이 말했다.
「それが今日の大きな発見ですね。」
“그게 오늘 큰 발견이네요.”
しばらくして。
잠시 뒤.
ドアが数センチだけ開いた。
문이 몇 센티미터 열렸다.
三人は何も言わなかった。
세 사람은 아무 말도 하지 않았다.
少しして、亮太の顔が見えた。
잠시 뒤 료타의 얼굴이 보였다.
髪は少し伸びていた。
머리는 조금 길어져 있었다.
顔色は悪くない。
안색은 나쁘지 않았다.
ただ、かなり緊張していた。
다만 많이 긴장해 있었다.
ウォニョンが笑った。
원영이 미소 지었다.
「こんにちは。」
“안녕하세요.”
亮太も少し笑った。
료타도 조금 웃었다.
「こんにちは。」
“안녕하세요.”
春木たちも二階へ呼ばれた。
하루키 일행도 2층으로 올라왔다.
亮太は六人を見て驚いた。
료타는 여섯 사람을 보고 놀랐다.
「本当に六人いる。」
“진짜 여섯 명이네요.”
春木が笑った。
하루키가 웃었다.
「多いですよね。」
“많죠?”
亮太も笑った。
료타도 웃었다.
その笑いで、部屋の空気が少し変わった。
그 웃음으로 방의 분위기가 조금 바뀌었다.
六人は部屋へ入らなかった。
여섯 사람은 방 안으로 들어가지 않았다.
廊下と階段に分かれて座った。
복도와 계단에 나눠 앉았다.
亮太はドアの近くに座った。
료타는 문 가까이에 앉았다.
春木が言った。
하루키가 말했다.
「今日のポジティブ競争、もう結果出てますね。」
“오늘 긍정 경쟁은 벌써 결과가 나왔네요.”
亮太が聞いた。
료타가 물었다.
「何の競争ですか?」
“무슨 경쟁인데요?”
ウォニョンが答えた。
원영이 대답했다.
「誰が一番、外へ近づけるか。」
“누가 가장 바깥에 가까이 갈 수 있는지요.”
亮太が自分の足を見る。
료타가 자신의 발을 바라봤다.
部屋から、ほんの一歩だけ外へ出ていた。
방에서 겨우 한 발 정도 밖으로 나와 있었다.
「これ?」
“이거요?”
春木が笑う。
하루키가 웃었다.
「それ。」
“그거요.”
亮太も笑った。
료타도 웃었다.
その日の最後。
그날의 마지막.
双雲が一文字書いた。
소운이 한 글자를 썼다.
「半」
「반」
亮太が見る。
료타가 바라봤다.
「半分?」
“반이라는 뜻?”
「はい。」
“네.”
「全部出なくてもいい。」
“전부 나올 필요는 없어요.”
「半分でも。」
“반만 나와도 되고.”
「一歩でも。」
“한 걸음이어도 되고.”
「昨日より外なら、それでいい。」
“어제보다 조금 바깥이라면 그걸로 충분해요.”
亮太はその紙を受け取った。
료타는 그 종이를 받아들었다.
数日後。
며칠 뒤.
六人は韓国へ向かった。
여섯 사람은 한국으로 향했다.
次に会うのはジュンソク。
다음에 만날 사람은 준석.
亮太とは違い。
료타와는 달리.
彼は毎日外へ出ていた。
그는 매일 밖으로 나가고 있었다.
図書館へ行く。
도서관에 가고.
カフェへ行く。
카페에 가고.
勉強する。
공부하고.
求人を見る。
채용 공고를 보고.
試験を受ける。
시험을 본다.
それでも。
그런데도.
彼の心は、少しずつ社会から離れていた。
그의 마음은 조금씩 사회에서 멀어지고 있었다.
外へ出ていても。
밖에 나와 있어도.
孤独な人はいる。
외로운 사람은 있다.
六人は次に、そのことを知ることになる。
여섯 사람은 다음 만남에서 그 사실을 알게 된다.
(第11話 後編へ続く)
(제11화 후편으로 계속)
後編ではソウルへ移り、毎日勉強しているのに「自分だけ止まっている」と感じるジュンソクと会います。亮太との違いが見えてくるほど、日韓に共通する孤独もはっきりしていきます。
二日後。
이틀 뒤.
六人はソウルにいた。
여섯 사람은 서울에 있었다.
日本で亮太と会ったときとは、街の空気がまるで違った。
일본에서 료타를 만났을 때와는 도시의 분위기가 전혀 달랐다.
人が多い。
사람이 많다.
車も多い。
차도 많다.
カフェにはノートパソコンを開く若者たち。
카페에는 노트북을 펼쳐놓은 청년들.
図書館には試験勉強をする学生たち。
도서관에는 시험공부를 하는 학생들.
地下鉄でも、参考書やスマートフォンを見ている人が目立った。
지하철에서도 참고서나 스마트폰을 보고 있는 사람들이 눈에 띄었다.
春木が窓の外を見ながら言った。
하루키가 창밖을 보며 말했다.
「亮太くんのときとは逆ですね。」
“료타 군 때와는 반대네요.”
キム・ミギョンが聞いた。
김미경이 물었다.
「どういう意味ですか?」
“어떤 점이요?”
「みんな外に出てる。」
“다들 밖에 나와 있잖아요.”
「でも、すごく追われてる感じがします。」
“그런데 뭔가에 계속 쫓기는 느낌이 들어요.”
キム・チャンオクが静かにうなずいた。
김창옥이 조용히 고개를 끄덕였다.
「韓国では、止まっていることが見えにくい人もいます。」
“한국에서는 멈춰 있는 상태가 겉으로 잘 보이지 않는 사람도 많습니다.”
「毎日動いているから。」
“매일 움직이고 있으니까요.”
今回会うジュンソクも、そうだった。
이번에 만날 준석도 그런 사람이었다.
27歳。
스물일곱 살.
大学卒業後、二年以上就職活動を続けている。
대학 졸업 후 2년 넘게 취업 준비를 하고 있었다.
朝七時に起きる。
아침 7시에 일어난다.
八時には図書館。
8시면 도서관.
午前中は資格試験。
오전에는 자격증 공부.
午後は企業分析。
오후에는 기업 분석.
夕方は面接対策。
저녁에는 면접 준비.
夜は英語。
밤에는 영어 공부.
毎日十二時間近く勉強していた。
매일 12시간 가까이 공부했다.
外から見れば、非常に努力している青年だった。
겉으로 보면 매우 성실하고 노력하는 청년이었다.
でも。
하지만.
ジュンソクは、自分が前へ進んでいるとは思っていなかった。
준석은 자신이 앞으로 나아가고 있다고 생각하지 않았다.
友人の結婚。
친구의 결혼.
友人の昇進。
친구의 승진.
友人の転職。
친구의 이직.
友人の海外赴任。
친구의 해외 발령.
SNSを開くたびに、誰かの人生が進んでいた。
SNS를 열 때마다 누군가의 인생은 앞으로 가고 있었다.
自分だけが同じ机に座っていた。
자신만 같은 책상에 앉아 있는 것 같았다.
ある日の夜。
어느 날 밤.
ジュンソクは図書館を出た。
준석은 도서관을 나왔다.
時計は午後十一時を過ぎていた。
시계는 밤 11시를 넘기고 있었다.
コンビニでカップ麺を買った。
편의점에서 컵라면을 샀다.
外の小さなテーブルに座る。
밖의 작은 테이블에 앉았다.
スマートフォンを見る。
스마트폰을 봤다.
大学時代の友人から写真が届いていた。
대학 친구에게서 사진이 와 있었다.
赤ちゃんを抱いている。
아기를 안고 있었다.
「今日、娘が生まれました。」
“오늘 딸이 태어났어.”
ジュンソクはすぐに返事をした。
준석은 바로 답장을 보냈다.
「おめでとう!」
“축하한다!”
送信したあと。
보낸 뒤.
スマートフォンを伏せた。
스마트폰을 뒤집어 놓았다.
カップ麺を一口食べた。
컵라면을 한 입 먹었다.
そして小さく言った。
그리고 작게 말했다.
「俺は、何年目なんだろう。」
“나는 지금 몇 년째인 걸까.”
翌日。
다음 날.
六人はジュンソクと会った。
여섯 사람은 준석을 만났다.
場所は、彼が毎日通っている図書館近くのカフェだった。
장소는 그가 매일 다니는 도서관 근처 카페였다.
ジュンソクは早く着いていた。
준석은 약속 시간보다 일찍 와 있었다.
机の上にはノート。
책상 위에는 노트.
参考書。
참고서.
スマートフォン。
스마트폰.
タイマー。
타이머.
六人が来ても、どこか勉強の途中という雰囲気だった。
여섯 사람이 와도 뭔가 공부 중간에 잠시 나온 듯한 분위기였다.
キム・ミギョンが笑った。
김미경이 웃었다.
「今日くらい、タイマー止めましょう。」
“오늘만큼은 타이머를 꺼봅시다.”
ジュンソクも少し笑った。
준석도 조금 웃었다.
「癖なんです。」
“습관이에요.”
春木がタイマーを見る。
하루키가 타이머를 바라봤다.
「何を測ってるんですか?」
“뭘 재는 거예요?”
「純勉強時間です。」
“순공부 시간이요.”
「今日何時間?」
“오늘 몇 시간이요?”
「六時間四十二分。」
“6시간 42분.”
春木が目を丸くした。
하루키가 눈을 크게 떴다.
「まだ午後なのに?」
“아직 오후인데요?”
ジュンソクは普通のことのようにうなずいた。
준석은 당연하다는 듯 고개를 끄덕였다.
斎藤一人が聞いた。
사이토 히토리가 물었다.
「一日何時間なら満足するの?」
“하루에 몇 시간 해야 만족해?”
「十時間。」
“10시간요.”
「九時間五十分なら?」
“9시간 50분이면?”
「足りないです。」
“부족해요.”
「九時間五十九分?」
“9시간 59분?”
ジュンソクが少し笑った。
준석이 조금 웃었다.
「それでも十時間じゃないです。」
“그래도 10시간은 아니잖아요.”
一人も笑った。
히토리도 웃었다.
「厳しい社長だね。」
“자기 자신한테 꽤 엄격한 사장이네.”
「誰がですか?」
“누가요?”
「ジュンソクくんが、ジュンソクくんの社長。」
“준석 씨가 준석 씨의 사장이지.”
ジュンソクは少し考えた。
준석은 잠시 생각했다.
「でも、これくらいやらないと遅れます。」
“그래도 이 정도는 해야 안 뒤처집니다.”
ウォニョンが聞いた。
원영이 물었다.
「誰に?」
“누구한테요?”
「みんなに。」
“다른 사람들한테요.”
「みんなって?」
“다른 사람들 누구요?”
「友達。」
“친구들.”
「同級生。」
“동기들.”
「もっと若い人たち。」
“저보다 어린 사람들.”
「みんなです。」
“다요.”
武田双雲がノートを開いた。
다케다 소운이 노트를 펼쳤다.
一文字書いた。
한 글자를 썼다.
「列」
「줄 렬」
ジュンソクが見る。
준석이 바라봤다.
「列?」
“줄이요?”
「はい。」
“네.”
「ジュンソクさんの頭の中には、大きな列があるように感じます。」
“준석 씨 머릿속에는 아주 긴 줄이 있는 것 같습니다.”
「みんなが前に並んでいる。」
“다른 사람들은 전부 앞에 서 있고.”
「自分だけ後ろにいる。」
“자기만 뒤에 있다고 느끼는 거죠.”
ジュンソクは少し驚いた。
준석은 조금 놀랐다.
「その通りです。」
“맞아요.”
双雲は次の紙に書いた。
소운은 다음 종이에 글자를 썼다.
「道」
「길 도」
「でも。」
“하지만.”
「人生が列ではなく、道だったら?」
“인생이 줄이 아니라 길이라면 어떨까요?”
ジュンソクは黙った。
준석은 말이 없었다.
「前も後ろも、人によって違います。」
“앞과 뒤의 기준도 사람마다 달라집니다.”
「同じゴールへ向かっているわけでもない。」
“모두가 같은 목적지를 향하는 것도 아니고요.”
ジュンソクは苦笑した。
준석은 쓴웃음을 지었다.
「でも現実には、年齢があります。」
“그래도 현실에는 나이가 있잖아요.”
「企業も見ます。」
“회사도 보고요.”
「家族も気にします。」
“가족도 신경 쓰고요.”
キム・ミギョンがうなずいた。
김미경이 고개를 끄덕였다.
「その通りです。」
“맞습니다.”
「年齢を完全に無視しようとは言いません。」
“나이를 완전히 무시하자는 말은 아닙니다.”
「でも。」
“하지만.”
「年齢を時計ではなく、判決にしていませんか?」
“나이를 시계가 아니라 판결문처럼 쓰고 있지는 않나요?”
ジュンソクが顔を上げた。
준석이 고개를 들었다.
「二十七歳。」
“27살.”
キム・ミギョンが言った。
김미경이 말했다.
「これは情報です。」
“이건 정보입니다.”
「二十七歳だから遅い。」
“27살이라 늦었다.”
「これは解釈です。」
“이건 해석입니다.”
ジュンソクは静かに聞いていた。
준석은 조용히 듣고 있었다.
「情報と解釈を分けましょう。」
“정보와 해석을 분리해봅시다.”
キム・チャンオクが聞いた。
김창옥이 물었다.
「ジュンソクさん。」
“준석 씨.”
「もし誰もあなたを急かさなかったら。」
“만약 아무도 준석 씨를 재촉하지 않는다면.”
「今、一番したいことは何ですか?」
“지금 가장 하고 싶은 게 뭔가요?”
ジュンソクはすぐ答えなかった。
준석은 바로 대답하지 않았다.
「旅行とか?」
“여행 같은 거요?”
「違います。」
“아니요.”
「遊び?」
“노는 거?”
「違います。」
“그것도 아니고요.”
長い沈黙。
긴 침묵.
そして。
그리고.
「寝たいです。」
“자고 싶어요.”
六人が少し驚いた。
여섯 사람이 조금 놀랐다.
ジュンソクは笑った。
준석은 웃었다.
「三日くらい。」
“한 3일 정도요.”
「何も考えずに。」
“아무 생각 없이.”
「アラームなしで。」
“알람 없이.”
春木が言った。
하루키가 말했다.
「それ、できますよ。」
“그건 할 수 있잖아요.”
ジュンソクは首を振った。
준석은 고개를 저었다.
「できないです。」
“못 합니다.”
「なぜ?」
“왜요?”
「三日休んだら。」
“3일 쉬면.”
「他の人は三日進むから。」
“다른 사람들은 3일 더 가잖아요.”
ウォニョンが少し考えた。
원영이 잠시 생각했다.
「じゃあ、今回のポジティブ競争を決めました。」
“그럼 이번 긍정 경쟁 주제 정했어요.”
春木が聞く。
하루키가 물었다.
「何ですか?」
“뭔데요?”
「誰が一番、三日休むことを前向きに説明できるか。」
“누가 3일 쉬는 걸 가장 긍정적으로 설명하는지 해봐요.”
ジュンソクが笑った。
준석이 웃었다.
「休ませる気満々ですね。」
“완전히 쉬게 할 생각이시네요.”
「はい。」
“네.”
春木が最初に言った。
하루키가 먼저 말했다.
「三日休んで、次の三十日を強くする。」
“3일 쉬고 다음 30일을 더 잘 쓰는 겁니다.”
斎藤一人。
사이토 히토리.
「休んでいる三日も人生だから、遅れてない。」
“쉬는 3일도 인생이니까 뒤처지는 게 아니야.”
武田双雲。
다케다 소운.
「止まるのではなく、呼吸する。」
“멈추는 게 아니라 숨을 쉬는 겁니다.”
キム・ミギョン。
김미경.
「疲れた頭で十二時間勉強するより、回復した頭で八時間のほうが価値がある。」
“지친 머리로 12시간 공부하는 것보다 회복된 머리로 8시간 공부하는 게 더 가치 있을 수 있습니다.”
キム・チャンオク。
김창옥.
「休めない人は、休んでいる間も自分を責めます。」
“쉬지 못하는 사람은 쉬는 동안에도 자신을 비난합니다.”
「だから今回の練習は、休むことより、自分を責めないことです。」
“그래서 이번 연습은 쉬는 것보다 자신을 비난하지 않는 연습입니다.”
最後にウォニョン。
마지막으로 원영.
「三日間、競争から降りるのではなく。」
“3일 동안 경쟁에서 내려오는 게 아니라.”
「自分を競争の外でも存在させる時間にしましょう。」
“경쟁 밖에서도 내가 존재한다는 걸 확인하는 시간으로 만들어요.”
ジュンソクは六人を見る。
준석은 여섯 사람을 바라봤다.
「全員、休ませたいだけでしょう。」
“다들 그냥 저 쉬게 하려는 거죠?”
六人が笑った。
여섯 사람이 웃었다.
「ばれました?」
“들켰나요?”
ウォニョンが笑う。
원영이 웃었다.
ジュンソクも久しぶりに大きく笑った。
준석도 오랜만에 크게 웃었다.
三日間。
3일 동안.
ジュンソクは図書館へ行かなかった。
준석은 도서관에 가지 않았다.
最初の日。
첫째 날.
午前十時に目を覚ました。
오전 10시에 눈을 떴다.
スマートフォンを見る。
스마트폰을 봤다.
友人の勉強記録。
친구의 공부 기록.
資格試験の合格報告。
자격증 합격 소식.
求人情報。
채용 공고.
胸が少し苦しくなった。
가슴이 조금 답답해졌다.
でも。
하지만.
ウォニョンから届いていたメッセージを思い出した。
원영이 보낸 메시지가 떠올랐다.
「今日は何もしない予定を守ってください。」
“오늘은 아무것도 하지 않는 계획을 지켜주세요.”
ジュンソクは笑った。
준석은 웃었다.
「何もしない予定。」
“아무것도 하지 않는 계획이라니.”
スマートフォンを伏せた。
스마트폰을 뒤집어 놓았다.
そして、もう一度眠った。
그리고 다시 잠들었다.
二日目。
둘째 날.
母親と昼食を食べた。
어머니와 점심을 먹었다.
久しぶりに、就職の話をしない食事だった。
오랜만에 취업 이야기를 하지 않는 식사였다.
母親が聞いた。
어머니가 물었다.
「今日は勉強しないの?」
“오늘 공부 안 해?”
ジュンソクの体が少し固くなった。
준석의 몸이 조금 굳었다.
以前なら。
예전 같았으면.
罪悪感でいっぱいになっただろう。
죄책감으로 가득 찼을 것이다.
でも今日は答えた。
하지만 오늘은 대답했다.
「三日休むことにした。」
“3일 쉬기로 했어.”
母親は驚いた。
어머니는 놀랐다.
「大丈夫?」
“괜찮아?”
ジュンソクは少し考えてから言った。
준석은 잠시 생각한 뒤 말했다.
「大丈夫になるために休む。」
“괜찮아지려고 쉬는 거야.”
母親はしばらく見ていた。
어머니는 한동안 준석을 바라봤다.
そして。
그리고.
「それなら、いっぱい食べなさい。」
“그럼 많이 먹어.”
二人で笑った。
둘은 웃었다.
三日目。
셋째 날.
ジュンソクは大学時代によく行った公園へ行った。
준석은 대학 시절 자주 가던 공원에 갔다.
ベンチへ座る。
벤치에 앉았다.
何も持っていなかった。
아무것도 들고 가지 않았다.
参考書も。
참고서도.
ノートも。
노트도.
タイマーも。
타이머도.
ただ座った。
그냥 앉아 있었다.
隣では、小さな子どもが父親とシャボン玉を飛ばしていた。
옆에서는 어린아이가 아버지와 비눗방울을 날리고 있었다.
大学生らしいカップルが写真を撮っていた。
대학생으로 보이는 커플이 사진을 찍고 있었다.
高齢の男性がゆっくり歩いていた。
노인이 천천히 걷고 있었다.
誰もジュンソクの勉強時間を知らない。
아무도 준석의 공부 시간을 몰랐다.
誰も彼の年齢を気にしていない。
아무도 그의 나이를 신경 쓰지 않았다.
誰も、何社受けたか知らない。
아무도 몇 군데에 지원했는지 몰랐다.
その瞬間。
그 순간.
ジュンソクは少し不思議な気持ちになった。
준석은 조금 이상한 기분이 들었다.
「ここでは、ただの人だ。」
“여기서는 그냥 사람이구나.”
そう思った。
그렇게 생각했다.
三日後。
3일 뒤.
六人と再会した。
여섯 사람과 다시 만났다.
春木が聞いた。
하루키가 물었다.
「遅れました?」
“뒤처졌어요?”
ジュンソクが笑った。
준석이 웃었다.
「分かりません。」
“모르겠어요.”
「でも。」
“근데.”
「前ほど気にならなくなりました。」
“전만큼 신경 쓰이지 않아요.”
斎藤一人が聞いた。
사이토 히토리가 물었다.
「三日で何を失った?」
“3일 동안 뭘 잃었어?”
ジュンソクは考える。
준석은 생각했다.
「勉強時間。」
“공부 시간.”
「他には?」
“또?”
「ないかもしれません。」
“없는 것 같아요.”
「何を得た?」
“그럼 뭘 얻었어?”
ジュンソクは少し笑った。
준석은 조금 웃었다.
「睡眠。」
“잠.”
「お母さんとのご飯。」
“엄마랑 먹은 밥.”
「公園。」
“공원.”
「あと。」
“그리고.”
少し考えた。
잠시 생각했다.
「自分がまだ普通に笑えること。」
“제가 아직 평범하게 웃을 수 있다는 것.”
武田双雲が紙を出した。
다케다 소운이 종이를 꺼냈다.
二文字書いた。
두 글자를 썼다.
「比較」
「비교」
その下に。
그 아래에.
「昨日」
「어제」
ジュンソクが見る。
준석이 바라봤다.
「どういう意味ですか?」
“무슨 뜻이에요?”
双雲が答えた。
소운이 대답했다.
「明日から比べる相手を、一人だけ変えてみませんか。」
“내일부터 비교할 대상을 한 명만 바꿔보면 어떨까요?”
「誰に?」
“누구로요?”
「昨日の自分。」
“어제의 나.”
ジュンソクは少し笑った。
준석은 조금 웃었다.
「昨日より一分多く勉強するとか?」
“어제보다 1분 더 공부하라는 건가요?”
双雲は首を横に振った。
소운은 고개를 저었다.
「昨日より一分多く休めてもいい。」
“어제보다 1분 더 쉬어도 됩니다.”
「昨日より一回多く笑えてもいい。」
“어제보다 한 번 더 웃어도 되고요.”
「昨日より一つ、自分を責める言葉が減ってもいい。」
“어제보다 자신을 비난하는 말 하나가 줄어도 됩니다.”
ジュンソクはその紙を見ながら言った。
준석은 그 종이를 보며 말했다.
「日本の亮太さんは、部屋から出ることが大変だったんですよね?」
“일본의 료타 씨는 방에서 나오는 게 힘들었다고 했죠?”
春木がうなずく。
하루키가 고개를 끄덕였다.
「そうです。」
“네.”
「僕は毎日出ていました。」
“저는 매일 밖에 나왔는데요.”
「でも。」
“그런데.”
「何か似てる気がします。」
“왠지 비슷한 것 같아요.”
キム・チャンオクが聞いた。
김창옥이 물었다.
「何が?」
“뭐가 비슷해요?”
ジュンソクは考えた。
준석은 생각했다.
「亮太さんは。」
“료타 씨는.”
「人に見られるのが怖くて。」
“사람들에게 보이는 게 두려워서.”
「部屋にいた。」
“방에 있었고.”
「僕は。」
“저는.”
「遅れてると思われるのが怖くて。」
“뒤처졌다고 보일까 봐 무서워서.”
「ずっと勉強してた。」
“계속 공부만 했어요.”
「方向は逆だけど。」
“방향은 반대인데.”
「どっちも、人の目から逃げてたのかもしれない。」
“둘 다 다른 사람의 시선에서 도망치고 있었던 걸지도 모르겠어요.”
六人は静かに聞いていた。
여섯 사람은 조용히 듣고 있었다.
ウォニョンが笑った。
원영이 미소 지었다.
「今日のポジティブ競争、もう終わりましたね。」
“오늘 긍정 경쟁은 끝났네요.”
ジュンソクが聞く。
준석이 물었다.
「誰が勝ちですか?」
“누가 이겼어요?”
「ジュンソクさん。」
“준석 씨요.”
「また本人?」
“또 당사자예요?”
六人が笑った。
여섯 사람이 웃었다.
数日後。
며칠 뒤.
六人はオンラインで亮太とジュンソクをつないだ。
여섯 사람은 온라인으로 료타와 준석을 연결했다.
最初、二人とも緊張していた。
처음에는 두 사람 모두 긴장했다.
亮太が言った。
료타가 말했다.
「僕、あまり話せないです。」
“저 말 잘 못 해요.”
ジュンソクが笑った。
준석이 웃었다.
「僕は話すことはできます。」
“저는 말은 할 수 있어요.”
「でも、人と比べるのやめられません。」
“근데 비교를 못 멈춰요.”
亮太が少し笑った。
료타가 조금 웃었다.
「それ、僕もあります。」
“그건 저도 그래요.”
二人は少しずつ話した。
두 사람은 조금씩 이야기를 나눴다.
大学を辞めた話。
대학을 그만둔 이야기.
就職に落ちた話。
취업에서 떨어진 이야기.
友達に会えなくなった話。
친구를 만나기 힘들어진 이야기.
SNSを見たくない話。
SNS를 보고 싶지 않은 이야기.
家族に心配をかけたくない話。
가족에게 걱정을 끼치고 싶지 않은 이야기.
国は違った。
나라는 달랐다.
言葉も違った。
언어도 달랐다.
生活も違った。
생활도 달랐다.
でも、何度も同じ言葉が出てきた。
하지만 몇 번이나 같은 말이 나왔다.
「自分だけ遅れている気がする。」
“나만 뒤처진 것 같아요.”
会話の最後。
대화의 마지막.
亮太が言った。
료타가 말했다.
「ジュンソクさん。」
“준석 씨.”
「毎日図書館行ってるの、すごいですね。」
“매일 도서관 가는 거 대단하네요.”
ジュンソクが笑う。
준석이 웃었다.
「亮太さん。」
“료타 씨.”
「ドア開けたのも、かなりすごいですよ。」
“방문 연 것도 정말 대단한 일이에요.”
二人とも少し照れたように笑った。
두 사람 모두 조금 쑥스러운 듯 웃었다.
春木が言った。
하루키가 말했다.
「ほら。」
“보세요.”
「自分では小さく見えることも。」
“자기 눈에는 작아 보이는 일도.”
「他の人から見ると大きいんですよ。」
“다른 사람이 보면 아주 클 수 있어요.”
斎藤一人が笑う。
사이토 히토리가 웃었다.
「だから人と比べるなら、落ち込むためじゃなくて。」
“그러니까 비교를 하려면 자신을 깎아내리려고 하지 말고.”
「自分にない良さを教えてもらうために使えばいいね。」
“내게 없는 장점을 배우는 데 쓰면 좋지.”
その日の最後。
그날의 마지막.
武田双雲が一枚の紙を画面へ見せた。
다케다 소운이 종이 한 장을 화면에 보여줬다.
「違」
「다를 이」
その下にもう一文字。
그 아래에 한 글자를 더 썼다.
「同」
「같을 동」
亮太とジュンソクが見る。
료타와 준석이 바라봤다.
双雲が言った。
소운이 말했다.
「違うから、分かり合えないこともあります。」
“다르기 때문에 이해하기 어려운 것도 있습니다.”
「でも。」
“하지만.”
「違うところまで話してみると。」
“서로 다른 점까지 이야기하다 보면.”
「その奥に、同じ気持ちが見つかることもあります。」
“그 깊은 곳에서 같은 마음을 발견할 수도 있습니다.”
その夜。
그날 밤.
亮太は久しぶりに家の前まで一人で出た。
료타는 오랜만에 혼자 집 앞까지 나왔다.
ジュンソクは勉強を九時間で終えた。
준석은 공부를 9시간 만에 끝냈다.
以前の二人なら。
예전의 두 사람이었다면.
どちらも「足りない」と思ったかもしれない。
둘 다 ‘부족하다’고 생각했을지도 모른다.
でもその日は。
하지만 그날은.
亮太は。
료타는.
「昨日より外。」
“어제보다 밖.”
と思った。
이라고 생각했다.
ジュンソクは。
준석은.
「昨日より一時間、自分の時間。」
“어제보다 한 시간 더 내 시간.”
と思った。
이라고 생각했다.
日本の孤独と韓国の孤独は、同じではなかった。
일본의 외로움과 한국의 외로움은 같지 않았다.
文化も。
문화도.
家族の期待も。
가족의 기대도.
競争の形も。
경쟁의 모습도.
社会から受ける視線も違った。
사회에서 받는 시선도 달랐다.
でも。
하지만.
「自分だけが遅れている。」
その感覚は、国境を越えていた。
‘나만 뒤처진 것 같다’는 감각은 국경을 넘고 있었다.
そして六人は気づき始めた。
그리고 여섯 사람은 깨닫기 시작했다.
ポジティブとは。
긍정이란.
人を同じ速度へ戻すことではない。
사람을 같은 속도로 다시 뛰게 만드는 것이 아니다.
その人自身の速度を、もう一度見つけることなのかもしれない。
그 사람이 자신의 속도를 다시 찾게 하는 것인지도 모른다.
(第12話へ続く)
(제12화로 계속)
第13話 誰が一番ポジティブだったのか - 제13화 누가 가장 긍정적이었을까

東京。
도쿄.
午後四時。
오후 4시.
日本と韓国を行き来した長い活動も、今日で一区切りを迎える。
일본과 한국을 오갔던 긴 활동도 오늘로 한 막을 내린다.
六人は東京の小さなイベントスペースに集まっていた。
여섯 사람은 도쿄의 작은 행사 공간에 모여 있었다.
斎藤一人。
사이토 히토리.
春木開。
하루키 카이.
武田双雲。
다케다 소운.
チャン・ウォニョン。
장원영.
キム・チャンオク。
김창옥.
キム・ミギョン。
김미경.
部屋の中央には、六つの椅子が円になって置かれていた。
방 중앙에는 여섯 개의 의자가 원을 이루고 놓여 있었다.
テーブルもない。
테이블도 없었다.
演台もない。
연단도 없었다.
スクリーンだけが一つあった。
스크린만 하나 있었다.
そこには大きく書かれていた。
그곳에는 크게 적혀 있었다.
「誰が一番ポジティブだったのか?」
“누가 가장 긍정적이었을까?”
春木が笑った。
하루키가 웃었다.
「ついに決めるんですね。」
“드디어 정하는 건가요?”
ウォニョンも笑った。
원영도 웃었다.
「ずっと競争してきましたからね。」
“계속 경쟁해왔으니까요.”
斎藤一人が言った。
사이토 히토리가 말했다.
「俺は最初から優勝するつもりだったけどね。」
“난 처음부터 우승할 생각이었는데.”
六人が笑った。
여섯 사람이 웃었다.
キム・ミギョンが聞いた。
김미경이 물었다.
「では、本当に投票しますか?」
“그럼 정말 투표할까요?”
武田双雲が紙を六枚配った。
다케다 소운이 종이 여섯 장을 나눠줬다.
「自分以外の名前を書きましょう。」
“자기 자신을 제외한 이름을 적어봅시다.”
「一番ポジティブだったと思う人。」
“가장 긍정적이었다고 생각하는 사람.”
六人は考え始めた。
여섯 사람은 생각하기 시작했다.
春木がウォニョンを見る。
하루키가 원영을 바라봤다.
ウォニョンが斎藤一人を見る。
원영이 사이토 히토리를 바라봤다.
キム・チャンオクが双雲を見る。
김창옥이 소운을 바라봤다.
キム・ミギョンは目を閉じて考えていた。
김미경은 눈을 감고 생각하고 있었다.
数分後。
몇 분 뒤.
全員が書き終えた。
모두 다 적었다.
双雲が一枚目を開いた。
소운이 첫 번째 종이를 펼쳤다.
そこに書かれていた名前は。
그곳에 적힌 이름은.
「亮太。」
“료타.”
六人が顔を上げた。
여섯 사람이 고개를 들었다.
二枚目。
두 번째.
「ユナ。」
“유나.”
三枚目。
세 번째.
「ミンジュン。」
“민준.”
四枚目。
네 번째.
「ヒョヌ。」
“현우.”
五枚目。
다섯 번째.
「ジュンソク。」
“준석.”
そして六枚目。
그리고 여섯 번째.
双雲が開いた。
소운이 펼쳤다.
「私たちが会った若者全員。」
“우리가 만난 모든 청년.”
春木が笑った。
하루키가 웃었다.
「誰も六人の名前書いてないじゃないですか。」
“아무도 우리 여섯 명 이름은 안 썼네요.”
ウォニョンも笑った。
원영도 웃었다.
「競争、完全に負けましたね。」
“경쟁에서 완전히 졌네요.”
斎藤一人が笑う。
사이토 히토리가 웃었다.
「最高の負け方だね。」
“최고의 패배네.”
そのとき。
그때.
スクリーンが切り替わった。
스크린 화면이 바뀌었다.
最初に映ったのは、亮太だった。
처음 화면에 나온 사람은 료타였다.
以前は三年間、ほとんど部屋から出られなかった青年。
3년 동안 거의 방 밖으로 나오지 못했던 청년.
今日は自宅近くの公園から参加していた。
오늘은 집 근처 공원에서 접속하고 있었다.
「こんにちは。」
“안녕하세요.”
六人が一斉に笑った。
여섯 사람이 동시에 웃었다.
春木が聞いた。
하루키가 물었다.
「外じゃないですか。」
“밖이네요?”
亮太が笑う。
료타가 웃었다.
「はい。」
“네.”
「最近、週に三回くらい散歩してます。」
“요즘 일주일에 세 번 정도 산책해요.”
斎藤一人が聞いた。
사이토 히토리가 물었다.
「仕事は?」
“일은?”
亮太は少し笑った。
료타는 조금 웃었다.
「まだです。」
“아직이요.”
「いいじゃん。」
“좋네.”
亮太が驚く。
료타가 놀랐다.
「いいんですか?」
“괜찮아요?”
「散歩できるようになった話してるときに、なんで仕事の点数つけるの。」
“산책하게 된 이야기를 하는데 왜 갑자기 취업 점수를 매겨.”
亮太は笑った。
료타는 웃었다.
次に映ったのはユナ。
다음 화면에는 유나가 나왔다.
「最近どうですか?」
“요즘 어때요?”
ウォニョンが聞いた。
원영이 물었다.
ユナは笑った。
유나는 웃었다.
「加工、まだします。」
“보정, 아직 해요.”
六人が笑った。
여섯 사람이 웃었다.
「でも前ほどじゃないです。」
“근데 예전만큼은 아니에요.”
「鏡は?」
“거울은요?”
ユナは答えた。
유나는 대답했다.
「嫌いな日もあります。」
“싫은 날도 있어요.”
少し間を置いた。
잠시 말을 멈췄다.
「でも、嫌いだからって一日全部嫌いにはならなくなりました。」
“그래도 얼굴이 마음에 안 든다고 하루 전체를 싫어하지는 않게 됐어요.”
ウォニョンが大きく拍手した。
원영이 크게 박수를 쳤다.
次はミンジュン。
다음은 민준.
九十七社から不採用になった青年。
97곳에서 불합격했던 청년.
今は会社で働き始めていた。
지금은 회사에서 일을 시작했다.
キム・ミギョンが聞いた。
김미경이 물었다.
「仕事、楽しいですか?」
“회사 생활 즐거워요?”
ミンジュンが笑った。
민준이 웃었다.
「毎日は楽しくないです。」
“매일 즐겁지는 않아요.”
六人が笑う。
여섯 사람이 웃었다.
「でも。」
“그래도.”
「前は会社に入れば人生が完成すると思ってました。」
“예전에는 취업하면 인생이 완성되는 줄 알았어요.”
「今は?」
“지금은요?”
「会社も人生の一部分ですね。」
“회사도 인생의 한 부분이더라고요.”
ヒョヌも画面に現れた。
현우도 화면에 나타났다.
少し髪が短くなっていた。
머리가 조금 짧아져 있었다.
ウォニョンが聞いた。
원영이 물었다.
「怖くなくなりました?」
“이제 안 무서워요?”
ヒョヌは笑った。
현우는 웃었다.
「いや。」
“아니요.”
「まだ怖いことあります。」
“아직 무서운 게 있어요.”
「でも最近。」
“근데 요즘.”
「怖いって言える同期ができました。」
“무섭다고 말할 수 있는 동기가 생겼어요.”
キム・チャンオクが微笑んだ。
김창옥이 미소 지었다.
「それは強いですね。」
“그건 강한 일이네요.”
最後にジュンソク。
마지막으로 준석.
背景は図書館ではなかった。
배경은 도서관이 아니었다.
カフェだった。
카페였다.
参考書も見えない。
참고서도 보이지 않았다.
春木が聞いた。
하루키가 물었다.
「今日、勉強は?」
“오늘 공부는요?”
ジュンソクが答えた。
준석이 대답했다.
「八時間。」
“8시간요.”
「前は十時間でしたよね。」
“예전에는 10시간이었죠?”
「はい。」
“네.”
「不安じゃない?」
“불안하지 않아요?”
ジュンソクは少し考えた。
준석은 잠시 생각했다.
「少し。」
“조금요.”
「でも。」
“그래도.”
「二時間で人生をやってます。」
“남은 두 시간에는 인생을 살고 있어요.”
六人が笑った。
여섯 사람이 웃었다.
画面には、これまで出会ったほかの若者たちも順番に映った。
화면에는 그동안 만났던 다른 청년들도 차례로 나타났다.
問題が全部消えた人はいなかった。
문제가 모두 사라진 사람은 없었다.
人生が突然完璧になった人もいなかった。
인생이 갑자기 완벽해진 사람도 없었다.
それでも。
그래도.
少し眠れるようになった人。
조금 더 잘 수 있게 된 사람.
家族に本音を言えた人。
가족에게 속마음을 말할 수 있게 된 사람.
学校へ戻った人。
학교로 돌아간 사람.
まだ戻らないことを選んだ人。
아직 돌아가지 않기로 한 사람.
SNSを閉じられるようになった人。
SNS를 끌 수 있게 된 사람.
助けてと言えるようになった人。
도와달라고 말할 수 있게 된 사람.
それぞれの変化は、小さかった。
각자의 변화는 작았다.
でも本人にとっては、小さくなかった。
하지만 당사자에게는 결코 작지 않았다.
映像が終わった。
영상이 끝났다.
部屋が静かになった。
방 안이 조용해졌다.
キム・チャンオクが言った。
김창옥이 말했다.
「最初、私たちは若者たちをポジティブにしようとしていました。」
“처음에는 우리가 청년들을 긍정적으로 만들어주려고 했습니다.”
斎藤一人がうなずいた。
사이토 히토리가 고개를 끄덕였다.
「途中から違うって分かったね。」
“하다 보니 그게 아니라는 걸 알게 됐지.”
ウォニョンが聞いた。
원영이 물었다.
「何が違ったんでしょう?」
“뭐가 달랐던 걸까요?”
一人が答えた。
히토리가 대답했다.
「人は、ずっとポジティブでいなくていいんだよ。」
“사람은 항상 긍정적일 필요는 없어.”
「落ち込む日もある。」
“우울한 날도 있고.”
「嫌になる日もある。」
“싫어지는 날도 있고.”
「逃げたい日もある。」
“도망치고 싶은 날도 있어.”
「それを全部なくすことがポジティブじゃない。」
“그걸 전부 없애는 게 긍정은 아니야.”
春木が続けた。
하루키가 말을 이었다.
「じゃあポジティブって何ですか?」
“그럼 긍정이 뭔가요?”
斎藤一人は少し考えた。
사이토 히토리는 잠시 생각했다.
「明日、もう一回やってみようと思えることじゃないかな。」
“내일 한 번 더 해볼까 생각할 수 있는 거 아닐까.”
武田双雲が立ち上がった。
다케다 소운이 자리에서 일어났다.
大きな紙を床に置いた。
큰 종이를 바닥에 놓았다.
筆を取る。
붓을 들었다.
一文字書いた。
한 글자를 썼다.
「光」
「빛」
みんながその字を見る。
모두가 그 글자를 바라봤다.
双雲が言った。
소운이 말했다.
「光というと。」
“빛이라고 하면.”
「暗闇を全部消すものだと思うかもしれません。」
“어둠을 전부 없애는 것이라고 생각할 수도 있습니다.”
「でも、小さな光でも。」
“하지만 작은 빛이어도.”
「次の一歩くらいは見えます。」
“다음 한 걸음 정도는 보입니다.”
キム・ミギョンが言った。
김미경이 말했다.
「それで十分なのかもしれません。」
“그 정도면 충분할지도 모릅니다.”
「十年先が見えなくても。」
“10년 뒤가 보이지 않아도.”
「明日の朝まで見えればいい。」
“내일 아침까지 보이면 되고.”
「明日が無理なら。」
“내일까지도 어렵다면.”
「今日の夜まででもいい。」
“오늘 밤까지만 보여도 됩니다.”
ウォニョンはしばらく黙っていた。
원영은 한동안 말이 없었다.
そして言った。
그리고 말했다.
「私、最初は。」
“저는 처음에.”
「嫌なことが起きても、ラッキーに変えるのがポジティブだと思っていました。」
“안 좋은 일이 생겨도 럭키로 바꾸는 게 긍정이라고 생각했어요.”
「今も、それは好きです。」
“지금도 그런 생각을 좋아해요.”
「でも。」
“그런데.”
「今回いろんな人に会って。」
“이번에 여러 사람을 만나면서.”
「ラッキーって言えない日もあるんだなと思いました。」
“럭키라고 말할 수 없는 날도 있다는 걸 알게 됐어요.”
部屋が静かになる。
방 안이 조용해졌다.
ウォニョンは続けた。
원영은 말을 이어갔다.
「そんな日は。」
“그런 날에는.”
「無理にラッキーを探さなくてもいい。」
“억지로 럭키를 찾지 않아도 돼요.”
「今日はつらかった。」
“오늘은 힘들었다.”
「それだけでもいい。」
“그것만으로도 괜찮아요.”
「そして。」
“그리고.”
「明日になったら、小さなラッキーを一個探してみる。」
“내일이 되면 작은 럭키 하나를 찾아보는 거예요.”
キム・チャンオクが笑った。
김창옥이 웃었다.
「ウォニョンさん、変わりましたね。」
“원영 씨도 변했네요.”
ウォニョンが笑う。
원영이 웃었다.
「私も参加者だったみたいです。」
“저도 참가자였나 봐요.”
斎藤一人が笑った。
사이토 히토리가 웃었다.
「みんな参加者だよ。」
“다 참가자야.”
春木が立ち上がった。
하루키가 자리에서 일어났다.
「では最後のポジティブ競争しましょう。」
“그럼 마지막 긍정 경쟁을 해봅시다.”
「テーマは?」
“주제는요?”
ウォニョンが聞いた。
원영이 물었다.
春木は言った。
하루키가 말했다.
「この旅で、自分がもらったもの。」
“이 여정에서 내가 받은 것.”
最初は斎藤一人。
먼저 사이토 히토리.
「若い人は、教える相手じゃないってこと。」
“청년들은 가르쳐야 할 대상만은 아니라는 것.”
「こっちが教わることもいっぱいある。」
“우리가 배울 것도 많다는 것.”
春木。
하루키.
「前向きって、速く走ることだと思ってました。」
“긍정적이라는 건 빨리 달리는 거라고 생각했어요.”
「止まっている人にも、前向きな瞬間があると知りました。」
“멈춰 있는 사람에게도 앞으로 향하는 순간이 있다는 걸 알게 됐습니다.”
武田双雲。
다케다 소운.
「言葉です。」
“말입니다.”
「同じ一日でも、どんな一文字を置くかで見え方が変わる。」
“같은 하루도 어떤 한 글자를 놓느냐에 따라 보이는 모습이 달라집니다.”
キム・ミギョン。
김미경.
「休むこと。」
“쉬는 것.”
「前へ進ませることばかり考えていました。」
“계속 앞으로 가게 만드는 것만 생각했습니다.”
「休むことも人生を守る行動だと、改めて学びました。」
“쉬는 것도 삶을 지키는 행동이라는 걸 다시 배웠습니다.”
キム・チャンオク。
김창옥.
「弱さです。」
“약함입니다.”
「弱さを隠した人より。」
“약함을 숨긴 사람보다.”
「弱さを言葉にできた人のほうが、強く見える瞬間が何度もありました。」
“약함을 말로 표현한 사람이 더 강해 보이는 순간이 여러 번 있었습니다.”
最後はウォニョン。
마지막은 원영.
みんなが見る。
모두가 바라봤다.
ウォニョンは少し考えた。
원영은 잠시 생각했다.
そして笑った。
그리고 웃었다.
「私は。」
“저는.”
「ポジティブになれない日も、失敗じゃないってことです。」
“긍정적이지 못한 날도 실패가 아니라는 걸 배웠어요.”
しばらく誰も話さなかった。
한동안 아무도 말하지 않았다.
そして斎藤一人が言った。
그리고 사이토 히토리가 말했다.
「じゃあ優勝決まったね。」
“그럼 우승자가 정해졌네.”
ウォニョンが驚く。
원영이 놀랐다.
「誰ですか?」
“누구예요?”
一人が笑った。
히토리가 웃었다.
「今日、苦しいのに今日を生きてる人。」
“오늘 힘든데도 오늘을 살아가는 사람.”
誰も笑わなかった。
아무도 웃지 않았다.
冗談ではなかったからだ。
농담이 아니었기 때문이다.
その夜。
그날 밤.
六人は東京駅へ向かって歩いていた。
여섯 사람은 도쿄역을 향해 걷고 있었다.
特別な車ではない。
특별한 차도 없었다.
カメラもない。
카메라도 없었다.
スタッフも少し離れて歩いていた。
스태프들도 조금 떨어져 걷고 있었다.
ただ六人で歩いた。
그저 여섯 사람이 함께 걸었다.
春木が聞いた。
하루키가 물었다.
「次、どうします?」
“다음에는 뭘 할까요?”
キム・ミギョンが笑った。
김미경이 웃었다.
「もう次の話ですか?」
“벌써 다음 이야기예요?”
「だって。」
“그게.”
春木が言う。
하루키가 말했다.
「困ってる人、まだたくさんいるでしょう。」
“힘든 사람은 아직 많이 있잖아요.”
斎藤一人が笑った。
사이토 히토리가 웃었다.
「じゃあ、終われないね。」
“그럼 끝낼 수 없겠네.”
ウォニョンが空を見上げた。
원영이 하늘을 올려다봤다.
東京の夜空。
도쿄의 밤하늘.
星はほとんど見えなかった。
별은 거의 보이지 않았다.
でも街には、小さな光が無数にあった。
하지만 거리에는 작은 불빛이 셀 수 없이 많았다.
ウォニョンが言った。
원영이 말했다.
「一個ずつでいいですね。」
“하나씩이면 되겠네요.”
キム・チャンオクが聞いた。
김창옥이 물었다.
「何がですか?」
“뭐가요?”
「一人ずつ。」
“한 사람씩.”
「一日ずつ。」
“하루씩.”
「一個ずつ。」
“하나씩.”
「ラッキーを見つけられるところまで一緒に行く。」
“럭키 하나를 찾을 수 있는 곳까지 같이 가는 거예요.”
六人は歩き続けた。
여섯 사람은 계속 걸었다.
誰が一番ポジティブだったのか。
누가 가장 긍정적이었을까.
最後まで答えは一人には決まらなかった。
끝까지 답은 한 사람으로 정해지지 않았다.
たぶん、それでよかった。
아마 그걸로 충분했다.
ポジティブとは、いつも笑っていることではない。
긍정이란 항상 웃고 있는 것이 아니다.
悲しいときに悲しいと言うこと。
슬플 때 슬프다고 말하는 것.
怖いときに怖いと言うこと。
무서울 때 무섭다고 말하는 것.
疲れたときに休むこと。
지쳤을 때 쉬는 것.
助けが必要なときに手を伸ばすこと。
도움이 필요할 때 손을 내미는 것.
そして。
그리고.
今日がうまくいかなかったとしても。
오늘이 잘 풀리지 않았더라도.
「明日、もう一度やってみよう。」
“내일, 한 번 더 해보자.”
そう思える小さな場所を、心のどこかに残しておくこと。
그렇게 생각할 수 있는 작은 자리를 마음 한편에 남겨두는 것.
それもまた、ポジティブなのかもしれない。
그것 역시 긍정일지도 모른다.
そして六人は、駅の人混みの中へ入っていった。
그리고 여섯 사람은 역의 사람들 사이로 걸어 들어갔다.
誰かを救った英雄としてではなく。
누군가를 구한 영웅으로서가 아니라.
自分たちも迷いながら生きる、六人の人間として。
자신들도 헤매며 살아가는 여섯 사람으로서.
明日もまた、誰かの話を聞くために。
내일도 다시 누군가의 이야기를 듣기 위해.
― 完 ―
― 끝 ―
おわりに - 마치며

最初、6人は若者たちをポジティブにしようとしていました。
처음에 여섯 사람은 청년들을 긍정적으로 만들어주려고 했습니다.
だから少し競争もしました。
그래서 작은 경쟁도 했습니다.
「今回は誰が一番ポジティブなことを言えるか。」
“이번에는 누가 가장 긍정적인 말을 할 수 있을까.”
「誰が一番いい考え方を見つけられるか。」
“누가 가장 좋은 생각을 찾아낼 수 있을까.”
それは、この物語の楽しい部分でもありました。
그것은 이 이야기의 재미있는 부분이기도 했습니다.
ところが最後には、その競争そのものがひっくり返ります。
하지만 마지막에는 그 경쟁 자체가 뒤집힙니다.
東京に集まった6人は、「誰が一番ポジティブだったのか」を投票で決めようとします。
도쿄에 모인 여섯 사람은 ‘누가 가장 긍정적이었는가’를 투표로 정하려 합니다.
しかし、誰も6人の名前を書きませんでした。
하지만 아무도 여섯 사람의 이름을 쓰지 않았습니다.
亮太。
료타.
ユナ。
유나.
ミンジュン。
민준.
ヒョヌ。
현우.
ジュンソク。
준석.
そして、
그리고,
「私たちが会った若者全員。」
“우리가 만난 모든 청년.”
それが6人の答えでした。
그것이 여섯 사람의 답이었습니다.
なぜでしょうか。
왜 그랬을까요.
若者たちは、いつも前向きだったからではありません。
청년들이 언제나 긍정적이었기 때문이 아닙니다.
泣きました。
울었습니다.
怒りました。
화도 냈습니다.
怖がりました。
두려워했습니다.
人と比べました。
다른 사람과 자신을 비교했습니다.
部屋から出られない日もありました。
방에서 나오지 못하는 날도 있었습니다.
「もう無理だ」と思った日もありました。
‘이제는 못 하겠다’고 생각한 날도 있었습니다.
それでも、どこかで小さな選択をしました。
그래도 어딘가에서 작은 선택을 했습니다.
ドアを少し開ける。
문을 조금 열어보는 것.
10時間の勉強を8時間にする。
10시간의 공부를 8시간으로 줄이는 것.
加工していない自分の顔をすぐ嫌わない。
보정하지 않은 자신의 얼굴을 바로 미워하지 않는 것.
「怖い」と誰かに話す。
누군가에게 ‘무섭다’고 말하는 것.
助けを受け取る。
도움을 받아들이는 것.
休む。
쉬는 것.
そして、次の日を迎える。
그리고 다음 날을 맞이하는 것.
そこで6人は、ようやく気づきます。
그제야 여섯 사람은 깨닫습니다.
ポジティブとは、いつも笑っていることではない。
긍정이란 언제나 웃고 있는 것이 아니다.
悪い出来事を全部「良かった」に変えることでもない。
나쁜 일을 모두 ‘좋은 일이었다’고 바꾸는 것도 아니다.
悲しいときには、悲しいと言っていい。
슬플 때는 슬프다고 말해도 된다.
怖いときには、怖いと言っていい。
무서울 때는 무섭다고 말해도 된다.
疲れたら休んでもいい。
지치면 쉬어도 된다.
そして今日、前を向けなかったとしても、
그리고 오늘 앞으로 나아가지 못했더라도,
明日、もう一度やってみようと思える場所を心のどこかに残しておく。
내일, 한 번 더 해보자고 생각할 수 있는 자리를 마음 한편에 남겨두는 것.
それもポジティブなのです。
그것도 긍정입니다.
日本編では、もう一日生きるための小さな光を探しました。
일본 편에서는 하루를 더 살아가기 위한 작은 빛을 찾았습니다.
韓国編では、「こうでなければならない」から少しずつ自由になりました。
한국 편에서는 ‘이래야만 한다’에서 조금씩 자유로워졌습니다.
そして日韓合同編で、その二つが一つになります。
그리고 한일 공동 편에서 그 두 가지가 하나가 됩니다.
人には、人それぞれの速度がある。
사람에게는 저마다의 속도가 있다.
止まっているように見える一歩もある。
멈춰 있는 것처럼 보이는 한 걸음도 있습니다.
休むことで初めて進める一歩もある。
쉬어야 비로소 내디딜 수 있는 한 걸음도 있습니다.
誰かに助けてもらうことで踏み出せる一歩もある。
누군가의 도움을 받아야 내디딜 수 있는 한 걸음도 있습니다.
だから、人の人生を外から見て「遅れている」と決めることはできません。
그래서 다른 사람의 삶을 밖에서 보고 ‘뒤처졌다’고 단정할 수 없습니다.
最後に武田双雲が書いた文字は、
마지막으로 다케다 소운이 쓴 글자는,
「光」
“빛”
でした。
이었습니다.
光は、暗闇を全部消してくれるとは限りません。
빛이 어둠을 전부 없애주는 것은 아닙니다.
それでも、次の一歩くらいは見せてくれます。
그래도 다음 한 걸음 정도는 보여줍니다.
それで十分な夜もあります。
그것으로 충분한 밤도 있습니다.
「明日、もう一度やってみよう。」
“내일, 한 번 더 해보자.”
13話を通して6人が探していたポジティブは、最後にはこの一言になりました。
13개의 이야기를 통해 여섯 사람이 찾고 있던 긍정은 마지막에 이 한마디가 되었습니다.
登場人物紹介
등장인물 소개
斎藤一人
사이토 히토리
日本の実業家・著述家。人生、幸せ、言葉、ものの見方について独自の考えを発信してきました。この物語では、若者に答えを与えるより、苦しい出来事を見る角度を少し変える役割を担います。最終話では「今日、苦しいのに今日を生きている人」こそ一番ポジティブなのではないかという答えへたどり着きます。
일본의 사업가이자 저술가. 삶, 행복, 말, 세상을 바라보는 방식에 관한 독특한 생각을 전해왔습니다. 이 이야기에서는 청년들에게 답을 주기보다 힘든 일을 바라보는 각도를 조금 바꾸는 역할을 합니다. 마지막 이야기에서는 ‘오늘 힘든데도 오늘을 살아가는 사람’이야말로 가장 긍정적인 사람이 아닐까라는 답에 도달합니다.
春木開
하루키 카이
日本の実業家・インフルエンサー。前向きな発信で知られています。この物語では行動を重視しますが、若者たちとの出会いから「前へ進む=速く進む」ではないことを学びます。
일본의 사업가이자 인플루언서. 긍정적인 메시지로 알려져 있습니다. 이 이야기에서는 행동을 중요하게 여기지만, 청년들과의 만남을 통해 ‘앞으로 나아간다 = 빨리 간다’는 뜻은 아니라는 것을 배웁니다.
武田双雲
다케다 소운
日本の書道家。言葉と書を通じて人生や感情を表現してきました。合同編では「違」「同」「共」、そして最後に「光」という文字を通して、13話全体の意味をつないでいきます。
일본의 서예가. 말과 글씨를 통해 삶과 감정을 표현해왔습니다. 공동 편에서는 ‘違’, ‘同’, ‘共’, 그리고 마지막에는 ‘光’이라는 글자를 통해 13개 이야기 전체의 의미를 이어갑니다.
チャン・ウォニョン
장원영
韓国の歌手・IVEのメンバー。「ラッキービッキー」と呼ばれる前向きな発想でも知られています。物語の最初では嫌な出来事から良い面を探そうとしますが、若者たちとの出会いを経て「ラッキーと言えない日があってもいい」という、より広いポジティブへたどり着きます。
한국의 가수이자 IVE 멤버. ‘럭키비키’라고 불리는 긍정적인 사고방식으로도 알려져 있습니다. 이야기의 처음에는 힘든 일에서도 좋은 면을 찾으려 하지만, 청년들과의 만남을 거치며 ‘럭키라고 말할 수 없는 날이 있어도 괜찮다’는 더 넓은 긍정에 도달합니다.
キム・チャンオク
김창옥
韓国の講演家・コミュニケーション専門家。人間関係、家族、感情をテーマに多くの講演を行っています。この物語では「弱さを言葉にすること」を大切にし、最終的には弱さを話せる人の中にも強さがあることを改めて見つけます。
한국의 강연가이자 소통 전문가. 인간관계, 가족, 감정을 주제로 많은 강연을 해왔습니다. 이 이야기에서는 ‘약함을 말로 표현하는 것’을 중요하게 여기며, 마지막에는 자신의 약함을 말할 수 있는 사람 안에도 강함이 있다는 것을 다시 발견합니다.
キム・ミギョン
김미경
韓国の講演家・教育者・著述家。仕事、学び、人生設計などをテーマに活動してきました。この物語では現実的な行動を考える役割を担いながら、最後には「休むことも人生を守る行動」だという答えを若者たちから学びます。
한국의 강연가이자 교육자, 저술가. 일, 배움, 인생 설계 등을 주제로 활동해왔습니다. 이 이야기에서는 현실적인 행동을 찾는 역할을 하면서, 마지막에는 ‘쉬는 것도 삶을 지키는 행동’이라는 답을 청년들에게서 배우게 됩니다.
この作品の対話、人物同士の交流、出来事は創作された架空の物語です。実在する人物の実際の発言、行動、関係性を描いたものではありません。
이 작품의 대화, 인물 간의 교류, 사건은 창작된 가상의 이야기입니다. 실존 인물의 실제 발언, 행동, 관계를 묘사한 것이 아닙니다.

Leave a Reply