はじめに今回の対話では、『白夜行』を犯罪の真相だけでなく、「傷ついた子供が、生き延びるために身につけた方法を、大人になっても使い続けたらどうなるのか」という問いから読みました。雪穂と亮司の関係を愛か共犯かだけで決めず、心理学、愛着、社会、倫理、犯罪、文学という複数の視点から考えました。そこで見えてきたのは、二人の関係が救いであると同時に、二人を過去につなぎ止めるものでもあったということでした。この対話から見えてきたこと雪穂と亮司の間には、確かに深い結びつきがあったと考えられます。でも、それを「純粋な愛」と呼ぶだけでは足りません。二人を結んでいたものには、愛、秘密、恐怖、罪、生存、孤独、そして「自 … [Read more...] about 『白夜行』を心理学で読み解く — 雪穂と亮司はなぜ変われなかったのか

