
おいおいおい……また集まっちまったな、この“問題児”たちがよ。
どうも、いかりや長介です。
今回はな、なんと宮城県の富谷市に5人揃って旅に出ることになっちまったんだ。
いや、観光だの癒しだの言うけどな? こいつらと一緒じゃ、癒しが“悲鳴”に変わるのがオチなんだよ。
志村は最初からテンションがおかしいし、加藤はすぐ調子に乗る。
仲本はいい子ちゃんぶってるけど、結局ノリノリだし、ブーはもう…ゆるすぎて逆に心配だ。
俺? 俺はずっと怒鳴ってばっかりさ。
でもよ、そんなバカみたいな毎日が、実は一番楽しかったりすんだよな。
5人で笑って、ずっこけて、怒鳴って、泣き笑いの旅だったけどよ――
よかったら最後まで、読者のあんたも一緒に笑ってってくれや。
じゃ、始めっか。
「8時だョ!富谷だョ!全員集合ーーーッ!!」
(本稿に記されている対話はすべて仮想のものであり、実在の人物・発言とは関係ありません。)
第1章:富谷で全員集合!和風宿の大混乱

「オイッス!」
志村けんが手を大きく振りながら、富谷市の駅前に降り立った。待ち合わせ場所に次々と集まるドリフの面々。
「おい志村、お前遅刻だよ。集合時間、朝の8時って言ったろ!」
いかりや長介の低音ボイスが、朝の静けさに響きわたる。
「いや〜、昨日飲みすぎちゃってさ。へへっ…ほら見てよこの顔、寝起きでツヤツヤだろ!」
「それは脂だろ」と加藤茶が即ツッコミ。
仲本工事が「みんな〜この富谷って街、宿場町だったらしいよ〜」と観光案内を片手に説明し出すが、誰も聞いていない。
「おーい、ブーちゃん!こっちだぞー!」
志村が振り返ると、遠くから高木ブーが手を振りながら登場。なぜかスーツケースの上に座って滑ってきた。
「ん〜、動く歩道がないから自分で作ってみたんだよ〜」
「ただの無謀だろそれ!」全員が突っ込む。
■和風宿で布団バトル
宿は風情ある畳の部屋。だが、チェックインして5分後には混乱開始。
「この布団、フカフカで最高〜!」とブーが4つの布団を占領。
「ちょっと待てよ!俺の布団は!?」加藤が焦って探すと、志村が布団の中から登場。「ここにいるよ〜ん、ヘヘッ」
「お前、掛け布団と同化してんじゃねぇ!」
仲本が冷静に布団を並べ直そうとするが、「俺が真ん中だろ!」と誰かが言い出して、全員でセミダブル布団を奪い合う地獄絵図。
いかりやがついにキレた。
「お前ら!誰が3人でセミダブルに寝ろって言ったんだコノヤロウ!!」
■温泉で大混乱
夕方、皆でとみや湯ったり苑へ。のんびり露天風呂で癒される…はずが。
「キャー!」
「ブーちゃん、女湯じゃないか!?」
「え…?のれんがピンクだったからラズベリー風呂だと思ったのに…」
「それ女湯のサインだよ!」
全員で脱衣所に戻った瞬間、志村がタオル一丁で「変なおじさん」踊りを開始。
「おい志村やめろ!他のお客さんが…」
「って、もう客いないぞ?」
よく見たら脱衣所の片隅にいたのは、旅館の女将さんが立ち尽くしてた。
「…変なおじさん、好きかも」
「えええええぇぇぇぇ!?」
■夜の宴会、爆笑トラップ
夕食は地元の居酒屋で豪華な郷土料理。牛タン、ずんだ餅、はっと汁…。
「ずんだ餅って、こんなに緑だったっけ?」と加藤茶が言うと、
「それ、わさびだよ」
「ええええ!おい志村ァアアア!!」
「へっへっへ、引っかかったな〜、変なおじさんのお通しです!」
いかりやがビールを一口飲もうとした瞬間、ブーの「かんぱーい!」で全員のジョッキがぶつかり、泡が顔に直撃。
「も〜う、宴会じゃなくて洗顔大会かよ!」
夜9時。布団に転がりながら、志村がぽつり。
「こうやってさ、5人で旅に来るのって…実は初めてだよな?」
全員静かになって、ちょっとだけしんみり。
…と思ったその時、加藤が一言。
「…で、誰のいびきが一番うるさいか、今夜で決めようぜ?」
「お前にだけは言われたくなーーーい!!」
全員でダッフンダ!
爆笑に包まれながら、富谷の夜が静かに更けていった。
第2章:松島湾でカモメと全面戦争!?

朝8時、富谷の宿で起床。
だが、起きた瞬間から事件が起きた。
「おーい!誰だよ俺の布団の中にみかん入れたの!」
「それ、俺の足だよ!」と高木ブー。
「え!? ブーちゃん、足の形が温州みかんなの!?」
「最近、むくんでんの…」
朝から全員が腹を抱えて笑いながら、松島へ出発。
「今日こそは観光らしい観光をしよう!」と仲本が張り切る。
■松島遊覧船で大混乱
午前10時、松島湾に到着し、観光遊覧船に乗り込む。
いかりやが双眼鏡で島々を見ながら、「あれが仁王島だ…おお、鐘島も見えるぞ…」と真面目に解説していたが、後ろで事件が起きていた。
「きゃー!」「ギャーッ!志村ァ!!」
カモメの大群が、志村の持つえびせんをロックオン!
「ひぃぃぃっ!こっち来んなーーー!」
志村は走りながら船上でえびせんを投げるも、カモメが全力で追いかけてくる。
「この船、避難用の浮き輪ある!?」と本気で叫ぶ志村に、
「それより…お前が浮き輪っぽい顔してんぞ!」と加藤の一撃。
■「全員着水」コント、爆誕
志村がカモメから逃げるうちに、甲板から「ピョンッ」と足を滑らせて落ちそうになる。
その瞬間、いかりやが叫ぶ。
「おい志村ァ!コントいくぞォ!」
「…8時だョ!全員——」
「着水ーーー!!!」
ドッッパーーン!!!
…は、妄想だけで済んだ。実際には志村、ギリギリで助かる。
でもそのとき、後ろにいた高木ブーがよろけて本当にバランスを崩した。
「わっ!…あ、あれ!?」
ガクン。ドサッ。
ブーちゃん、座っただけだった。
「落ちたんじゃなくて、ただ座ったのかよ!」
■カモメの鳴きマネ大会
落ち着いたところで、加藤が突然「おれ、カモメのマネできる」と言い出す。
「カァァーーッカァァァァーー!」
「それ、カラスだろ!カモメはもっと『キィーーッ』って感じ!」
仲本「じゃあ俺は…ホーホケキョ」
志村「それ、ウグイス!」
「ブーちゃんは!?」
ブー「…バァァーーン!ズゴーーーン!」
全員「それ、戦艦の音だろ!!!」
船内が笑いの渦に包まれ、地元のおばちゃん観光客に写真を撮られる。
「若い子たちは元気だわねぇ〜」
「いや…平均年齢、70超えてます…」
■松島グルメでまさかの「牡蠣芸」
昼食は松島さかな市場。全員で焼き牡蠣を注文。
しかし志村、ひと口食べた直後に叫ぶ。
「うおおおおおおお!熱っ、熱っ!これ、口の中で噴火してる!!」
「お前、マグマ食ってんのかよ!?」と加藤が爆笑しながらお茶をかける。
「それじゃお茶漬け牡蠣になっちゃうだろ!」
ブーちゃんは静かに…と思いきや、焼き牡蠣を3個重ねて一気に口へ。
「ん〜〜〜、ミルキーでぷるぷる〜〜〜」
「なんだその擬音…ほぼ母乳だぞそれ!」
仲本「…牡蠣って消化にいいんだっけ?」
いかりや「さあな。でもお前ら、食べすぎると帰り道、全員腹芸だぞ!」
■帰りの車内で爆笑ラジオショー
帰りの車内、志村がスマホで流したのは、自作の「ドリフラジオ」。
「今週のゲストは〜カモメさんです!」
「キィィィィィィ!」
「どうもありがとうございました〜!」
全員:「くだらなすぎて…笑いすぎて…腹筋痛ぇぇぇ!」
こうして、ドリフ史上最もカオスな観光船体験が幕を閉じた。
だが、次の日、仙台市街ではさらにとんでもない騒動が待ち受けていた…。
第3章:仙台で芸能人と間違われた日

「今日は仙台市街だ〜!おしゃれしてくぞ〜!」
朝の富谷の宿で志村が全員の浴衣を無理やりTシャツにリメイク。
「お前、なんで帯の代わりに電話コード巻いてんだよ!?」と加藤が全力で止めに入る。
「だってこの方が“今風”じゃん。令和のドリフって感じでさ〜」
「…やってること、昭和だぞ?」
■仙台城で“独眼流”コント開演!
仙台市内に到着。最初の目的地は青葉城址。
伊達政宗公の銅像を見た瞬間、志村が勝手に頭に眼帯を装着!
「わしが…独眼流…変なおじさんじゃッ!!!」
ポーズ付きで決めるが、完全に迷子の戦国コスプレ。
「おい志村!その眼帯、方向逆だろ!」
「いや、これは“逆転の発想”だよ!」
「政宗もびっくりだわ!」
いかりやがやっとまともに解説しようとするも、背後で高木ブーが鳩に話しかけていた。
「ハトさん…朝ごはん食べた?…僕の分けてあげようか…」
「いや、マジでなにしてんの!?」
■アーケード街で“スカウト”騒動!?
一行はその後、クリスロードへ。
志村がサングラスをかけて歩くと、どこからともなく女子高生のグループが。
「あれ…誰かに似てる…」
「え?あれって、TikTokの人じゃない!?」
「キャー!サインください!」
志村:「えっ…あ、じゃあ…“へん〜な、おじさんです!”」
全員「やめろォォォォ!!炎上するぞ!!」
そのとき、地元テレビのクルーがたまたま通りかかる。
ディレクター「すみません、そこの眼帯の方、仙台のご当地タレントさんですか?」
志村「いやいや、わたしはただの…」
いかりや「副将軍です!(キリッ)」
一瞬の沈黙。
スタッフ「…え、じゃあこの人たち、新生ドリフですか?」
仲本:「はい、我々が新・爆笑仙台ドリフターズです」
高木ブー:「略して、センドリです〜」
「聞いたことないわ!!」通行人が素でツッコむ。
■牛タン屋で“舌”の大騒動
お昼は仙台駅構内の名店「利久」。
志村が注文したのは「特選牛タン定食」。
だが運ばれてきた瞬間、志村が真顔で一言。
「これ、ウシの…ベロ?」
加藤「そりゃそうだよ!牛タンなんだから!」
志村「…ベロがこんなにうまいって、知ってたら高校時代もっとベロ出してたわ」
「お前の高校、なに教えてたんだよ!」
そしていかりやが真面目に食べ始めたその時。
志村:「ちょっと、いかりやさんの牛タン、俺のより一枚多くない!?」
いかりや:「んなわけあるか!同じメニューだぞ」
志村:「ほら見て、1、2、3…えーっと…7…ってあれ!?」
ブー「それ、俺の皿だよ〜」
志村「ブーちゃん、いつから“牛タン界のボス”になったの!?」
■夕方、なぜか駅前で“公開コント”
仙台駅前のステージで、イベントのリハーサル中だった地元の高校生演劇部。
空気を読まずに志村が乱入。
「突然ですが、コント!“駅前の喫煙所の恋”始めまーす!」
※設定も意味不明。
いかりやが仕方なくツッコミ役に入る。
志村「わたし…煙草の煙の中でしか…あなたを見つけられないの…」
いかりや「何言ってんだバカヤロー!」
観客:拍手喝采
高校生たち:「来年の文化祭、ぜひ出演してください!!」
志村「…あのね、俺たち、文化祭専門じゃないのよ!」
夜、富谷に帰る道中。
いかりやが一言。
「お前ら…今日一日で、仙台の観光名所を一ミリも覚えてねぇじゃねぇか!」
全員爆笑。
でもなぜか、仲本だけ「…利久の牛タンは、“厚切り”ってことだけ覚えてる」
「情報が偏ってるんだよ!」
こうして、仙台市街が笑いの渦に巻き込まれた1日が終わった。
しかし、明日は秋保温泉――
「静かに癒されよう」なんて、誰一人信じていなかった。
第4章:秋保温泉でまさかの“全裸で鬼ごっこ!?”

朝8時、富谷の宿にて。
いかりやがドアを蹴破る勢いでみんなを起こす。
「お前らァ!今日は温泉だ!朝風呂タイムだ!」
志村:「お風呂って…え、今!?」
加藤:「風呂は夜に入るもんだろ!」
ブー:「僕は…一日三回…」
全員「ブーちゃん、それほぼカピカピじゃん!」
■秋保温泉へレッツゴー!
車で秋保温泉へ。道中、仲本がガイドのように説明する。
「ここ秋保は、“仙台の奥座敷”とも言われてまして〜」
志村「へぇ〜、お座敷あるの?」
加藤「そういう意味じゃねえよ!」
温泉に到着し、旅館のフロントでチェックイン。
その名も「ホテル・湯けむり笑劇場(仮)」。
「すみません、男湯はどちらでしょう?」
「はい、突き当たりを“右に曲がると湯けむり”、左は“トラップ”です」
志村「…え、トラップってなに?」
フロント「ご自由にお楽しみください」
全員「不安しかないわッ!!!」
■男湯に入ったはずが…
脱衣所にて。
志村が服を脱ぎながら「いや〜、開放感あるな〜」と鼻歌交じりに歩き出す。
しかし、その先にあったのは…ピンク色ののれん。
「…えっ、こっち、女湯じゃ…?」
ブー:「あ、それ、昨日のカーテンと間違えて持ってきたやつだ〜」
「なんでお前、のれん持ち歩いてんだよ!」
志村、女湯突入寸前で止められ、いかりやに頭を小突かれる。
「お前なぁ…!仙台の観光大使どころか出禁大使になるぞッ!」
■サウナで蒸発未遂事件
サウナに入ると、高木ブーが黙々と座っている。
志村「ブーちゃん、大丈夫?顔真っ赤だよ?」
ブー「うん、でも…気持ちいい…ちょっと…寝るね…」
数分後、全員が外に出て休憩してるとき――
加藤「…あれ?ブーが出てこねぇぞ!?」
志村「まさか…完全に蒸されてるんじゃ!?」
サウナのドアを開けると、タオルを顔に巻いたブーが干し芋みたいに横たわっていた。
「ブー!生きてるか!?」
「…うん、もう少しでレーズンになれそう…」
「いや、お前干しぶどう枠じゃないから!」
■地獄の全裸鬼ごっこ
そして悲劇は突然始まる。
「誰が一番、風呂の中で速く走れるか決定戦しようぜ!」と志村が言い出し、
なぜか全員ノリノリで開始!
「スタートォーーッ!」
ツルンッ!! ドンッ!!
ガッシャーーーン!!!
…男湯の中、全裸で滑る5人の男たち。
しかも途中、志村が「鬼は〜外ッ!」と叫びながら、桶を投げた先に――
「ギャアアア!!」
なんと、旅館のオーナー(女性)が男湯の掃除に入ってきていた!
全員「えええぇぇぇぇ!?」
ブー「…お清め、完了…」
「いや、違う意味で濁ったわ!!!」
■ロビーでまさかの“芸人志望の少年”と出会う
夜、浴衣で涼む一同。
ロビーのソファに座っていると、小学4年生くらいの少年が寄ってきた。
「ねぇ…テレビの人たちでしょ?」
志村「うん、昔はね〜。今は旅芸人みたいなもんだよ」
少年「…ぼく、将来“変なおじさん”になりたいんだ…!」
志村「…そうか、よし!今から“弟子第1号”に認定する!」
少年「本当!? じゃあ練習してくる!“へ〜ん〜な〜おじさんですっ!”」
その場が爆笑と拍手に包まれた。
いかりや:「よし、お前ら。今日はもう…許す」
全員:「いや、なに目線なんだよ!!!」
こうして、秋保温泉の心も体も(変な意味で)解きほぐされる1日が終わった。
明日はついに旅の最終日――
感動のはずの自然体験が、まさかの“鹿と恋に落ちる事件”へと発展するとは、誰も知らなかった…。
第5章:富谷よ永遠に!鹿とおにぎりと爆笑の別れ

朝8時。富谷の宿で最後の朝食。
…のはずが。
「おい、志村!それ俺のおにぎりだぞ!」
「いやいや、俺のには梅干しじゃなくて唐辛子入ってたんだよ!」
「それ罰ゲームだろ!」
「そう、今日のテーマは“最後まで気を抜くな選手権”だよ〜!」
■七ツ森でピクニック大混乱
一行は七ツ森へ向かい、湖のほとりでピクニックを広げる。
仲本:「ほら、自然っていいよねぇ〜。空気もきれいだしさ」
志村:「あ、でもブーちゃんがさっき…ちょっと…」
ブー:「ごめん、ヨーグルト食べすぎて…」
全員:「空気濁ってるぅぅぅ!」
そんな中、一匹の鹿が静かに近づいてくる。
「うわっ!鹿だ!」
「かわいい〜!って、なんかブーちゃんの方ずっと見てるぞ…?」
ブー:「あ…目が合った…心が通じた気がする…」
鹿:「(ムシャムシャ)」←ブーのおにぎりを食べている
ブー:「…あ、僕の…大根葉のやつ…」
志村:「これ、完全に**“君の名は。”ならぬ、“君の菜っ葉”だな!」
いかりや:「上手くねぇよ!!!」
■ふれあいの森で「森の中で会った変なおじさん」
午後、ふれあいの森で森林浴。
仲本:「静かだね〜。こういう場所だと自分の心と向き合える気がするよ」
志村:「ねぇ、静かだからこそ言うけどさ…」
全員:「ん?どうした?」
志村:「…昨日の温泉、実は俺、まだ足の裏ヌルヌルしてんの」
「…いや、知らねぇよ!」全員総ツッコミ。
そのとき、小道の奥から誰かが来る。
帽子を深くかぶり、サングラスをかけた中年男性。
「こんにちは…」
加藤:「うわっ!誰!?」
志村:「いや…もしかして…」
ブー:「“変なおじさん・二代目”!?」
男:「…ちがいます」
■最後の夜、笑いと涙と…ずんだ餅
夜、宿に戻り、囲炉裏を囲んで最後の晩餐。
地元の名物がずらり。牛タン、芋煮、そしてずんだ餅。
志村:「…みんなで旅して、こんなに笑ったの、久しぶりだね」
加藤:「うん。腹筋が悲鳴上げてるよ」
ブー:「僕は…胃袋が…」
仲本:「やっぱり、ドリフって…最高だよな」
しんみりした空気。
そこへいかりやが、立ち上がって一言。
「お前ら…この5日間、俺が言いたかったことが一つだけある」
全員「え、なに?」
いかりや:「…お前ら全員、旅に向いてねぇ!!!」
志村:「やっぱりーーーっ!!!」
加藤:「最後までそれかよ!!」
仲本:「泣く準備してたのに!!」
ブー:「僕、感動の涙が…全部笑い水に変わったよぉ…」
■ラストシーン:星空の下で
富谷の夜空は澄み渡り、星が瞬いていた。
全員で寝転び、しばしの沈黙。
志村:「なぁ…またさ、次は違う町でも旅しようぜ」
加藤:「賛成〜!でも次は静かなとこな!」
仲本:「いや、どこ行っても騒がしくするのお前らだからね!」
ブー:「…でもね、鹿とはまた会いたい…」
志村:「恋してんのかよ!」
最後に、いかりやが小さくつぶやく。
「…またやろうな。バカなこと、全力で」
全員:「ダッフンダーー!!!」
エンディング by いかりや長介
……終わっちまったなぁ。
富谷の旅。笑って、転んで、騒いで、怒鳴って。
何もかもがいつも通りのドリフで、
でも、なんだろうな。
どこかで“もうこんな旅、そう何度もできねぇかもしれねぇ”って、思ったんだよ。
志村がバカやってるの見て、加藤がツッコんで、
仲本が笑って、ブーがマイペースでのんびりして――
そんで俺が、また怒鳴ってさ。
そんな毎日が、どれだけありがたいもんだったのか、
旅の終わりに、やっとわかるんだよな。
でもまぁ…しんみりすんのは、俺らに似合わねぇな。
だから次はまたどこかで。
今度は…そうだな、鹿児島でも攻めてみっか?
それまで、笑う準備、忘れんなよ?
それじゃ最後に、言っとくか――
「ダッフンダッ!!」
Short Bios:
いかりや長介(いかりや・ちょうすけ)
ドリフのリーダーであり、名司会者。低音ボイスと鋭いツッコミで暴走するメンバーをまとめる“雷親父”役。怒鳴ってばかりに見えるが、実は誰よりも仲間思い。
志村けん(しむら・けん)
変顔・変なおじさん・バカ殿など、数々の名キャラを生み出した天才コント師。天然ボケと全力ギャグで、笑いを生むエース的存在。リアクション芸は国宝級。
加藤茶(かとう・ちゃ)
「ちょっとだけよ〜」「カトちゃんペッ」でおなじみのギャグ職人。ドリフではイジられ役と仕掛け人を両立する万能プレイヤー。リアルでもサービス精神旺盛。
仲本工事(なかもと・こうじ)
冷静で知的なポジションながら、急にハジけるギャップが魅力。アクロバットや歌も得意なオールラウンダー。ドリフ内の“良心”ポジション担当。
高木ブー(たかぎ・ぶー)
おっとりした癒し系キャラ。ウクレレの腕前は本物で、ハワイアンな空気を漂わせる。時に的外れな発言で笑いを呼ぶ、ドリフの“天然代表”。
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