
明石家さんまさん:
『さんまの北海道一周・Day 1はじまりまっせ〜!』
「はいどーもどーもー!全国3千万人の“運を上げたいけど何していいか分からん人”に朗報や!
今日から始まるで〜、“斎藤一人さんと行く!笑って開運・北海道一周の旅”!わし明石家さんま、ちゃーんとお供しまっせ〜!」
「まずは札幌の北海道神宮からスタートや。神さんに“ついてる〜”言うて、人生のエンジンふかしてからの…お次は大通公園でピクニック!花見とおにぎりと出川の涙で、桜より盛り上がること間違いなし!」
「それからやで?午後は小樽運河でノスタルジー全開モード!
懐かしさで泣きそうになったら、江原さんが解説してくれて、高田純次がすべって、わしがツッコむ。それが旅や!」
「夕方は**鰊御殿(にしんごてん)**で、“昔の恋文”の話聞いてしんみりしてまうねんけどな…最後には“人生ってええなぁ〜”って思えるんや。あの柱、しゃべるんちゃうかってくらい重厚やで!」
「そしてラストは温泉宿で“気づきのシェア会”。
笑いながら泣いて、泣きながら湯に浸かって、“今日という日”をまるごと受け取る。
いやもう…Day 1から濃すぎて、“最終回か!?”ってくらいや!」
「けどな!これはまだ始まり。明日からも、どんどん運気も涙も上がってくから、
テレビもスマホもいったん置いて、“この旅にだけ”チャンネル合わせてや〜!
北海道の神さまも仏さまも、笑うヤツが好きやねん!」
(本稿に記されている対話はすべて仮想のものであり、実在の人物・発言とは関係ありません。)
北海道神宮(札幌)

テーマ:「“ついてる”を響かせる、はじまりの祈り」
4月の札幌。雪解けの名残が街角にわずかに残る中、旅の一行は北海道神宮の参道に集まった。澄んだ空気と朝の光が、木々の間から柔らかく差し込んでくる。
今回の旅人たちは――
斎藤一人さん、明石家さんまさん、江原啓之さん、綾瀬はるかさん、出川哲朗さん、高田純次さん、タモリさん。
そして彼らを迎えるのが、北海道神宮を語らせたら右に出る者はいないと噂される地元ガイド、湯木(ゆき)まりこさん。年齢不詳、白髪交じりのお団子ヘアと眼鏡が印象的な、元・地質調査員という異色の経歴を持つ女性である。
「皆さんようこそ!ここ北海道神宮は、ただの神社じゃないんですよ。じつはこの場所、“地球の背骨の継ぎ目”に建ってるんです」
湯木さんはそう言って、参道の下を指差す。
「え、背骨!?」とさんまさんがすかさず突っ込むと、湯木さんは真顔で続けた。
「そう。アイヌの伝承では、このあたりは“大地がくしゃみした場所”って呼ばれてるんです。地層が重なって、エネルギーが外に吹き出す“穴”がある。だからここに神様が来たって言われてるんですよ」
「うわ〜本気の話や〜!」と出川さんが感心しきり。
そんな中、斎藤一人さんが笑顔で言う。
「みんな、“ついてる”って言いながら歩いてごらん。神様に会うときは、お願いするより“ありがとう”と“ついてる”の方がずっと運が上がるんだよ」
参道を歩く全員が、ついてる、ついてる…と口にし始める。
綾瀬さんが「でも、言いながら歩くのってちょっと恥ずかしいですね…」と小声で言うと、湯木さんがにっこり笑って言った。
「恥ずかしがらずに“波動”を出した方がいいですよ。この参道は、足元に“磁気鉄鉱”が流れてるので、声や感情が土にしみ込みやすいんです」
「えぇ!? 波動吸収型の地面!?」と高田純次さんがびっくりして、「じゃあ俺の“適当な人生”も吸収されていくのか〜?」と笑わせた。
やがて一行は本殿へ。
みんながそれぞれの心で手を合わせたあと、湯木さんが、社殿の裏手にひっそり立つ一本の木へと案内した。
「ここ、あまり知られてないんですけど“呼ばれた人しか来れない木”って言われてます。アイヌの言葉で“ウパシ・ナカラ(白き記憶の柱)”といいます。願い事より、過去の自分を癒すのに向いてるんです」
江原さんがその木に手をかざしながら静かに言う。
「…本当に、時間の感覚がずれる。これは“個人の記憶”よりもっと深い、“魂の履歴”にアクセスする場所ですね」
斎藤一人さんがふっと笑い、
「いいねぇ〜、“魂の履歴書”を一枚めくる感じ、好きだよ」とつぶやいた。
その木の前で、綾瀬さんが突然涙ぐみながら言った。
「わからないけど…この木に触れたら、“ごめんね”って言いたくなったんです」
すると、タモリさんが優しく言った。
「“ごめんね”って言えるってことは、もう自分を許す準備ができてるってことなんだよ」
最後に湯木さんが、手のひらサイズの小さな石を取り出し、全員にひとつずつ渡した。
「これは“ナナカマド石”。このあたりでしか採れない、“厄を一度焼いても七度戻る”っていう意味の石です。これからの旅で、何かに迷ったらこの石をにぎってください」
全員、黙ってその石を見つめた。
静かに…深く、始まりの予感が胸を打つ。
「さて、そろそろ次へ行きましょうか」
一人さんの言葉とともに、大地の背骨の上を、旅は再び歩き出した。
大通公園(札幌)

テーマ:「笑いとありがとうが風に乗る、札幌ピクニック」
北海道神宮で“魂の履歴”にふれた一行は、そのまま車で数分。
札幌の心臓部、大通公園にやってきた。花壇にはチューリップが咲き始め、ベンチではサラリーマンや親子連れがのんびりと過ごしている。そんな春の昼下がりに、彼らを待っていたのが、地元ガイドの柴田厚志(しばた・あつし)さんだった。
柴田さんは、もと札幌市役所の都市計画課にいた“まち歩きマニア”。
退職後は「札幌の下に眠る記憶を掘り起こす男」として、ひそかに人気を集めている。中折れ帽にグリーンのチェックシャツ、スニーカーの足取りは軽やかだが、口を開けば“知られざる札幌”の宝庫だ。
「皆さん、大通公園ってどうしてこんなに広いか知ってます?」
いきなりの問いかけに出川さんが「えっ!? 散歩するためじゃないんスか!?」と目を丸くする。
柴田さんはニヤリと笑って、指で空を指す。
「答えは、“火事”です。明治時代、札幌はほとんど木造で、火事が広がると一帯が焼け野原になる危険があった。だから防火帯として、**“何も建てない巨大な空間”=大通”**がつくられたんですよ」
「つまりこの公園は、“燃えないための祈りの道”なんです」
「おお〜!防火帯が花と笑いの場所に…これはええ話や〜!」とさんまさん。
さらに柴田さんが続ける。
「でもですね、この場所にはもう一つ不思議な話があるんです。
昭和30年代、ここの地下を掘ったとき、“西洋のコイン”が大量に出てきたんです。札幌にヨーロッパ人の古い足跡なんて…公式には“ない”はずなんですよ」
全員がざわついた。
「そのコイン、今は非公開の博物館資料庫にあります。刻印の一部が擦れていて、“エンジェル・ガード”という単語だけが読めるんです」
「都市伝説では、開拓前のこの土地に、一度だけ“来てはいけない者”が来た記録といわれていて…その記憶を、この大通が“蓋”として封じた、という話もあります」
江原さんが静かにうなずく。
「それ、あり得ます。“封印された空白”というのは、どの都市にも存在します。エネルギーの吹き出し口には、必ず“人が集まる理由”がある」
一人さんがニコニコしながら、
「ここに“ありがとう”って言うと、神様だけじゃなくて、“この町の守り人”にも届く気がするねぇ〜」と続ける。
すると、綾瀬さんがカバンからおにぎりを取り出した。
「これ、朝に作ってもらったんです。みんなで食べませんか?」
地面にレジャーシートを広げ、芝生の上に丸くなる。
おにぎりは、梅干し、昆布、しゃけ、そして“山わさび入り”という北海道ならではのパンチの効いた一品もある。
出川さんが「からっ!鼻にくるぅ〜!」とむせながら笑い、
高田純次さんが「オレの人生にもこのくらい刺激ほしかったなぁ」とぼやく。
さんまさんがそれにすかさず、「いや、お前の人生は刺激じゃなくて事故だらけや!」とツッコミ、場は大爆笑。
そのとき、タモリさんが静かに空を見上げてつぶやく。
「札幌の空は、広いな。何も言わなくても“見守ってる”って空気がある」
江原さんがそれを受けて、
「都市というものは、見えない意志に導かれて形成されるものです。札幌は、“新しい日本”を託された町。その深層には、“誰かが祈った痕跡”が、今も残っている」
そして斎藤一人さんが言った。
「そういうのって、感じた人がラッキーなんだよ。見えないものを“感じられる感性”がある人は、それだけで運がいいの」
最後に全員で「ありがとう」を言いながら芝生に寝転ぶ。
春の風が、彼らの笑い声と“見えない町の記憶”をそっと包み込んでいた。
小樽運河とノスタルジーの開運散歩

テーマ:「懐かしさは、魂の記憶の引き出しを開く」
午後、旅の一行は札幌を離れ、小樽の運河沿いにやってきた。
赤レンガの倉庫群、ガス灯、静かに流れる水面。どこか異国の香りと、懐かしさが共存するこの街で、彼らを迎えたのは――
【地元ガイド:本間優月(ほんま・ゆづき)さん】
小樽生まれの28歳、元・市立図書館司書にして、現在は“港町の忘れられた物語”を語るナイトツアーの案内人。
眼鏡越しに透き通るような視線を持ち、文学と史料の海に生きてきた知識人。だが、その語りはときに笑いを誘い、ときに涙を呼ぶ。
「ようこそ、小樽へ。今日は“ガイドブックに載っていない小樽”をご案内します」
そう言って、優月さんは運河沿いの遊歩道に一歩踏み出した。
「ここ、小樽運河って本当は“失敗作”って言われてたんですよ」
突然の発言に、一同「えっ!?」と驚く。
「実は、当時の港湾整備では、この運河のカーブが“貨物船には狭すぎる”と批判されていたんです。だから完成から数年で“使えない”ってレッテルを貼られました」
「でも面白いのは――“役に立たなかったからこそ残った”ってことなんです」
「ええ話やな〜」とタモリさんがポツリ。
「もっと言うと、この運河の石垣の一部には、“空知の炭鉱夫が名前を刻んでいった”石があります。密かに“人生の記録”として、仕事の合間に刻んでいったんです」
「今でも、運河の西側、日陰になる場所に1つだけ“家族4人の名前”が彫ってある石が残ってます。誰が何のために書いたのか…それは誰も知りません。でも、残っているんです」
出川さんが小声で「うわ…それ聞いたら急に泣きそうになってきた…」と鼻をすすり、
綾瀬はるかさんが「なんで“懐かしい”って、泣けるんでしょうね…?」とつぶやいた。
江原啓之さんが、静かに答える。
「懐かしさは、“魂が知っている風景”に触れたときの反応です。そこに“過去世”や“集合意識”の記憶が響くんです」
優月さんが微笑む。
「だからこの街は、“戻ったことがないのに、帰ってきたように感じる人”が多いんです」
その言葉に、斎藤一人さんがそっと補足した。
「懐かしいって気持ちはね、“あんた、よくがんばって生きてきたね”っていう、魂からのハグなんだよ。だから泣けるんだよ」
そんな中、高田純次さんが古い石畳につまずき、「おっとっと…オレの過去もこんな感じで転びっぱなしだったなぁ」と言うと、さんまさんが「でもオチは全部笑いや!」と突っ込み、爆笑の輪が広がった。
最後に一行は、運河沿いの小さな橋の上で記念撮影。
柴田さんが渡してくれた小さな紙に、一人さんが書いたその日の言葉を読み上げた。
『懐かしさは、過去と今を抱きしめる“鍵”。
涙が出るほど心が動いたら、あなたの魂はちゃんと目を覚ましている』
シャッター音とともに、風がふわっと吹いた。
ガス灯が静かに揺れ、遠くで小さなカモメがひと鳴きした。
それは、時を超えた“いらっしゃい”の声だったのかもしれない。
鰊御殿(小樽)

テーマ:「先人の夢と、沈黙の記憶が宿る場所」
小樽運河からさらに海沿いの坂をのぼった先、見晴らしのよい岬にたたずむ立派な木造建築――それが今日最後の目的地、鰊御殿。
ここで一行を迎えたのは、7代続く漁師の家系に生まれ、現在は“鰊文化語り部の会”を主宰する、地元の名物ガイド:
【地元ガイド:八代目・千石慶一(せんごく・けいいち)さん】
60代半ば、日焼けした肌に漁師帽。口調はぶっきらぼうだが、語り口には波のような抑揚と、言葉の裏に祖先への敬意がにじむ。
「この建物はな、“命の音”が染みついとる。金の匂いも、涙の匂いも、汗の匂いも…全部な」
と、千石さんは最初にぽつりと語った。
一行が玄関をくぐると、木の床がギシ…と鳴った。
その音さえ、何かを語っているようだった。
「明治から昭和初期にかけて、ニシン漁で財をなした網元(あみもと)たちが建てた御殿です。漁師たちは“命を削って網を引く”、その命の報酬がこの家に集まったんだ」
さんまさんが冗談まじりに言った。
「この梁の太さ、えげつないな〜!漁より建築のほうが力入ってるやん!」
すると千石さんが、にやりと笑って返す。
「そうでしょう。でもね、ここにひとつ“誰も気づかない仕掛け”があるんです」
一同が目を丸くする中、彼はある一室の柱をトン、と指で叩いた。
「この柱だけ、“中が空洞”なんですよ。中には、網元の娘が恋文を隠した木箱が入ってるっていう、古い言い伝えがある」
「しかもその娘、漁師に恋をして、家を飛び出したまま戻らなかった。家の名誉を守るために、恋文も隠されたまま、柱に封印された」
綾瀬はるかさんがぽつりとつぶやく。
「…なんだか、音のない映画を見てるみたい…切なくて、でも美しい」
江原啓之さんが柱に手を当てて静かに言う。
「“隠された愛”の波動ですね。でもね、それは消えていません。愛は記録され、空間に染み込んでいます」
千石さんが、ふっと遠くを見るように続ける。
「昔の人は、言わなかっただけで、愛してたんです。でも、誰にも言えなかった。…でも、ちゃんと、ここに残ってるんだよ」
タモリさんが静かにつぶやいた。
「風の音が、今までと違って聞こえるな…この家の記憶の中に入った気がする」
出川さんが、「いやもう…俺、今日ずっと泣いてる気がするんですけど!!」と目をこすり、笑いと涙が入り混じる空気に変わっていく。
そして最後に、斎藤一人さんが、全員を座敷に集めてこう言った。
「運がいい人ってのは、“過去に感謝できる人”なんだよ。
たとえ悲しいことがあったとしても、“よくぞそこを乗り越えてくれた”って、過去に向かって手を合わせる人に、神さまは“よく来たね”って言ってくれるの」
全員が黙ってうなずく。
千石さんが、おもむろに古い木箱から小さな石を取り出した。
それは、かつて船の重しに使われていたという“にしん石”。
「この石、網元が“豊漁祈願”で1つだけ願いを込めて海に沈めてたものです。拾い上げたものを1人1個、持っていってください。今日のあなたに、ぴったりの重さになってるはずです」
一人一人、石を手に取り、感触を確かめた。
その重さは、思い出の重さか、希望の重さか。
確かに、それぞれの心に“過去からの贈り物”が手渡された瞬間だった。
温泉宿と“夜の気づきシェア会”

テーマ:「語りと沈黙が、心を整える」
日もすっかり落ち、鰊御殿を出た一行は、海沿いの山を少し登った先にある老舗の温泉宿へと到着した。
外観は黒塀の木造建築。玄関には小さな行灯が灯り、春の海風に草木が揺れていた。中に入ると、木の香りと湯けむりのような静けさが全身を包み込んだ。
「ここは、昔“北前船の船頭たちが内緒で通っていた”隠れ宿だったんですよ」
と、宿の女将・井上琴音(ことね)さんがにこやかに案内する。
小柄で背筋の伸びた70代の女性、笑顔の奥に何層もの人生を感じさせる佇まい。
「出入り口が3つあるのは、身分を隠すため。愛人に会いに来た船頭が、奥さんと鉢合わせしないようにってね」
「ふふふ、人生って面白いでしょう?」
笑いが起こる中、綾瀬はるかさんが「なんだか旅館ごと恋文みたいですね」とつぶやくと、琴音さんは優しく笑った。
「あなたも書いていくといいわ。誰にも出さなくていいから、“いまの自分に”お手紙を書いて」
部屋に荷物を置いたあと、全員が浴衣姿で大浴場へ。
露天風呂から見えるのは、小樽港の夜景と月明かり。
湯気の向こうで、さんまさんが「こういうとこ来ると、“人生ってまあ、いっか”って思えるなぁ」とつぶやいた。
高田純次さんが「この湯船、俺の中で何度でも生き返る場所になりそうだ」と言い、出川さんが「え〜っ!そんなこと言ったらオレ明日からここで暮らしたくなる〜!」と騒いで、笑いが湯気の中に広がっていった。
夕食後、一行は囲炉裏の間に集まった。
囲炉裏を囲むように座布団を並べ、焚き火代わりの炭が赤く灯っていた。
斎藤一人さんが、湯上がりの牛乳を飲み干してから、ぽつりと切り出す。
「さて、今日一日を終えて、“気づいたこと”を一言ずつ話してみようか。言葉にすると、心が整うからね」
最初に話したのは、タモリさん。
「大通公園で柴田さんが言ってた、“封印された空白”って言葉がずっと残ってる。
自分の人生にも“封印したまま”にしてきた時間がある気がしてね。
でも今日は、その蓋が少しだけ開いた気がしたよ」
続いて綾瀬さん。
「鰊御殿の話が心に残ってます。恋文を隠した柱って聞いたとき、なんだか自分の中にもそういう“隠した感情”がある気がして…。
でも今日、旅の中で少しずつ出てきたんです。涙と一緒に」
江原啓之さんがそっと答える。
「感情は抑えるものではなく、流すもの。水が流れて初めて川になるように、言葉や涙が流れて初めて、魂も動き出すのです」
出川さんが鼻をすすりながら、「なんで毎回オレが泣く役なんスかぁ〜!」と叫び、笑いが戻る。
そして最後に、斎藤一人さんが語る。
「今日の“気づき”は、みんなの中にちゃんと“根を下ろした”と思う。
開運ってね、神社行くだけじゃなくて、
“本音で話して、自分の心を知ること”なんだよ。
それができる人に、運は寄ってくる。だって、素直な人が一番魅力的だからね」
一同、静かに頷く。
そして、囲炉裏の火が静かにパチパチと鳴く音の中、全員が“今日の一言”を小さな和紙にしたためた。
それは、誰にも見せない、自分だけの“開運のお守り”になった。
夜の深まりとともに、語りは終わり、静けさが宿を包み込む。
外には、静かな星空と、遠くに灯る漁火。
こうして旅の1日目は、静かに、そして深く心にしみるように幕を閉じた。
Short Bios:
斎藤一人
銀座まるかん創業者。日本一の納税者としても知られ、“ついてる”“ありがとう”を人生の開運言葉として広めた実業家。旅では心の指針と開運の知恵を授ける存在。
明石家さんま
日本を代表するお笑い芸人。軽快なトークと鋭いツッコミで場を明るくするムードメーカー。旅のナビゲーター兼エンタメ担当。
江原啓之
スピリチュアル・カウンセラー。人の魂や前世、見えない世界に関する深い知識と洞察を持ち、旅先の“氣”や“魂の記憶”を読み解く役割。
綾瀬はるか
俳優として活躍する中で、自然や人の心に素直に共鳴する感性の持ち主。旅では“感じる力”で場をやわらかく包み、共感を広げる存在。
出川哲朗
体当たりリアクション芸人。泣いて笑ってリアルな感情を見せることで、旅に“人間らしさ”と親しみを添える感動係。
高田純次
“適当男”として知られるが、実は場を緩める達人。軽口と絶妙な間(ま)で、旅の空気をゆるめ、笑いに変える存在。
タモリ
知識と観察力に長けた名司会者。旅では風景や土地の歴史、文化をさりげなく語り、深さと静けさをもたらす知的バランサー。
湯木まりこ(北海道神宮ガイド)
元地質調査員。アイヌの伝承や地形のスピリチュアルな秘密に詳しい、知る人ぞ知る“神宮の守り人”。
柴田厚志(大通公園ガイド)
元・札幌市都市計画課。地層・歴史・都市設計に精通し、笑いを交えて“札幌の下に眠る物語”を語る語り部。
本間優月(小樽運河ガイド)
元・図書館司書の歴史案内人。小樽に隠された愛と記憶を“言葉の温度”で伝える、静かな情熱家。
千石慶一(鰊御殿ガイド)
鰊漁師の家に7代続く語り部。柱に刻まれた恋文や網元の伝承など、“過去からの贈り物”を現在に届ける声の持ち主。
井上琴音(温泉宿の女将)
富良野の小さな宿「風の詩」の女将。宿泊者の心にそっと触れるような言葉で、“静かに自分を見つめる夜”を演出する名ホステス。

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