はじめに東野圭吾さんの『永遠の記憶』を読んでいると、これは単に「最後の謎を解く物語」ではないように感じます。事件には、犯人がいます。被害者がいます。証拠があり、動機があり、やがて真実が明らかになります。しかし真実が分かったとき、本当にすべては終わるのでしょうか。事件が「解決」したあとも、傷ついた人の人生は続いていきます。そして時には、物語の中でほとんど名前さえ与えられなかった人物にも、私たちが知らなかった長い人生があります。そこで今回の仮想対話では、湯川学、草薙俊平、内海薫、石神哲哉、そして『容疑者Xの献身』で犠牲になった男性を同じ場所に座らせました。さらに東野圭吾さんとハンナ・アーレントにも加 … [Read more...] about 東野圭吾『永遠の記憶』考察|ガリレオ最後の謎と記憶

