
イントロダクション
こんにちは、糸井重里です。
「性格診断」と聞くと、どこか“自分に名前をつけられる感じ”がして、苦手な人もいるかもしれません。
でも、MBTIというのは、誰かに“こうだ”と決められるものではなくて、
自分自身が“自分の居場所を探す手がかり”のようなものです。
たとえば、“なんとなく生きづらいな”とか、“なんであの人と合わないんだろう”とか、
そういう「言葉にならないズレ」を、MBTIはそっと地図にしてくれます。
このシリーズでは、性格を“分類”するのではなく、
“じぶんらしさを、もっと大事にしていいんだよ”という気づきに向かう対話をお届けします。
答えは出さなくていい。
でも、ちょっとした「気づき」が、きっとあなたの中に灯りますように。
(本稿に記されている対話はすべて仮想のものであり、実在の人物・発言とは関係ありません。)
Topic 1:MBTIとリーダーシップスタイルの違い
参加者:
櫻井翔(戦略派・論理と全体調和を大切にするINTJ型)
宮崎美子(思いやり型の静かなリーダー ISFJ寄り)
カンタ(水溜りボンド)(現場型リーダー・ESTP代表)
ローラ(直感と共感で導くENFPタイプ)
春日俊彰(オードリー)(混乱役・「型がないリーダー」)
櫻井翔:
今日は「MBTIとリーダーシップ」について。
一言でリーダーと言っても、MBTIによってリードの仕方はまったく異なる。
僕はINTJなので、全体の構造と戦略を優先して考える傾向が強いです。
カンタ:
オレはESTPだから、とにかく“動いて学ぶ”タイプ。
ミーティングより現場。起きたことに即対応、みたいな。
ローラ:
私はENFPっぽいから、「みんながハッピー?」が一番大事。
アイディアはいっぱい出すけど、指示より「一緒に考えよ〜」って感じかな。
宮崎美子:
私はISFJ的な感覚が強いと思います。
まず相手の様子を見る。必要ならそっと支える。
“先に動く”より“後ろから支える”方が合ってますね。
春日:
いやちょっと待ってくれよ。
オレ、自分で言うのもなんだけど、リーダーになったことないのよ。
ただ…たまに「春日さんって現場回してますよね」って言われて、ビビることはある!
宮崎美子:
じゃあ質問です。MBTIによって、どうしてこんなにリーダーの形が違うの?
櫻井翔:
大きな違いは「判断の優先順位」ですね。
たとえばTタイプは“合理性”で動くけど、Fタイプは“関係性”を重視します。
カンタ:
あとJとPもデカい。
Jのリーダーは「ルールをつくって管理する」。
Pのリーダーは「波に乗って対応する」。
どっちも大事だけど、会議の進め方ぜんっぜん違う(笑)
ローラ:
私は“言葉”より“雰囲気”で感じるから、
あんまりガチガチに言われると、逆にやる気なくなっちゃうタイプかも〜。
春日:
オレはもう、“流れに任せたら自然と中心にいた”みたいな…。
気づいたら、「春日がいると安心する」って言われるのよ。
でもなぜか自分ではよくわからん!
宮崎美子:
春日さんみたいに“存在そのものが安定感”の人もいますよね。
タイプに関係なく、“その人らしいリーダー像”があると思います。
ローラ:
次の質問。逆に、MBTIで“リーダーに向かない”タイプってあるの?
櫻井翔:
実は、どのタイプも“向いてない”ことはないです。
ただ、「自分の得意スタイルを理解してないと無理が出る」だけ。
カンタ:
うん、ESTPタイプでも、全体を見るのが苦手なら、
周りにバランス役が必要。そこを知らないとトラブルになる。
宮崎美子:
私は“表に立つのが苦手”って思ってたけど、
“安心できる空間をつくる”って意味では、私なりのリーダーになれてるなって最近思います。
春日:
えっ、じゃあオレもリーダーだったの!?
だって“ルール作り”も“戦略”も“共感”もやってないけど…
「春日いるから大丈夫」って言われたら、それでOK?
ローラ:
それ、めっちゃリーダーだよ。
“誰かがいるだけで空気が落ち着く”って、最高の才能だと思う!
櫻井翔:
最後の質問。MBTIを活かして、どうすれば“自分らしいリーダー”になれる?
松本亮吾:
(※今回は不参加)
宮崎美子:
“自分がどう動くときに一番自然か”を知ることですね。
そして、自分の苦手な部分は“チームに任せる勇気”も持つこと。
カンタ:
「自分がやらなきゃ!」じゃなくて、「自分だからできる形」を見つけることが大事。
それがMBTIで見えるんだよね。
ローラ:
みんなちがって、みんないい。
でも“知らないと空回りしちゃう”から、自分のリーダースタイルを知っておくのって超大事。
春日:
つまり…オレは“何もしてないようで場を守る男”ってことでええのな!?
やったぜ!春日式リーダー、世界に届けっ!
櫻井翔:
(笑)その通りです。
MBTIは、“なりたいリーダー”ではなく“なれるリーダー”を教えてくれる地図ですね。
櫻井翔:
次回は「MBTIとキャリア選択 ― 得意と使命の間で揺れるとき」。
タイプに合わない仕事を選んだとき、どう乗り越えるかを語ります。
Topic 2:MBTIとキャリア選択 ― 得意と使命の間で揺れるとき
参加者:
中田敦彦(分析的に自己と社会のズレを語るINTJ代表)
近藤春菜(現実に寄り添いつつも柔軟に生きるESFJ系)
若林正恭(内向×思考×共感で繊細なキャリア観を持つ)
滝沢カレン(ユニークで直感型の自由な道を選んできたENFP的存在)
フワちゃん(迷い多き混乱&気づきの代弁者)
近藤春菜:
みんな、“向いてる仕事”と“やりたいこと”が違ったことってない?
今日は「MBTIで得意なことと使命感のギャップ」について話したいなって思ってます。
中田敦彦:
まさに僕がこのテーマで何年も格闘してきたタイプですね。
得意なのはプレゼンとか戦略。でも、心のどこかで「教育を変えたい」とか「本質を伝えたい」って使命感があった。
滝沢カレン:
私は正直、自分が向いてることなんて考えたことなかったかも(笑)
楽しいか、やりたいか、それだけで決めてた!気づいたら道になってた感じ!
若林正恭:
僕はINFJ系なので、“向いてるけど消耗する”って場面が多かったですね…。
しゃべれるけど、毎回反省が止まらないとか。使命感があると逆に疲れるときもある。
フワちゃん:
え、みんな深っ!!オレなんて、「しゃべるの得意だしテレビ向いてるっしょ!」ってノリで来たけど、
実は…たまに「これって本当にやりたいことなのかな…」って夜中に思ったりもする~!!
近藤春菜:
じゃあ質問。MBTIで見る“向いてる仕事”と“燃える使命感”って、どうズレるの?
中田敦彦:
例えばT×J型の人は、戦略的に物事を動かすのが得意だけど、
「人の感情を無視してしまう」ことに苦しんで、使命とのズレが生まれる。
若林正恭:
Fタイプは逆で、「感情的なつながり」が大事すぎて、
本当は得意な論理的判断が自分で封じられちゃうこともある。
滝沢カレン:
私、たぶんNタイプだから、“意味のない作業”に体が拒否反応出る(笑)
でもそれ、他の人からは「真面目にやれ」って言われたりして難しかった!
フワちゃん:
あるあるあるーー!!
「あなたにはこれが向いてるよ」って言われても、「え、魂が喜ばないんだけど!?」ってなるときある!!
近藤春菜:
次の質問。タイプに合わない仕事に就いたとき、どう乗り越えたらいい?
若林正恭:
僕は“意味を自分でつける”ってことで乗り越えてた。
「この仕事が誰かの安心になってるかも」って思えると、前に進める。
滝沢カレン:
うちは、「意味つけなくてもいいか〜」って思うタイプ(笑)
苦手なことは、できる人に頼ったり、自分の“好き”だけ伸ばしていけばいいって感覚だった。
中田敦彦:
タイプとズレる仕事でも、“そのズレを言語化”しておくといいですね。
「どこで疲れるのか」「何が合ってないのか」って理解しておけば、対策が取れる。
フワちゃん:
オレ…「とにかく全部テンションで乗り越えたろ!」ってしてたけど、
最近「テンションもエネルギー切れるやん」って気づいて落ちたことあった。
自分のMBTIちゃんと見ようかな…。
近藤春菜:
最後の質問。MBTIを活かして、どうやって“幸せなキャリア”をつくる?
中田敦彦:
“成功”より“納得”。
自分の強みと使命がどう交わるかを客観視できるMBTIは、人生設計の地図になる。
若林正恭:
「これは向いてないけど、意味があるから続ける」
「これは意味が薄いけど、やってると元気になる」
この両方を許せるようになったら、キャリアって豊かになると思う。
滝沢カレン:
「向いてるか向いてないか」じゃなくて、
「自分がこの仕事に何を与えられるか」って思うと、選択肢が広がるよね。
フワちゃん:
え…オレ今、人生相談室来てる?ってくらい刺さってる(笑)
ちょっとMBTI診断、もう一回ガチで受け直すわ…。
近藤春菜:
MBTIは、あなたを“型”に閉じ込めるものじゃなくて、
“自分らしさと可能性をすり合わせるツール”。
焦らなくていい。迷いながらでも、自分で選んでいける。
中田敦彦:
次回は「“正反対のタイプ”との向き合い方 ― 衝突か、補完か?」
真逆のタイプがぶつかるとき、どうすれば関係が築けるのかを深掘りしていきます。
Topic 3:正反対のタイプとの向き合い方 ― 衝突か、補完か?
参加者:
有吉弘行(鋭い観察と距離感のプロ、ENTP的バランス型)
渡辺直美(エネルギーと包容力で異なるタイプを受け止めるENFP)
ひろゆき(論理で真っ向勝負する超T型)
杏(沈黙と共感を使い分けるINFJ代表)
千原ジュニア(混乱役+深い共鳴型)
渡辺直美:
今日のテーマは、“性格が真逆の人とどう付き合えばいいか”。
MBTIで真逆って、正直ぶつかることも多いよね?
有吉弘行:
うん、オレENTPだけど、すごい内向的な人と一緒にいると最初めっちゃ気を使う。
でも逆に、相手が冷静でいてくれると、自分も落ち着けるようになってきた。
ひろゆき:
そもそも、“真逆”ってのが成立するのは、
お互いが“自分こそ正しい”って思ってるときだけなんですよ。
「そういうタイプなんですね」って理解があれば、ぶつからないです。
杏:
でもね…感情的なタイプと論理的なタイプが話すと、
「何言ってもわかってもらえない」って思う瞬間、ありますよね。
千原ジュニア:
ああ…あるある…。
オレ、めっちゃ喋るタイプといると、無口になる。
で、「機嫌悪いん?」って聞かれて、逆に傷つく…。
渡辺直美:
じゃあ質問。MBTI的に“正反対”の組み合わせって、どうしてぶつかるの?
有吉弘行:
例えばESTJとINFPは真逆だよね。
一人は“今すぐ行動!”もう一人は“気持ちが整うまで待って”。
どっちも“正義”なんだけど、スピード感が違いすぎる。
ひろゆき:
あと、T(思考)とF(感情)のぶつかり合いも定番。
T側は「正しいかどうか」を求めるけど、F側は「どう感じたか」が大事だから、
話してても噛み合わない。
杏:
でも逆に、Fタイプが感情を言葉にできたとき、
Tタイプにとっては“理解の突破口”になるんです。
だから、ぶつかるより“翻訳”が必要なのかなって。
千原ジュニア:
なるほど…。
オレ、「自分の言葉が通じない」と感じた瞬間、シャットダウンしてまうねん。
でも、翻訳の発想って、ちょっと希望あるな…。
渡辺直美:
次の質問。逆に、正反対のタイプが“最強のペア”になることってある?
有吉弘行:
めっちゃある。
自分にない視点を持ってる人がいると、決断が偏らない。
オレ、ENTPだけど、ISTJの人がチームにいたときマジで助けられたもん。
杏:
私も、すごく行動力のある人に引っ張られるときがあって。
INFJで“待つ力”はあるけど、進めないときもあるから…。
ひろゆき:
TとFの組み合わせも、ある意味最強ですよ。
論理と共感が両立すると、説得力と信頼感が両方あるリーダーになる。
千原ジュニア:
あーなんか今、初めて「自分にないもの=敵じゃない」って思えた…。
それ、めっちゃ心がラクになるわ。
渡辺直美:
最後の質問。MBTIを活かして、どうすれば“違い”をぶつけず、活かせる?
有吉弘行:
まず“違って当然”って前提を持つこと。
自分のやり方=世界の正解じゃないって理解すると、人に優しくなれるよ。
杏:
そして、“相手を変えようとしないこと”。
相手のままで受け止めるって、実は一番近づける道かもしれない。
ひろゆき:
違いを“分析”するんじゃなくて、“前提条件”として置いておく。
それだけで議論も人間関係もずいぶんスムーズになりますよ。
千原ジュニア:
なんやろな…今日はずっと“受け止め方”の話やったな。
オレ、ずっと“正しい距離感”ってのを探してたけど、
“理解しようとする態度”こそが距離を縮めるんかもしれん。
渡辺直美:
MBTIは、“違いをなくす”道具じゃなくて、“違いを笑い合える”道具。
真逆の2人が最強のパートナーになれるヒントだよね。
有吉弘行:
次回は、「認知の歪みとMBTI ― タイプ別にハマりやすい思い込み」。
性格ごとの“つまづきポイント”を見つけていくよ。
Topic 4:認知の歪みとMBTI ― タイプ別にハマりやすい思い込み
参加者:
茂木健一郎(脳科学視点でMBTIと認知を語る)
若槻千夏(感情型の“思い込みあるある”を代弁)
ハマ・オカモト(OKAMOTO’S)(観察と分析の達人、INTP的視点)
松岡茉優(直感と感受性のバランスで冷静に語る)
福徳(ジャルジャル)(思い込み沼に落ちる常連代表)
松岡茉優:
今日は“認知の歪み”について。
MBTIのタイプによって、“よく陥りがちな思い込み”って本当に違うんだって。
茂木健一郎:
脳って「自分が信じたい現実」に沿って情報を集めるから、
性格タイプが違えば、歪み方にもパターンが出るのは当然なんですよね。
若槻千夏:
私、めっちゃFタイプっぽいから、
「相手が怒ってる気がする」→「嫌われてる」→「私は必要ない」って、妄想が急カーブなんだよね(笑)
ハマ・オカモト:
僕は逆で、「そんな感情あるわけないでしょ」って切り捨てすぎて、
“共感力ゼロ”って言われがち。でも…それで自分を守ってるとこもあると思うんです。
福徳:
オレ、最近マジで“全員オレのこと嫌いや説”にハマってて、
友達に「お前、今月6人目にそれ言ってるで」って言われて気づいた(笑)
松岡茉優:
じゃあ質問。MBTIタイプ別で、どんな“思い込みの罠”にハマりやすい?
茂木健一郎:
N(直感)タイプは、“未来の不安”を膨らませすぎる傾向があります。
逆にS(現実)タイプは、“今の状況がすべて”だと信じ込みすぎる。
ハマ・オカモト:
INTPとかは、「論理的に正しい=感情的にもOK」って思っちゃいがち。
その結果、“気づかないうちに冷たい人”になってしまう。
若槻千夏:
ESFJとかENFPだと、「人の反応がすべて」って思っちゃうから、
ちょっとしたLINEのスタンプで一日引きずるとかあるよね。
福徳:
あ〜あるある!
オレ、未読が12時間とかで“裏でグループ抜けの相談されてる説”にすぐ行く!
松岡茉優:
(笑)でも、それくらい思考って“クセ”があるってことだよね。
松岡茉優:
次の質問。その“思い込み”に気づけるようになるには、どうしたらいい?
茂木健一郎:
“自分のMBTIタイプを第三者的に見る”訓練が大事です。
「あ、これFの暴走だな」「Nの飛びすぎだ」って、自分の脳の動きを実況できるようになる。
若槻千夏:
それめっちゃ大事!私、「千夏今、めんどくさいFなってるぞ」って自分で言うと、意外と冷静になれる(笑)
ハマ・オカモト:
「相手は別タイプかもしれない」と一旦思うだけで、
勝手なフィルター外せること多いですよね。
福徳:
…でもオレ、“わかっててもハマる”タイプやから、
一回沼に落ちてから「あ〜またやっちまったぁ〜」って気づく。
それでも意味あるんかな?
松岡茉優:
もちろんあるよ。
“気づく”のは、抜け出す第一歩だからね。
松岡茉優:
最後の質問。MBTIを使って、認知の歪みとうまく付き合うには?
茂木健一郎:
MBTIは“完璧な自分”を作るためじゃなくて、
“クセのある自分”を理解しながらうまく付き合うためのツールです。
若槻千夏:
「私はすぐ気にしちゃう」って知ってたら、対策できるもんね。
“自分取扱説明書”ってほんとそんな感じ!
ハマ・オカモト:
自己分析を“攻め”じゃなくて“許し”に使えるようになったとき、
MBTIって本当に生きる支えになると思う。
福徳:
じゃあオレ…“思い込み芸人”として、“気づきマスター”目指すわ(笑)
今日から「それ、オレのタイプのクセっすね」って言えるようになる!
松岡茉優:
MBTIは、認知の“呪い”を“ユーモア”に変えるツールかもしれないね。
わかってしまえば、ちょっと優しくなれるから。
茂木健一郎:
次回はいよいよ最終回、「MBTIと人生設計 ― 自分らしく幸せを選ぶとは?」。
MBTIを生かして、“本当に満たされる道”について語ります。
Topic 5:MBTIと人生設計 ― 自分らしく幸せを選ぶとは?
参加者:
糸井重里(哲学的かつ温かい視点で人生を語るINFP型)
川口春奈(素直で等身大の感覚を大事にするISFP的存在)
知花くらら(理想と現実の架け橋になるINFJ系)
香取慎吾(自由と創造を体現するENFP代表)
粗品(霜降り明星)(迷いながらも本音で問い続ける代表)
川口春奈:
「自分らしい人生を選ぶって、どういうことだろう?」
今日はMBTIを使って“幸せな人生設計”を考えてみたいと思います。
糸井重里:
幸せって、最初から「こうだ」って決まってるものじゃない。
でもMBTIを使うと、“自分にとっての心地よさ”を知るヒントになるよね。
香取慎吾:
オレ、正直ずっと「自由になりたい」って思ってたけど、
自由って“やりたいことやる”だけじゃなくて、“やらなくていいことも知る”ことだったなって。
知花くらら:
INFJとしては、“意味”や“ビジョン”が見えると動けるけど、
そのビジョンが人から与えられたものだと、途中で苦しくなることもあって…。
自分から湧き上がるビジョンって、やっぱり大事なんです。
粗品:
あのさ…
「自分らしく生きていいんだよ」って言われすぎて、逆に何が“自分らしさ”かわからん時ない?
オレ、正直いまだに“正解探しマン”やねん…。
川口春奈:
じゃあ質問。MBTIで“自分らしい人生”ってどう見つけていけるの?
糸井重里:
たとえばFタイプは「人とのつながり」に重きを置くから、
孤独に強いふりをしても、どこかで消耗する。
「どんな環境でエネルギーが回復するか」を知ると、人生の設計も変わるよね。
香取慎吾:
ENFPとしては、「これ面白そう!」って直感で動くけど、
それを“遊び”じゃなく“仕事”として続けるには、周りの支えも必要だったりする。
「自由と責任」って、結構セットなんだよね。
知花くらら:
Iタイプの人にとっては、“ゆっくり考える時間”が何より大切。
人が決めたスピードに巻き込まれると、自分の声が聞こえなくなるんです。
粗品:
……オレ、ずっと「速さがすごいこと」って思ってたけど、
今聞いてて、「遅くても深ければええやん」って思えてきた…。
川口春奈:
次の質問。タイプに合わない生き方をしていると、どんなサインが出る?
糸井重里:
“毎朝の違和感”。
目覚めたときに「今日も頑張らなきゃ」が「今日も生きたい」になってないとき、それは見直す合図かもしれない。
香取慎吾:
オレ、現場に行くと「よっしゃやるかー!」ってなるけど、
スケジュール詰めすぎると笑顔が“動作”になってくるの。
それ、黄色信号かもって最近気づいた。
知花くらら:
タイプに合わないと、“本当の自分”が消えるような感覚になります。
誰かの期待に応えすぎて、自分が何を望んでたのか見えなくなるんです。
粗品:
うわ…今までずっと“期待に応えてるつもり”が“自分らしさ”やと思ってたかも。
ちょっと涙出そうやわ…。
川口春奈:
最後の質問。MBTIを活かして“満たされた人生”を選ぶには?
糸井重里:
“正解の道”じゃなく、“好きで選んだ道”に正解をつくる生き方。
MBTIは、その“好き”の傾向を教えてくれるだけで十分。
知花くらら:
「どう生きれば正しいか」じゃなくて、「どんなときに満たされてたか」を思い出して、
その延長線上に道を敷くことが、MBTIのいちばん優しい使い方かもしれません。
香取慎吾:
そして“違っていい”ってほんとに思えると、
世界がちょっと優しく見えるんだよね。
だからMBTIを広めたいなって、素直に思う。
粗品:
オレ、たぶん今日で“自分探しマラソン”一回ゴールしたわ。
次からは、“自分らしさで誰を笑顔にできるか”って視点で走ってみる。
川口春奈:
MBTIは、あなたを“型にハメるもの”じゃなくて、
“本当に心地いい人生”を選ぶための、優しい地図帳だよね。
ファイナルメッセージ
最後まで読んでくれて、ありがとう。
きっと、読みながら思った人もいると思います。
「自分はこのタイプかな?」「でも時々違うかも?」
それでいいんです。
人は、ひとつの箱にぴったり収まるようなものじゃない。
毎日、少しずつ変わって、揺れて、育っていく。
MBTIは、地図のようなものだけど、
その地図は“ゴール”を示すものじゃない。
むしろ、“今どこにいるのかを感じるためのもの”なんです。
「このままの自分でいいのかな」って不安になる日もある。
でも、MBTIを知っていると、「この感じ、ちゃんと意味があるんだな」って思える。
それだけで、生きるのが少しだけ優しくなります。
あなたの旅が、あなたらしい歩幅で進んでいきますように。
ここまで来てくれて、本当にありがとう。
Short Bios:
糸井重里
コピーライター、エッセイスト、そして「ほぼ日刊イトイ新聞」主宰。深い洞察と温かな言葉で人の心をゆるやかに解きほぐす達人。
川口春奈
女優として多彩な役をこなしながらも、素直で地に足のついた発言が共感を呼ぶ存在。人との自然な関わり方に定評がある。
知花くらら
元ミス・ユニバース日本代表。国際協力活動や執筆も行い、知性と人道的なまなざしを持つ表現者。
香取慎吾
アーティスト・俳優・タレントとして活動。型にはまらない自由な創造性と、独自の感性で人々を魅了する存在。
粗品(霜降り明星)
芸人・作家・ミュージシャンなどマルチに活躍。論理と感情、混乱と本質の間を行き来するリアリスト。
有吉弘行
鋭い観察眼と距離感のあるユーモアで人気のタレント。相手の本質を捉える冷静な視点に定評がある。
渡辺直美
タレント・女優・ファッションアイコン。表現力と包容力を兼ね備えた愛されキャラで世界的にも活躍。
ひろゆき
論理重視の議論スタイルで知られる実業家・YouTuber。感情に流されず本質を突く発言が特徴。
杏
女優。沈黙と観察を通じて人間関係を丁寧に築くスタイルが印象的。自然体ながらも深い共感力を持つ。
千原ジュニア
芸人・コメンテーター。自身の繊細さを言葉と笑いで昇華し、人間の機微を絶妙に表現する語り手。
中田敦彦
教育・自己分析のエキスパート。ロジカルに自分や社会を解き明かすスタイルで多くの支持を集める。
近藤春菜
芸人としての明るさと、人への共感力を兼ね備えた存在。現実を優しく受け入れる力が魅力。
若林正恭
繊細な内面とユーモアのバランスで唯一無二の語りを持つ芸人。INFJ的な葛藤と洞察を表現する存在。
滝沢カレン
タレント・モデル。独自の言語感覚と直感的な行動力で、枠にとらわれない人生を切り拓く象徴的存在。
フワちゃん
YouTuber・タレント。明るさと混乱を両立する奔放なスタイルで、対話に“気づき”と“人間味”を加える役割を果たす。
茂木健一郎
脳科学者。人の思考・感情の仕組みを科学と詩情で語る解説者。MBTIを脳の視点から捉える。
若槻千夏
バラエティから実業まで活躍するマルチタレント。感情に素直で、思い込みと戦う姿が共感を呼ぶ。
ハマ・オカモト
OKAMOTO’Sのベーシスト。観察力と自己分析力に優れ、静かな視点から物事を見つめる論理派。
松岡茉優
俳優として高い演技力を持ちつつ、感性と理性をバランスよく語ることができる存在。場に深さと安心感をもたらす。
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