はじめに
もしも織田信長が『しゃべくり007』に出演したら?
織田信長が『しゃべくり007』に出演!? 天下統一を目指した戦国最強の男が、芸人7人を相手にまさかの大苦戦!
「余に逆らう者はおらぬ!」
そんな信長の前に現れたのは、上田晋也、有田哲平、名倉潤、原田泰造、堀内健、徳井義実、福田充徳。
刀も持たず、頭も下げず、天下人に遠慮なくツッコミを入れる7人の芸人たちです。
「お前たち、全員家臣にしてやろう!」
ところが、軍師を志願する有田は敵に高級ハムを送り、徳井は恋愛外交を希望。堀内健に至っては、意味不明な踊りで信長を混乱させます。
そして、誰よりも声の大きい上田は、なぜか戦場の伝令係に任命されてしまいます。
歴史上の信長は、1560年の桶狭間の戦いで今川義元を破り、安土城を築き、天下統一に向けて勢力を広げました。その生涯は、国立国会図書館の歴史資料や文化遺産オンラインなどからもたどることができます。
しかし、信長は本当に恐ろしいだけの人物だったのでしょうか。
新しいものに興味を示し、人の才能を見抜こうとし、ときには大胆な決断を下す。その一方で、家臣との関係や自分自身の判断に、どんな思いを抱いていたのでしょう。
今回の架空対談では、信長がスマートフォンやSNSに初めて触れ、現代の選挙や商売の仕組みに驚き、さらには恋愛相談やお笑い対決にまで挑戦します。
そして、話題は秀吉、家康、明智光秀へ。
笑いの絶えないスタジオで、本能寺の変について思いがけない質問が飛び出します。
天下を動かそうとした男は、目の前にいる7人の芸人を思いどおりにできるのでしょうか。
それとも、彼らとの出会いが、信長にまったく違う世界を見せるのでしょうか。
歴史の教科書では絶対に見られない、織田信長と芸人7人の爆笑トークショー。開幕です!
※本記事は歴史上の織田信長と実在する芸能人を登場人物とした架空の対談です。実際の『しゃべくり007』の放送、出演、本人の発言や支持を示すものではありません。史料で確認できない感情や会話は創作です。
Topic 1:織田信長、芸人7人を家臣にする!?

天下人がしゃべくり007に降臨! 最初の命令は「お前たち、全員召し抱える!」
舞台は『しゃべくり007』をイメージした架空のスタジオ。いつもの7人が集まっている。今回はゲストの名前を誰も知らされていない。
Round 1:天下人、まさかの登場!
上田晋也:「さあ、今回も始まりました! しゃべくり007! 今日はね、ちょっと変わったゲストらしいんですよ」
有田哲平:「上田さん、僕は聞きましたよ。今回のゲスト、相当な大物らしいです」
上田:「そりゃ毎回そう言うだろ」
有田:「なんでも、芸能界どころか日本中を支配していたらしいです」
名倉潤:「日本中? そんな人おるか?」
徳井義実:「しかも、今はテレビ出演をほとんどされてないそうです」
福田充徳:「ほとんどどころじゃないやろ」
原田泰造:「俺、ちょっと怖いな。政治家とか?」
堀内健:「分かった! 日本列島そのものが来るんだ!」
上田:「どうやってスタジオに入るんだよ!」
突然、スタジオの照明が落ちる。太鼓の音が鳴り響く。巨大な扉がゆっくり開く。
金色の陣羽織をまとい、刀を腰に差した男が姿を現す。鋭い目つき。堂々とした足取り。
信長:「待たせたな」
7人が一斉に立ち上がる。
上田:「えっ!? ちょっと待って! まさか!」
有田:「うわあああ! 本物だ!」
名倉:「織田信長やないか!」
泰造:「えええ!? なんで!?」
徳井:「これはすごいゲストですね……」
福田:「いや、すごいとかいう次元ちゃうやろ!」
堀内:「殿おおおお!」
堀内が突然、信長の足元に滑り込んで土下座する。
信長:「何じゃ、そなたは」
堀内:「お帰りなさいませ! 本能寺、燃えてます!」
上田:「初対面で言うことか!」
信長:「……本能寺?」
信長が眉をひそめる。
有田:「殿! この者はちょっと頭の中が戦国時代なんです!」
名倉:「戦国時代の人に失礼やろ!」
信長:「ここは何処じゃ?」
上田:「日本テレビのスタジオです!」
信長:「日ノ本の……寺か?」
上田:「寺じゃないです! テレビ局です!」
信長:「てれび?」
徳井:「映像を使って、日本中の人に見てもらう場所です」
信長:「ほう。日本中に余の姿が届くというのか?」
福田:「そういうことです」
信長:「それは便利じゃな。使者を何十人も走らせる必要がない」
有田:「さすが殿! 着眼点が違う!」
上田:「お前、もう家臣になってんのか!」
信長は上田をじっと見る。
信長:「先ほどから、そなたは誰に向かって大声を出しておる?」
上田:「いや、司会者なんで!」
信長:「司会者とは何じゃ?」
上田:「この場を進行する仕事です」
信長:「軍議を取り仕切る役目か」
上田:「まあ、近いと言えば近いですけど」
信長:「ならば、声を張るのはよい。しかし、余の話を遮るな」
上田:「いきなり番組の進行権を奪わないでください!」
信長:「そなた、名は?」
上田:「上田晋也です」
信長:「上田。よい声をしておる」
上田:「あ、ありがとうございます」
信長:「戦場の端まで届きそうじゃ」
有田:「殿! こいつ、声だけは天下一品なんです!」
信長:「よし。そなたは伝令係じゃ」
上田:「なんで司会者から降格してんだよ!」
スタジオ爆笑。
堀内:「伝令! 伝令! 上田がうるさいぞー!」
上田:「お前が一番うるせえよ!」
信長:「……なるほど。ここは騒がしい場所じゃな」
名倉:「そういう番組なんです」
信長:「嫌いではない」
7人が少し驚く。
泰造:「あ、信長さん、こういうの好きなんですか?」
信長:「余の前で、これほど遠慮なくものを言う者は珍しい」
有田:「じゃあ殿、今日は僕たちが信長さんを楽しませますよ!」
信長:「よかろう。ただし、つまらぬ者は斬る」
一瞬、スタジオが静まる。
福田:「……それ、冗談ですよね?」
信長:「ふふっ」
上田:「笑い方が怖いんですよ!」
Round 2:信長の家臣オーディション007!
全員が席に着く。信長は中央の特等席に腰を下ろし、腕を組んで7人を見渡す。
信長:「ところで、そなたらは何をして日々を暮らしておる?」
名倉:「僕らはお笑い芸人です」
信長:「芸人?」
徳井:「人を笑わせる仕事ですね」
信長:「笑わせるだけで飯が食えるのか?」
福田:「まあ、食える人もいれば、食えない人もいます」
信長:「ほう。戦をせずとも生きられる世か」
泰造:「そうですよ。平和な時代ですから」
信長:「それはよいことじゃ」
信長が感心したように頷く。
有田:「殿、でもこの7人、ただの芸人じゃありません」
上田:「何を始めるんだよ」
有田:「実は、全員が戦国時代でも通用する逸材なんです!」
信長:「ほう?」
有田:「ぜひ、殿の家臣として採用していただきたい!」
上田:「なんで勝手に就職活動始めてんだ!」
信長:「面白い。では、一人ずつ己の才を示してみよ」
堀内:「オーディションだ! 戦国オーディション!」
名倉:「ほんまにやるんかいな」
信長:「まずは、そなたからじゃ」
信長が有田を指さす。
有田:「はい! 私、有田哲平! 軍師を志望しております!」
信長:「軍師とな。戦の心得はあるのか?」
有田:「もちろんです。殿、もし敵が一万の兵で攻めてきたら、どうされます?」
信長:「地形と兵の配置を見て判断する」
有田:「私は違います」
信長:「申してみよ」
有田:「敵の大将に、まずお中元を送ります」
上田:「戦えよ!」
信長:「お中元?」
有田:「季節のご挨拶です。高級ハムとか」
信長:「はむ?」
福田:「肉を加工した食べ物です」
信長:「敵将に肉を贈るのか?」
有田:「そうです。そして相手が食べている間に、我々は撤退します」
信長:「……それで勝てるのか?」
有田:「負けません。戦ってないんで」
上田:「屁理屈じゃねえか!」
信長が声を出して笑う。
信長:「ははは! そなた、口だけは達者じゃな!」
有田:「ありがとうございます! 軍師、採用ですか?」
信長:「いや、敵の使者と話す役じゃ」
有田:「外交官ですね!」
信長:「相手が怒ったら、そなたを置いて帰る」
上田:「捨て駒じゃねえか!」
続いて名倉が前に出る。
名倉:「僕は、皆をまとめるのが得意です」
信長:「ほう。争う者を仲裁できるか?」
名倉:「できますよ。話を聞いて、落ち着かせて」
信長:「では、隣国の大名が無理難題を申してきたら?」
名倉:「まず、なんでそんなこと言うんか聞きますね」
信長:「なるほど」
名倉:「で、どうしても話が通じなかったら……」
信長:「どうする?」
名倉:「上田を連れていきます」
上田:「なんで俺なんだよ!」
名倉:「大声で説得してもらう」
信長:「よい。外交には威圧も必要じゃ」
上田:「俺を兵器みたいに使うな!」
信長:「名倉は外交奉行じゃ」
名倉:「ありがとうございます」
上田:「いや、納得すんな!」
泰造が立ち上がる。
泰造:「僕はね、人の気持ちを大事にしたいんです」
信長:「ほう」
泰造:「戦場でも、兵士が疲れていたら声をかけて、元気づけたい」
信長:「それは大切なことじゃ」
泰造:「ありがとうございます!」
信長:「では、兵が逃げ出そうとしたらどうする?」
泰造:「まず抱きしめます」
信長:「……抱きしめる?」
泰造:「そうです。『怖いよね、分かるよ』って」
上田:「戦場でカウンセリング始めんな!」
泰造:「でも、怖いものは怖いじゃないですか!」
信長:「ふむ……」
信長が少し考える。
信長:「そなたは、兵の心をつかむかもしれぬ」
泰造:「本当ですか!」
信長:「ただし、敵まで抱きしめるなよ」
泰造:「ああ、それは分かんないです!」
上田:「分かんないのかよ!」
信長:「泰造は兵の世話役じゃ」
次は徳井。
徳井:「私は、女性との交渉を担当したいと思います」
上田:「お前、何しに来たんだ!」
信長:「女性との交渉?」
徳井:「戦国時代も、結婚は大事な外交手段だったでしょう?」
信長:「うむ。婚姻によって結びつきを強めることはある」
徳井:「でしたら私、相手の姫君の気持ちを聞きに行きます」
信長:「よい心がけじゃ」
徳井:「ただ、仲良くなりすぎて帰ってこない可能性があります」
上田:「最悪の外交官じゃねえか!」
信長:「……そなたは信用ならぬな」
徳井:「よく言われます」
信長:「自覚があるのか!」
信長が思わず笑う。
信長:「徳井は宴席の話し相手じゃ。ただし外交は任せぬ」
徳井:「宴席なら頑張ります!」
福田が立つ。
福田:「僕は兵糧管理ですね。食料がなかったら戦えませんから」
信長:「よいところに目をつけた。兵糧は戦の要じゃ」
福田:「ありがとうございます。無駄遣いも減らします」
信長:「頼もしい」
福田:「ただ、殿にも経費の領収書は出してもらいます」
信長:「りょうしゅうしょ?」
福田:「何にいくら使ったかの記録です」
信長:「余にも必要なのか?」
福田:「もちろんです」
信長:「……厳しい男じゃな」
上田:「殿より厳しいやつがいた!」
信長:「福田は勘定奉行じゃ」
上田が立ち上がる。
上田:「じゃあ、私もお願いします!」
信長:「そなたはもう決まっておる」
上田:「え?」
信長:「伝令係じゃ」
上田:「いや、もうちょっと偉い役職を!」
信長:「そなたの声は、遠くまで届く」
上田:「それだけですか!?」
信長:「戦場で『敵が来たぞ!』と叫べば、皆に聞こえる」
上田:「誰でも言えるだろ!」
有田:「いや、上田さんの声なら三里先まで聞こえます」
名倉:「城の外でもうるさいやろな」
信長:「よし。上田は大伝令奉行じゃ!」
上田:「大をつけりゃいいってもんじゃねえよ!」
全員が笑う。
Round 3:信長が唯一、理解できなかった男
最後に残ったのは堀内健。
信長:「さて、最後はそなたじゃ」
堀内:「はいっ! 堀内健、参上!」
堀内が突然、片足で飛び跳ねながら信長の周囲を回り始める。
上田:「おい、落ち着け!」
信長:「何をしておる?」
堀内:「敵の目を回す術です!」
信長:「……目を回す?」
堀内:「こうやって! くるくるくるくる!」
堀内が回りすぎて、ふらつく。
福田:「自分が目回してるやないか!」
信長:「……」
信長は真剣な顔で堀内を見ている。
有田:「殿、どうですか? こいつは相当な逸材ですよ」
信長:「うむ……」
上田:「いや、何を評価してるんですか!」
信長:「敵がこやつを見たら、どう思う?」
名倉:「意味分からんでしょうね」
信長:「そうじゃ。何をするか読めぬ」
徳井:「確かに、僕らも20年以上一緒にいて読めません」
信長:「二十年もか!」
泰造:「そうなんですよ!」
信長:「……恐ろしい男じゃ」
上田:「怖がるところ違いますよ!」
堀内:「殿! まだ秘密兵器があります!」
信長:「申してみよ」
堀内:「必殺! たぬき城!」
堀内が両手を頭の上に乗せ、妙な声を出す。
堀内:「ポンポコポン! ポンポコポン!」
信長:「……」
上田:「ほら! 殿が困ってるだろ!」
信長:「いや、待て」
上田:「え?」
信長:「こやつ、もし敵陣に一人で入って、この動きをしたらどうなる?」
有田:「敵は大混乱でしょうね」
信長:「うむ。何が起きておるのか分からず、皆が見入ってしまう」
福田:「ただの変な人ですよ!」
信長:「その隙に本隊が動けば……」
上田:「作戦に組み込むな!」
信長が立ち上がる。
信長:「決めた!」
堀内:「おおっ!」
信長:「堀内健! そなたを、予測不能の忍びに任ずる!」
堀内:「やったあああ!」
堀内が喜びのあまり、信長の周りを踊り始める。
堀内:「ニンニン! ポンポコ! 天下統一!」
上田:「忍者とたぬきが混ざってんだよ!」
信長:「はははは!」
信長が腹を抱えて笑い始める。
泰造:「あっ! 信長さんがめちゃくちゃ笑ってる!」
名倉:「こんな笑う人なんや!」
徳井:「なんか、ちょっと親しみが湧きますね」
信長:「ははは! 余は長く生きてきたが、これほど訳の分からぬ男は初めてじゃ!」
堀内:「殿! 僕も初めてです!」
上田:「何が初めてなんだよ!」
笑いが少し落ち着いたところで、信長が7人を見渡す。
信長:「しかし、面白いものじゃな」
上田:「何がですか?」
信長:「余の時代には、武芸に優れた者、知恵のある者、領地を治める者が重んじられた。だが、そなたらは人を笑わせることで暮らしておる」
名倉:「そうですね」
信長:「しかも、これほど大勢が集まり、刀も持たずに互いをからかっておる」
泰造:「まあ、平和だからできることですよね」
信長:「……よい時代になったものじゃ」
信長が少し遠くを見る。
有田:「殿、感動されました?」
信長:「いや、考えておった」
上田:「何をですか?」
信長:「この七人を連れて戦に出たら、どうなるかとな」
上田:「まだ戦に連れていく気なんですか!」
信長:「有田が敵を騙し、名倉が交渉し、泰造が兵を励まし、徳井が宴を開き、福田が兵糧を守る」
有田:「完璧な布陣ですね!」
信長:「そして堀内が敵を混乱させる」
堀内:「ポンポコー!」
信長:「最後に上田が叫ぶ」
上田:「何を!?」
信長:「『撤退じゃあああ!』とな!」
スタジオ大爆笑。
上田:「結局、負ける前提じゃねえか!」
信長:「はははは! そなたらとなら、負け戦すら面白そうじゃ!」
7人が笑いながら拍手する。
有田:「殿、でもね。今の日本には、もっと驚くものがいっぱいあるんですよ」
信長:「ほう。これ以上、何があるというのじゃ?」
徳井:「例えば、これです」
徳井がポケットからスマートフォンを取り出す。
信長:「……何じゃ、その小さな板は?」
福田:「これ一つで、世界中の人と話せるんです」
信長:「世界中と?」
上田:「そうです。しかも、信長さん自身が日本中に向けて発信することもできるんですよ」
信長の目が輝く。
信長:「……面白い」
有田:「殿、もしかして何か企んでます?」
信長:「余にその板を貸せ」
上田:「何するんですか?」
信長:「決まっておろう」
信長が不敵に笑う。
信長:「令和の天下を、見てみたいのじゃ!」
7人が一斉にざわつく。堀内はなぜかスマートフォンに向かって土下座している。
上田:「お前は何やってんだ!」
堀内:「小さな殿が入ってるかもしれないから!」
スタジオは再び笑いに包まれる。
次のTopic 2では、織田信長が初めてスマートフォンとSNSに触れ、現代日本の仕組みに次々と驚いていく。
創作上の注記:この対談はフィクションです。織田信長の発言や芸人たちの会話はすべて架空のもので、実際の『しゃべくり007』の放送内容ではありません。信長の人物像には歴史上の出来事を参考にしていますが、現代への反応や内心は創作です。
Topic 2:信長、令和の日本を天下統一する!?

スマホ、SNS、コンビニ、選挙! 戦国最強の男が現代日本に本気で挑む!
舞台は架空の『しゃべくり007』スタジオ。家臣オーディションを終えた織田信長は、すっかり7人の芸人たちを自分の家臣だと思い込んでいる。
徳井が取り出したスマートフォンを、信長は不思議そうに見つめている。
Round 1:信長、スマートフォンと初対面!
信長:「徳井。その手に持っておる小さな板は何じゃ?」
徳井義実:「スマートフォンです。略してスマホですね」
信長:「すまほ?」
有田哲平:「殿、これは令和の三種の神器の一つでございます」
上田晋也:「勝手に決めんな!」
信長:「神器とな? ならば残り二つは何じゃ?」
有田:「Wi-Fiと充電器です」
福田充徳:「妙に現実的やな!」
信長:「わいふぁい……じゅうでんき……」
堀内健:「殿! Wi-Fiは空中を飛んでる見えない忍者です!」
上田:「余計ややこしくするな!」
信長:「見えぬ忍びか。厄介じゃな」
名倉潤:「信じてもうたやん!」
徳井:「まあ、これで遠くにいる人と話したり、調べ物をしたり、動画を見たりできるんです」
信長:「遠くとは、どれほど遠くじゃ?」
徳井:「世界の反対側でも大丈夫ですよ」
信長:「なんと! 海を越えてもか?」
泰造:「そうなんですよ。すごいでしょう?」
信長:「では、南蛮の国にいる者とも話せるのか?」
福田:「相手が通信できる環境におれば、できますね」
信長:「……余の時代にこれがあれば」
上田:「あれば?」
信長:「使者を走らせずに済む。戦況もすぐに分かる。敵の動きも……」
有田:「殿! そういう軍事利用は後でお願いします!」
上田:「お前が軍師ぶるな!」
徳井がスマートフォンのカメラを起動し、信長に画面を向ける。
信長:「むっ!」
徳井:「どうしました?」
信長:「この板の中に、余がおる!」
名倉:「カメラですわ」
信長:「小さな余が、こちらを見ておる!」
堀内:「殿! 捕まえましょう!」
堀内がスマートフォンの画面を両手で挟もうとする。
上田:「お前は黙ってろ!」
信長:「いや、待て。これは面白い」
信長が顔を近づけたり、離したりする。画面の中の信長も同じ動きをする。
信長:「ほう……ほう!」
有田:「殿、そんなに動かすと自撮りの達人になりますよ」
信長:「じどり?」
徳井:「自分で自分を撮ることです」
信長:「自分の姿を自分で残せるのか?」
徳井:「はい」
信長:「ならば、絵師はいらぬな!」
福田:「絵師さんには絵師さんの仕事がありますよ!」
信長:「そうか。では、余をもっと勇ましく映してみよ」
徳井:「加工アプリならできますけど」
信長:「加工?」
有田:「殿、顔を若返らせたり、目を大きくしたりできます」
信長:「目を大きく?」
堀内:「殿! 僕がやります!」
堀内がスマートフォンを操作し、信長の顔にかわいらしい猫耳のフィルターをかける。
信長:「……何じゃ、これは」
泰造:「あははは! 信長さん、猫になってる!」
名倉:「めっちゃかわいいやん!」
信長:「余の頭に、獣の耳が生えておるぞ!」
堀内:「ニャガノブ様!」
上田:「誰だよ、ニャガノブって!」
信長:「……」
信長が画面をじっと見つめる。
信長:「悪くない」
上田:「気に入ったのかよ!」
スタジオ大爆笑。
信長:「これを家康に見せたら、どんな顔をするかのう」
有田:「殿、家康さんにも猫耳をつけましょう!」
信長:「家康は狸じゃ。猫耳より狸の耳が似合う」
上田:「本人いないところで何言ってんですか!」
Round 2:天下統一SNS選手権!
スタジオの大型スクリーンに、現代のSNSを紹介する架空の画面が映る。
上田:「信長さん、今の時代はね、誰でも自分の考えや動画を世界中に発信できるんですよ」
信長:「誰でも?」
福田:「はい。特別な身分でなくてもできます」
信長:「面白い世じゃな。百姓も商人も、天下に向けて物を申せるのか」
名倉:「そうですね」
信長:「ならば、余もやってみたい」
有田:「来ました! 信長様、SNSデビュー!」
徳井:「まずは何を発信したいですか?」
信長:「余が天下を治めるにふさわしい男であることを、皆に知らせたい」
上田:「初投稿から重いな!」
有田:「殿、SNSにはフォロワーというものがありまして」
信長:「ふぉろわあ?」
有田:「殿の投稿を見たいと思って登録してくれる人たちです」
信長:「何人ほど集まるのじゃ?」
徳井:「人気が出れば100万人以上もありえますよ」
信長:「百万!?」
信長が勢いよく立ち上がる。
信長:「百万の兵が集まるのか!」
上田:「兵じゃないです!」
信長:「兵でないなら、何をする者たちじゃ?」
福田:「投稿を見る人たちです」
信長:「見るだけか?」
名倉:「基本的にはそうですね」
信長:「……百万もおって、誰も戦わぬのか?」
泰造:「戦わなくていいんですよ!」
信長:「それはそれで、たいしたものじゃ」
堀内:「殿! 僕、百万のポンポコ軍団を集めます!」
上田:「お前の軍団は何と戦うんだ!」
堀内:「眠気!」
信長:「……それならば、余も応援しよう」
上田:「殿まで乗っからないでください!」
有田がホワイトボードの前に立つ。
有田:「それでは始めましょう! 信長様、SNSで天下統一計画!」
信長:「よし。皆の策を聞こう」
有田:「まず私から。『織田信長のモーニングルーティン』です!」
信長:「もおにんぐ……?」
徳井:「朝起きてから何をするか、動画で見せるんです」
信長:「朝の行いを人に見せるのか?」
有田:「はい。まず朝5時に起床、庭で素振り、朝食、そして天下統一会議!」
上田:「朝から天下統一すんな!」
信長:「悪くない。余は早起きには慣れておる」
有田:「最後に『皆の者、今日も天下を取るぞ!』と叫びます」
信長:「うむ!」
上田:「いや、普通の会社員が見てどうすんだよ!」
泰造:「でも元気出るんじゃない? 朝から信長さんに応援されたら」
信長:「ほう。人を励ますのもよいな」
泰造:「じゃあ、僕は『信長のお悩み相談室』!」
信長:「悩みとな?」
泰造:「例えば、会社で上司とうまくいかない人がいたら?」
信長:「その上司は、何を求めておる?」
泰造:「え?」
信長:「まず、そこを知らねばならぬ。相手が何を考えておるか分からずに動けば、無駄な争いになる」
名倉:「おお、ちゃんとした答えや!」
福田:「意外と相談向いてますね」
有田:「じゃあ殿、部下が全然働かない場合は?」
信長:「働けぬ理由を調べる」
泰造:「優しい!」
信長:「怠けておるだけなら、役目を替える」
上田:「急に現実的!」
信長:「働く気のない者に大事な役を任せるわけにはいかぬ」
福田:「それは確かにそうですね」
徳井:「じゃあ、恋愛相談はどうですか?」
信長:「恋愛?」
徳井:「好きな女性に振り向いてもらえない男性がいたら?」
信長:「相手が望まぬなら、無理強いはできぬ」
徳井:「おお、いいですね!」
有田:「でも殿、相手が他の男を好きだったら?」
信長:「……その男がどんな者か、少し気になるのう」
上田:「急に普通の男になった!」
スタジオ爆笑。
堀内:「殿! 僕にも企画があります!」
信長:「申してみよ」
堀内:「『信長と踊ろう! 本能寺ダンス!』」
上田:「また本能寺かよ!」
信長:「先ほどから気になっておった。なぜ、そなたは本能寺ばかり口にする?」
堀内:「響きがいいからです! ホンノージ! ホンノージ!」
堀内が突然、妙な踊りを始める。
有田:「殿、これは流行るかもしれません!」
信長:「……余も踊るのか?」
堀内:「もちろんです!」
信長:「ならば、まず手本を見せよ」
堀内がさらに激しく踊る。
堀内:「ホンノージ! ホンノージ! ポンポコージ!」
上田:「寺の名前を勝手に変えるな!」
信長が笑いをこらえながら、少しだけ堀内の動きを真似する。
泰造:「あっ! 信長さん、踊ってる!」
名倉:「天下人が何してんねん!」
信長:「ははは! これは戦の前にやれば兵も元気になるかもしれぬ!」
上田:「戦場に持ち込むな!」
Round 3:信長の令和改革会議!
笑いが落ち着いたところで、信長がスタジオのスクリーンを見渡す。
信長:「ところで、令和の日本には将軍がおらぬのか?」
上田:「いません。今は選挙で国会議員を選び、政治を行う仕組みです」
信長:「選挙?」
福田:「国民が投票して代表を選ぶんです」
信長:「民が選ぶのか?」
名倉:「そうです」
信長:「家柄ではなく?」
徳井:「少なくとも制度上は、家柄だけで決まるわけではありません」
信長:「……面白い」
有田:「殿、立候補してみます?」
上田:「やめろ! 大変なことになる!」
信長:「立候補とは何じゃ?」
有田:「『私を選んでください』とお願いすることです」
信長:「余が頭を下げるのか?」
有田:「そうです」
信長:「……」
信長が腕を組んで考える。
信長:「難しいのう」
上田:「そこなんですか!?」
信長:「余は人に命じることには慣れておる。しかし、選ばれるために願い出るとは……」
泰造:「でも、信長さんなら人気出そうですよ」
信長:「そうか?」
泰造:「はい。演説も迫力ありますし」
堀内:「殿! 選挙ポスターは猫耳で!」
上田:「猫耳の信長に国を任せられるか!」
信長:「先ほどの猫耳か。悪くないと言ったであろう」
上田:「本当に気に入ってたんだ!」
信長はさらに質問を続ける。
信長:「商人はどうじゃ? 誰でも店を開けるのか?」
福田:「法律や許可が必要な業種もありますけど、基本的には商売できますよ」
信長:「ほう。よいことじゃ」
名倉:「信長さんも商業を重視していたんですよね」
信長:「商いが盛んになれば、人も物も集まる。町が栄える」
有田:「殿、現代ならコンビニ経営もできますよ!」
信長:「こんびに?」
徳井:「食べ物や飲み物、日用品が売っている小さなお店です。多くのお店が夜遅くまで開いています」
信長:「夜も商いをしておるのか?」
上田:「24時間営業の店もあります」
信長:「二十四時間?」
福田:「一日中です」
信長:「店の者は、いつ眠るのじゃ?」
名倉:「交代で働くんです」
信長:「なるほど。ならば城下に置けば便利じゃな」
有田:「殿、安土城の前にコンビニを作りましょう!」
堀内:「名前は『ノブンイレブン』!」
上田:「どこかで聞いたことある名前だな!」
信長:「のぶんいれぶん……気に入った!」
福田:「気に入るんかい!」
有田:「商品は全部、殿のおすすめ!」
泰造:「おにぎりとか?」
堀内:「本能寺おにぎり!」
上田:「もう本能寺から離れろ!」
信長:「そのおにぎり、何が入っておる?」
堀内:「火薬!」
上田:「売れるか!」
スタジオ大爆笑。
信長は笑いながらも、ふと真面目な顔になる。
信長:「しかし、令和の日本は不思議じゃな」
名倉:「何がですか?」
信長:「民が政治に参加し、商人が自由に店を開き、遠くの者と瞬く間に話ができる」
福田:「そうですね」
信長:「余の時代には、ひとつの国を治めるにも、幾多の争いがあった」
泰造:「今も問題はいっぱいありますけどね」
信長:「そうであろう。どの時代にも、争いの種はある」
上田:「信長さん、もし今の日本で天下を取るとしたら、どうします?」
信長は少し考える。
信長:「……まず、そなたら七人を使う」
上田:「まだ家臣扱いなんですね!」
信長:「有田に策を練らせ、名倉に人をまとめさせ、泰造に民の声を聞かせる」
有田:「完璧です!」
信長:「徳井には宴を任せ、福田には金を管理させる」
福田:「そこはちゃんとやりますよ」
信長:「堀内には……」
信長が堀内を見る。
堀内:「ポンポコ!」
信長:「……何も任せぬ」
上田:「ついに見限った!」
信長:「ただし、余のそばに置いておく」
堀内:「やったあ!」
名倉:「なんでやねん!」
信長:「何をするか分からぬ者は、目の届くところに置くのがよい」
上田:「それ、完全に監視対象じゃねえか!」
信長:「そして上田」
上田:「はい!」
信長:「そなたには、日本中に向けて余の言葉を叫んでもらう」
上田:「マイクがあるんですよ!」
信長:「まいく?」
徳井:「声を大きくする道具です」
信長:「……上田には不要じゃな」
全員爆笑。
上田:「そういう問題じゃねえよ!」
信長は笑いながら、徳井のスマートフォンをもう一度手に取る。
信長:「この小さな板ひとつで、天下に声が届くとはのう」
徳井:「そうですよ」
信長:「では、試しに余の言葉を届けてみたい」
有田:「殿! いよいよ初投稿ですか!」
信長:「うむ」
上田:「何を言うんです?」
信長はカメラに向かって姿勢を正す。
信長:「日ノ本の者どもよ! 織田信長である!」
上田:「声がでけえ!」
信長:「今日より、余はこの令和の世を見て回る!」
泰造:「いいですね!」
信長:「まずは、うまい飯を食わせよ!」
名倉:「天下統一ちゃうんかい!」
信長:「腹が減っては戦はできぬ」
福田:「それはそうですけど!」
堀内:「殿! ノブンイレブンに行きましょう!」
信長:「よし! 案内せよ!」
上田:「まだ店、存在してねえよ!」
スタジオが笑いに包まれる。
信長は満足そうにスマートフォンを返し、ふと徳井に尋ねる。
信長:「ところで徳井。そなたは先ほどから、恋の話ばかりしておるな」
徳井:「え? まあ、好きですね」
信長:「令和の男は、どのように女に思いを伝えるのじゃ?」
徳井:「今はメッセージを送ったり、デートに誘ったりしますね」
信長:「めっせえじ……?」
有田:「殿、恋愛もスマホでできる時代なんです!」
信長:「……ほう」
信長が興味深そうに身を乗り出す。
信長:「それならば、余にも少し聞きたいことがある」
上田:「何ですか?」
信長:「そなたらは、女の心をどこまで分かっておる?」
7人が顔を見合わせる。
名倉:「それは……難しい質問ですね」
徳井:「殿、実はそれ、令和でも永遠の謎なんですよ」
信長:「ははは! 四百年以上経っても変わらぬことがあるのじゃな!」
信長の笑い声がスタジオに響く。
次のTopic 3では、信長の恋愛、妻との関係、秀吉や家康、明智光秀との人間関係へと話題が広がっていく。
創作上の注記:本作は架空対談です。織田信長や『しゃべくり007』出演者のセリフは創作であり、実際の番組放送や本人の発言ではありません。信長の歴史的な政策を参考にした部分がありますが、現代の政治、SNS、恋愛への反応はフィクションです。
Topic 3:信長の人間関係007! 愛と裏切りと本能寺

天下人は女性にモテたのか? 秀吉は本当にお気に入り? そして光秀に聞きたかったこととは?
舞台は『しゃべくり007』をイメージした架空のスタジオ。スマートフォンに猫耳をつけられ、令和の天下統一まで宣言した織田信長。すっかり7人の芸人たちとの会話を楽しんでいる。
しかし、ここから話題は信長自身の人生へ。天下人の恋愛、家族、家臣、そして本能寺の変。歴史の教科書には書かれていないような質問が次々と飛び出す。
Round 1:信長の恋愛事情を聞いてみた!
上田晋也:「さあ、信長さん。ここまで現代の日本についていろいろお話を伺いましたけど、今度は信長さんご自身のことを聞かせてください」
信長:「余のことか。何でも聞くがよい」
有田哲平:「今、何でもって言いましたね?」
信長:「うむ」
有田:「じゃあ、初恋はいつですか?」
信長:「……何?」
上田:「いきなりそこかよ!」
徳井義実:「いや、これは僕も気になりますね。天下人の恋愛事情って、なかなか聞けませんから」
名倉潤:「そら聞けへんやろ。本人おらんかったんやから」
信長:「そなたら、先ほどまで天下の仕組みを聞いておったのに、今度は初恋か」
有田:「そういう番組なんです」
信長:「忙しい番組じゃな」
堀内健:「殿! 初恋は甘かったですか? しょっぱかったですか?」
信長:「食い物ではない!」
上田:「殿、ツッコミがうまくなってる!」
スタジオ爆笑。
徳井:「信長さん、女性にはどうやって気持ちを伝えていたんですか?」
信長:「そのようなことを、ここで申さねばならぬのか?」
徳井:「ぜひ!」
信長:「……そなた、目が輝いておるな」
福田充徳:「徳井はこういう話になると急に元気になるんです」
有田:「殿、徳井は恋愛奉行を志望しております!」
上田:「Topic 1で不採用になっただろ!」
信長:「うむ。こやつに縁談を任せるのは危うい」
徳井:「信用ないなあ!」
信長:「そなた、相手の姫君と仲良くなって帰ってこぬと申しておったではないか」
名倉:「よう覚えてるな!」
信長:「家臣の言葉は覚えておくものじゃ」
上田:「家臣じゃないですけどね!」
原田泰造:「でも信長さん、奥さんはいらっしゃったんですよね?」
信長:「おった」
泰造:「どんな方だったんですか?」
信長が少し考える。
信長:「……それは、そなたらの想像に任せよう」
有田:「あれ? 天下人が急に秘密主義になった!」
徳井:「帰蝶さんですよね。美濃の斎藤道三の娘さん」
信長:「よく知っておるな」
徳井:「歴史に残る有名な結婚ですから」
上田:「ただ、実際の夫婦生活については、詳しい記録があまり残っていないんですよね」
福田:「そうなんです。だから、仲が良かったとか悪かったとか、簡単には決められないんですよ」
有田:「ということは、今ここで聞けば歴史的大発見ですよ!」
上田:「そういう話じゃねえよ!」
徳井:「信長さん、奥さんに怒られたことはあります?」
信長:「……」
名倉:「あ、黙った」
泰造:「これはあるな!」
信長:「なぜ、余が黙っただけで決めつける?」
有田:「殿、戦場では無敵でも家庭では敗北したことが?」
信長:「有田」
有田:「はい!」
信長:「そなた、先ほど外交役に任じたな」
有田:「はい!」
信長:「取り消す」
有田:「ええっ!?」
上田:「家庭の質問でクビになった!」
スタジオ大爆笑。
堀内:「殿! 奥方に謝るときは、こうです!」
堀内が突然、床に正座する。
堀内:「申し訳ございませんでしたあああ!」
そのまま勢いよく頭を下げ、床に額を近づける。
上田:「お前、何を謝ってんだよ!」
堀内:「昨日、冷蔵庫のプリンを食べました!」
信長:「……冷蔵庫とは何じゃ?」
名倉:「そこから説明せなあかんのか!」
徳井:「殿、令和では家庭内のプリン問題が大きな争いになることがあるんです」
信長:「菓子一つで争うのか?」
福田:「食べ物の恨みは怖いですからね」
信長:「……戦国の世も令和の世も、人の欲は変わらぬな」
上田:「プリンから戦国哲学に持っていかないでください!」
笑いが落ち着いたところで、泰造が少し真面目な質問をする。
泰造:「でも信長さん、家族と過ごす時間ってあったんですか? 戦ばかりで忙しかったでしょう?」
信長:「……少なかったであろうな」
泰造:「寂しくなかったですか?」
信長:「寂しいかどうかを考える前に、せねばならぬことが次々とあった」
泰造:「そっか……」
信長:「ただ、今こうしてそなたらと話しておると、不思議な気分になる」
上田:「どうしてですか?」
信長:「余の時代では、家族と静かに食事をすることさえ、当たり前ではなかった。明日、戦が始まるやもしれぬからな」
名倉:「そうですよね」
信長:「令和では、皆が家に帰り、家族と飯を食えるのか?」
泰造:「もちろん、いろんな事情で難しい人もいますけど、そういう暮らしができる人は多いですね」
信長:「……よいことじゃ」
少し温かな空気になる。
堀内:「殿! 僕、今日帰ったらプリン買います!」
信長:「うむ。家族の分も買うがよい」
上田:「なんでプリンでいい話になってんだよ!」
Round 2:秀吉、家康、光秀! 信長の本音ランキング
スタジオの大型スクリーンに、豊臣秀吉、徳川家康、明智光秀の肖像が映し出される。
上田:「さあ、続いては信長さんの人間関係について聞いていきましょう!」
有田:「題して! 『信長の本音ランキング007!』」
信長:「ランキング?」
徳井:「人を順位づけすることです」
信長:「家臣を比べるのか?」
有田:「そうです! 一番頼りになったのは誰か、一番困ったのは誰か!」
信長:「そなたら、ずいぶん失礼な遊びを考えるのう」
上田:「まあ、嫌なら答えなくてもいいですから」
信長:「いや、面白そうじゃ」
上田:「乗るんかい!」
最初に秀吉の肖像が映る。
有田:「まずは豊臣秀吉! 信長さんにとって、どんな男でした?」
信長:「秀吉か。働き者で、よく頭の回る男じゃった」
福田:「実際、秀吉は信長のもとで大きく出世しましたからね」
名倉:「人の懐に入るのもうまそうやな」
徳井:「信長さん、秀吉ってお調子者だったんですか?」
信長:「……あやつは、人を喜ばせることを心得ておった」
有田:「じゃあ、僕と似てますね!」
信長:「似ておるかもしれぬ」
有田:「やった!」
信長:「ただし、秀吉は結果を出した」
上田:「お前は結果が出てねえってことだよ!」
スタジオ爆笑。
有田:「殿! 私だって今日、笑いを取っております!」
信長:「それは認めよう」
有田:「ありがとうございます!」
信長:「だが、敵にお中元を送る策は採用せぬ」
上田:「まだ覚えてた!」
泰造:「信長さん、秀吉のこと好きだったんですか?」
信長:「好き嫌いだけで家臣は使えぬ。任せた仕事を果たすかどうかじゃ」
泰造:「なるほど」
信長:「だが、あやつがそばにおれば、退屈はせぬであろうな」
堀内:「殿! 僕も退屈させません!」
信長:「それは十分に分かっておる」
上田:「殿、もうホリケンに慣れてきてる!」
続いて家康の肖像が映る。
上田:「次は徳川家康さんです」
信長:「家康か」
名倉:「長い付き合いだったんですよね」
信長:「うむ。同盟を結び、ともに戦った」
徳井:「家康さんって、どんな性格でした?」
信長:「慎重な男じゃ」
有田:「殿と正反対ですね!」
信長:「何が言いたい?」
有田:「いえ! 殿は決断が早い! 家康さんはじっくり考える!」
信長:「そういう違いはあろうな」
福田:「お互い違うからこそ、うまくいった部分もあったんでしょうね」
信長:「同じ考えの者ばかりでは、見落とすものもある」
泰造:「いいこと言いますね!」
堀内:「じゃあ僕は、殿と同じ考えです!」
信長:「そなたの考えは、まだ一度も分かったことがない」
上田:「ごもっとも!」
スタジオ爆笑。
有田:「殿、もし家康さんがこの番組に来たら、何を聞きたいですか?」
信長:「……そうじゃな」
信長が少し考える。
信長:「なぜ、あれほど辛抱できたのかと聞いてみたい」
徳井:「確かに家康さんは忍耐強いイメージがありますね」
信長:「余には余のやり方があり、家康には家康のやり方があった」
上田:「なるほど」
有田:「じゃあ殿、家康さんと一緒にYouTubeやりましょうよ!」
信長:「ゆうちゅうぶ?」
徳井:「動画を公開する場所です」
有田:「『信長と家康の戦国モーニングルーティン』!」
上田:「お前、それしか企画ないのか!」
堀内:「家康さんは朝から狸の着ぐるみ!」
信長:「ははは! それは見てみたい!」
そして、最後に明智光秀の肖像が映る。
上田:「……次は明智光秀さんです」
信長の表情が少し変わる。
信長:「光秀か」
名倉:「信長さんに仕え、重要な役目を任された人ですよね」
信長:「うむ」
福田:「光秀は京都周辺の政治や軍事で重要な役割を担いました。信長から信頼されていた面は確かにあったと考えられます」
徳井:「信長さん、光秀のこと、どう思っていたんですか?」
信長はすぐには答えない。
信長:「……よく働く男じゃった」
泰造:「それなのに、最後は……」
信長:「そうじゃな」
上田:「本能寺の変ですね」
スタジオが少し静かになる。
有田:「殿、光秀さんがなぜあんなことをしたのか、分かります?」
信長:「……分からぬ」
名倉:「今でも、はっきりした理由は分かっていないんですよね」
福田:「怨恨説や政治的な事情など、いろんな説がありますけど、決定的な理由は確定していません」
信長:「ならば、余も聞きたい」
上田:「何をですか?」
信長:「光秀に、なぜじゃ、と」
少しの沈黙。
泰造:「信長さん……」
信長:「ただし、答えを聞いたところで、余が納得するかどうかは分からぬ」
徳井:「そうですよね」
信長:「人の心とは、戦のように布陣を見れば分かるものではないからな」
7人が静かに頷く。
堀内:「殿!」
上田:「……何だよ、ホリケン」
堀内:「僕、光秀さんの気持ちが分かるかもしれません!」
上田:「えっ?」
信長:「申してみよ」
堀内:「だって僕も、上田さんに毎日怒られてるから!」
上田:「お前と光秀を一緒にすんな!」
スタジオが笑いに包まれる。
信長:「ははは! そうか、上田も気をつけねばならぬな!」
有田:「殿! 上田の本能寺はどこですか?」
上田:「俺に本能寺はねえよ!」
Round 3:もし本能寺に戻れるなら?
スタジオの照明が少し落ち着き、スクリーンに本能寺の変を描いた歴史画が映る。
上田:「信長さん、最後に一つだけ、真面目な質問をしてもいいですか?」
信長:「うむ」
上田:「もし、1582年の本能寺に戻れるとしたら、何を変えたいですか?」
信長は腕を組み、しばらく考える。
信長:「……難しい問いじゃな」
泰造:「やっぱり、光秀さんを止めたいですか?」
信長:「それができれば、命は助かったかもしれぬ」
名倉:「そうですよね」
信長:「だが、余が知りたいのは、なぜ光秀があの道を選んだのかということじゃ」
徳井:「本人に聞いてみたい?」
信長:「うむ。何を恐れ、何を望み、何を考えておったのか」
福田:「なるほど……」
信長:「余は、多くの者を動かしてきた。命じれば従う者もおった。だが、従っておるからといって、その心まで分かっておるとは限らぬ」
7人が静かに聞いている。
泰造:「信長さん、後悔はありますか?」
信長:「……あるやもしれぬ」
上田:「どんなことですか?」
信長:「もっと話を聞いておれば、違う道があったのかもしれぬ。だが、あの時の余が、それを選べたかどうかは分からぬ」
名倉:「人間って、難しいですね」
信長:「そうじゃな」
少しの沈黙が流れる。
有田:「殿、でもね。僕らも同じですよ」
信長:「ほう?」
有田:「上田さんなんて、僕らの話を全然聞かないんです!」
上田:「お前の話が長いんだよ!」
有田:「ほら! 今も聞いてない!」
信長:「ははは! なるほど!」
徳井:「殿、上田さんも天下人タイプなんですよ」
信長:「そうか。では、上田も家臣に裏切られぬよう気をつけよ」
上田:「縁起でもないこと言わないでください!」
堀内:「殿! 僕、最後に質問があります!」
上田:「お前、今度は何だよ!」
堀内:「もし本能寺にWi-Fiがあったら、どうしてました?」
一瞬、全員が固まる。
上田:「……は?」
堀内:「Wi-Fi! 本能寺にWi-Fiがあったら!」
福田:「何を聞いとんねん!」
信長:「……わいふぁい?」
徳井:「さっきの、遠くの人と通信できる仕組みです」
信長:「ああ、見えぬ忍びか」
上田:「まだそう思ってたんですか!」
堀内:「殿! 光秀が来たら、すぐにメッセージ送れます!」
有田:「殿、グループLINE作りましょう!」
名倉:「本能寺緊急連絡網やな!」
泰造:「『みんな助けて!』って送るんですか?」
信長:「……」
信長が真剣に考え始める。
上田:「いや、殿! 真剣に考えなくていいですから!」
信長:「いや、待て。もし、その仕組みがあれば……」
徳井:「あれば?」
信長:「まず、光秀に連絡する」
有田:「えっ!? 光秀本人に!?」
信長:「そうじゃ」
上田:「何て送るんですか?」
信長は少し笑う。
信長:「『光秀、何をしておる?』とな」
スタジオが笑いに包まれる。
福田:「それ、既読つきますかね?」
徳井:「既読無視されそうですね」
信長:「きどくむし?」
有田:「読んだのに返事が来ないことです」
信長:「なんと! それは無礼じゃな!」
上田:「いや、謀反起こされてるんですよ!」
堀内:「殿! 僕ならスタンプ送ります!」
信長:「すたんぷ?」
堀内:「これです!」
堀内がスマートフォンに、踊る狸のスタンプを表示する。
信長:「……狸が踊っておる」
堀内:「これを光秀さんに送ります!」
信長:「……」
信長が突然、大きな声で笑い出す。
信長:「はははは! こやつは本当に面白い!」
泰造:「信長さん、また笑ってる!」
名倉:「最後までホリケンにやられたな!」
信長:「余は多くの戦を経験したが、狸の踊りで戦を止めるという策は初めて聞いた!」
有田:「殿! 令和の新兵器です!」
上田:「そんな新兵器ねえよ!」
信長は笑いながら、7人を見渡す。
信長:「そなたらと話しておると、不思議な気分になる」
上田:「どうしてですか?」
信長:「余は天下を取ろうとした。多くの者を従え、国を動かそうとした」
名倉:「はい」
信長:「だが、そなたらは刀も持たず、人を笑わせておる」
泰造:「それが僕らの仕事ですから」
信長:「しかも、余のような男にさえ、遠慮なくものを申す」
上田:「まあ、そういう番組なんで」
信長:「……よい世じゃな」
信長が少し微笑む。
信長:「余の時代に、そなたらがおったら、どうなっておったであろうな」
有田:「殿! 僕は間違いなく軍師です!」
信長:「いや、そなたは敵へのお中元係じゃ」
上田:「まだその設定生きてた!」
名倉:「僕は外交奉行ですよね?」
信長:「うむ」
泰造:「僕は兵の世話役!」
信長:「そうじゃ」
徳井:「僕は宴席担当!」
信長:「女性への交渉は禁ずる」
徳井:「まだ信用されてない!」
福田:「僕は勘定奉行ですね」
信長:「うむ。余の金を守ってくれ」
堀内:「殿! 僕は!?」
信長:「そなたは……」
信長が堀内をじっと見る。
信長:「余のそばにおれ」
堀内:「やったあ!」
上田:「一番気に入られてるじゃねえか!」
信長:「何をするか分からぬゆえ、目を離せぬ」
堀内:「殿! 僕、今から本能寺ダンス踊ります!」
上田:「だからやめろって!」
堀内が突然踊り出し、有田と泰造も加わる。信長まで少しだけ手を動かす。
名倉:「殿まで踊ってるやん!」
徳井:「天下人が本能寺ダンス!」
福田:「歴史の先生が見たらびっくりしますよ!」
信長:「はははは!」
笑いが落ち着いたところで、上田が最後の質問をする。
上田:「信長さん、今日一日、どうでした?」
信長:「実に面白かった」
上田:「それはよかったです」
信長:「ただ、一つだけ不満がある」
上田:「えっ? 何ですか?」
信長:「余は、天下人として招かれたはずじゃ」
上田:「はい」
信長:「それなのに、今日は一度も余の命令どおりに事が進まなかった」
有田:「確かに!」
名倉:「ずっと振り回されてましたね」
信長:「特に、この堀内という男」
堀内:「はいっ!」
信長:「そなたは、余の命令を一つも聞かぬ」
堀内:「はいっ!」
信長:「……それなのに、余を一番笑わせた」
信長が微笑む。
信長:「天下を動かすより、人を笑わせるほうが難しいのかもしれぬな」
上田:「おお! 最後にいいこと言いましたね!」
有田:「殿! じゃあ、次回は僕らとお笑いの天下統一を!」
信長:「よかろう!」
堀内:「殿! コンビ名は何にします?」
信長:「こんび名?」
堀内:「僕と殿でコンビを組むんです!」
上田:「お前、信長さんを芸人にする気か!」
信長:「……面白い。何と名乗る?」
堀内:「『本能寺ファイヤーズ』!」
上田:「最後まで本能寺かよ!」
信長が腹を抱えて笑う。
信長:「はははは! よし! その名で天下を取るぞ!」
7人が一斉に笑い、スタジオは大きな拍手に包まれる。
織田信長は、最後まで笑いながらスタジオを後にする。
創作上の注記:この対談はフィクションです。織田信長や『しゃべくり007』出演者の発言はすべて架空のものであり、実際の放送内容ではありません。歴史上の事件や人物関係を参考にしていますが、信長の内心、夫婦関係、本能寺の変に対する本人の感情など、史料で確認できない部分は創作として描いています。
Topic 4:信長の天下一お笑い決定戦! 7人の芸人にまさかの宣戦布告

帰るはずだった織田信長が突然Uターン! 「余も芸人になれる」と言い出した!
『しゃべくり007』をイメージした架空のスタジオ。織田信長が笑顔で退場し、7人がほっと一息ついた、その直後。
Round 1:信長、まさかのおかわり出演!
上田晋也:「いやあ、すごいゲストでしたねえ!」
有田哲平:「上田さん、僕は思いましたよ。信長さんって、意外とお笑いの才能あるんじゃないかって」
名倉潤:「確かに、最後めっちゃ笑ってたな」
原田泰造:「俺、また会いたいなあ!」
徳井義実:「ホリケンとのコンビ『本能寺ファイヤーズ』も結成しましたしね」
福田充徳:「いや、あれ正式に結成したんですか?」
堀内健:「もちろん! 今日から全国ツアーだ!」
上田:「勝手に決めんな!」
そのとき、スタジオの扉が勢いよく開く。
信長:「待てい!」
全員が振り返る。
上田:「ええっ!? 信長さん!? もう帰ったんじゃないんですか?」
信長:「帰ろうとしたが、ひとつ忘れておった」
有田:「何ですか? 刀ですか?」
信長:「違う」
名倉:「スマホ?」
信長:「違う」
堀内:「僕の心?」
信長:「それは持っておる」
上田:「持ってんのかよ!」
スタジオ爆笑。
信長:「余は先ほど、人を笑わせるのは難しいと申したな」
上田:「はい、言いましたね」
信長:「しかし、難しいからこそ挑む価値がある」
有田:「おおっ!」
信長:「余も、そなたらと笑いで勝負してみたい!」
上田:「ええっ!? 信長さんが芸人に挑戦するんですか!?」
信長:「天下を目指した男が、笑いの天下を目指して何が悪い!」
堀内:「殿おおお! 本能寺ファイヤーズ、始動!」
福田:「いや、歴史上の人物に何させてんねん!」
信長:「上田! この場で天下一の芸人を決めよ!」
上田:「なんでまた俺が仕切るんだよ!」
信長:「そなたは大伝令奉行であろう!」
上田:「その役職、まだ有効なの!?」
Round 2:天下一お笑い合戦!
スタジオに即席の舞台が用意される。信長が審査員席に座り、芸人たちが順番に芸を披露することになった。
有田:「殿、まずは私から! 戦国時代のあるあるネタを披露します!」
信長:「戦国のあるある?」
有田:「戦国武将、会議が長いとすぐ出陣したがる!」
上田:「そんなあるあるねえよ!」
信長:「……いや、少し分かる」
上田:「分かるんかい!」
有田:「戦国武将、部下が『ちょっと相談が』と言うと、まず謀反を疑う!」
信長:「……」
名倉:「殿、顔が怖いで!」
信長:「有田。そのネタは誰から聞いた?」
有田:「えっ?」
信長:「誰から聞いたと申しておる!」
上田:「殿、ネタにマジにならないで!」
スタジオ爆笑。
徳井:「じゃあ、僕は戦国時代の恋愛相談を」
信長:「また恋の話か」
徳井:「殿、もし好きな女性から『あなたって天下しか見てないのね』と言われたら?」
信長:「……」
有田:「これは難しい!」
信長:「こう答える」
徳井:「何と?」
信長:「『そなたも天下の一部じゃ』」
一瞬の沈黙。
上田:「口説き文句がでかすぎるわ!」
泰造:「でも、ちょっとかっこいい!」
名倉:「いや、絶対怒られるで!」
信長:「そうなのか?」
徳井:「殿、恋愛は天下統一より難しいんですよ」
信長:「……それは、今日よく分かった」
スタジオ爆笑。
堀内:「殿! 次は僕と一緒に漫才やりましょう!」
信長:「まんざい?」
堀内:「二人で面白いことを言い合うんです!」
信長:「よし。やってみよう」
堀内が信長の隣に立つ。
堀内:「どうもー! 本能寺ファイヤーズでーす!」
信長:「織田信長である!」
堀内:「殿! 最近、悩みがあるんです!」
信長:「何じゃ?」
堀内:「僕の城に、たぬきが住み着いたんです!」
信長:「たぬき?」
堀内:「しかも、家康って名乗るんです!」
信長:「家康!?」
上田:「勝手に家康さんをたぬきにするな!」
堀内:「殿、どうしましょう!」
信長:「……そのたぬき、まずは茶でも飲ませてみよ」
堀内:「お茶ですか?」
信長:「うむ。敵か味方か、話してみねば分からぬ」
堀内:「分かりました! じゃあ、お茶にプリンを入れます!」
信長:「なぜじゃ!」
上田:「殿、完全にツッコミ役になってる!」
スタジオ大爆笑。
Round 3:信長、初めての一発ギャグ!
上田:「さあ、最後は信長さん自身に一発ギャグをやっていただきましょう!」
信長:「一発ぎゃぐ?」
福田:「短い一言や動きで笑わせるんです」
信長:「なるほど。戦で言えば、奇襲のようなものか」
有田:「その通りです、殿!」
上田:「違うけど、まあいいや!」
信長が中央に立つ。
信長:「では、参る!」
信長が腕を大きく広げる。
信長:「天下布武!」
沈黙。
上田:「……それだけですか?」
信長:「うむ」
名倉:「ただのスローガンや!」
信長:「笑わぬのか?」
有田:「殿、もう少しひねりが必要です!」
信長:「ひねり……」
信長が少し考える。
信長:「天下布武……からの!」
突然、堀内のように両手を頭に乗せる。
信長:「ポンポコ布武!」
一瞬の沈黙の後、スタジオが大爆笑に包まれる。
上田:「殿! 何やってんですか!」
泰造:「あははは! 信長さんがホリケンになった!」
堀内:「殿おおお! 最高!」
信長:「ははは! これで天下を取れるか?」
有田:「取れます! お笑い界、完全制覇です!」
上田:「そんな甘い世界じゃねえよ!」
信長は満足そうに笑い、7人を見渡す。
信長:「いやあ、実に面白かった。余は今日、戦では得られぬものを得た気がする」
名倉:「何ですか?」
信長:「笑いじゃ」
泰造:「いいですねえ!」
信長:「余の時代には、勝つか負けるか、生きるか死ぬかということばかり考えておった」
徳井:「そうですよね」
信長:「しかし、そなたらは勝ち負けを忘れて、人を笑わせることに命を懸けておる」
上田:「まあ、僕らも仕事なんで、勝ち負けはありますけどね」
信長:「そうか。ならば、余にもまだ修行が必要じゃな」
有田:「殿、次回はM-1に出ましょう!」
福田:「いや、いきなりM-1!?」
堀内:「本能寺ファイヤーズ、優勝だ!」
信長:「よし! 次は漫才の天下を取るぞ!」
上田:「もう歴史がめちゃくちゃだよ!」
スタジオは最後まで笑いに包まれる。
織田信長は、今度こそ満足そうにスタジオを後にした。
創作上の注記:本作は架空の対談です。織田信長と『しゃべくり007』出演者の発言、企画、出来事はフィクションであり、実際の番組放送ではありません。
Topic 5:信長、令和の天下人を探せ! 最後の「天下統一オーディション」

織田信長が本当に認めたのは誰? 芸人7人の最終試験が始まる!
『しゃべくり007』をイメージした架空のスタジオ。お笑い決定戦で「ポンポコ布武」という謎の一発ギャグを生み出した織田信長。今度こそ帰るかと思いきや、スタッフが大きな巻物を持ってくる。
巻物には「信長から最後の挑戦状」と書かれている。
Round 1:信長の最終試験! 天下人に必要なものとは?
上田晋也:「さあ、信長さん! いよいよ最後の企画となりました!」
信長:「うむ。余から、そなたらに最後の試験を与えよう」
有田哲平:「おお! ついに家臣から大名に昇格ですか!」
名倉潤:「まだ家臣の設定続いてるんかい!」
信長:「そなたらの中で、誰が最も天下人にふさわしいかを決める」
福田充徳:「えっ、僕らから天下人を選ぶんですか?」
信長:「そうじゃ」
徳井義実:「殿、ちなみに天下人になると、何か特典はあるんですか?」
信長:「余の後継者として認める」
上田:「重すぎるわ!」
堀内健:「殿! 僕、天下人になったら全国のプリンを無料にします!」
上田:「お前、前の話からプリン引きずりすぎだろ!」
信長:「よい。まずは問いを出す」
信長が巻物を広げる。
信長:「第一問! 敵が大軍で攻めてきた。そなたらならどうする?」
有田:「はい! まず敵の大将に高級ハムを送ります!」
上田:「まだお中元作戦かよ!」
信長:「有田。その策はすでに聞いた」
有田:「じゃあ今回は、お歳暮で!」
名倉:「季節変わっただけやないか!」
信長:「……不採用」
有田:「早い!」
泰造:「僕なら、まず話し合います」
信長:「話し合いか。敵が応じなければ?」
泰造:「もう一回話し合います」
信長:「それでも応じなければ?」
泰造:「……抱きしめます」
上田:「また抱きしめるのか!」
信長:「そなたは敵将を抱きしめるつもりか?」
泰造:「はい! 思いっきり!」
信長:「……勇気だけは認めよう」
スタジオ爆笑。
徳井:「僕なら、敵の大将に手紙を送ります」
信長:「何と書く?」
徳井:「『一度、二人でゆっくり食事でもどうですか?』」
上田:「デートに誘ってんじゃねえか!」
信長:「……そなたは本当に戦をする気があるのか?」
徳井:「戦わずに仲良くなれたら、それが一番ですから」
信長:「……理屈は悪くない」
有田:「殿! それ、僕のお中元作戦と同じですよ!」
信長:「いや、徳井は相手の話を聞こうとしておる。そなたはハムを送って逃げるだけじゃ」
上田:「的確な分析!」
福田:「僕なら、まず兵糧と補給路を確認します」
信長:「うむ。よい」
福田:「無理な戦いなら、撤退も考えます」
信長:「賢明じゃ」
有田:「でも殿、福田は撤退するときも領収書を集めますよ!」
福田:「集めへんわ!」
信長:「……いや、集めよ。後で役に立つ」
上田:「殿まで経理に厳しくなった!」
名倉:「僕なら、まず周りの人の意見を聞きますね」
信長:「ほう。誰の意見を聞く?」
名倉:「家臣、兵士、民。いろんな人の話を聞いてから決めます」
信長:「……よい答えじゃ」
泰造:「おお!」
信長:「ただし、決断が遅れれば負けることもある」
名倉:「そこが難しいところですね」
信長:「そうじゃ。聞くことと決めることは、どちらも必要じゃ」
上田:「なんか、急にちゃんとした番組になってきたな!」
堀内:「殿! 僕なら敵に変装して潜り込みます!」
信長:「ほう。どのように?」
堀内:「こうです!」
堀内が突然、両手を耳に当てて奇妙な声を出す。
堀内:「ポンポコ! 敵軍から来ました!」
上田:「一瞬でバレるわ!」
信長:「……いや、待て」
名倉:「また評価するんかい!」
信長:「あまりに奇妙で、敵も判断に迷うやもしれぬ」
福田:「迷うだけですよ!」
信長:「堀内。そなたは敵を混乱させることにかけては天下一じゃ」
堀内:「やったあ!」
上田:「なんで毎回ホリケンが評価されるんだ!」
Round 2:天下人の器を試せ! 7人の決断
信長:「では第二問じゃ。そなたらが城主になったとする」
有田:「はい!」
信長:「城下の民が、重い年貢に苦しんでおる。どうする?」
泰造:「減らしてあげたいですね」
信長:「では、城を守る費用が足りなくなったら?」
泰造:「うーん……」
福田:「支出を見直す必要がありますね」
信長:「そのとおりじゃ」
名倉:「でも、民が暮らせなくなったら、結局その国は弱くなりますよね」
信長:「うむ。民が疲れ果てれば、田畑も商いも衰える」
徳井:「じゃあ殿、税金を全部なくしたら?」
信長:「そなたが城の修理代を払うなら、考えてもよい」
徳井:「それは無理です」
信長:「ならば、軽々しく申すな」
上田:「殿、正論!」
スタジオ笑い。
有田:「殿、僕には画期的な財政改革があります!」
信長:「申してみよ」
有田:「城の名前を企業に売るんです!」
上田:「ネーミングライツかよ!」
信長:「名を売る?」
有田:「例えば、『安土城 presented by ノブンイレブン』!」
名倉:「自分の店がスポンサーなんかい!」
信長:「……長い名じゃな」
有田:「じゃあ、『安土ドーム』!」
信長:「城が消えたではないか!」
スタジオ爆笑。
堀内:「殿! 僕は城をプリンにします!」
上田:「どういうことだよ!」
堀内:「敵が攻めてきたら、城を食べてもらう!」
信長:「……」
福田:「殿、今度こそ不採用でしょう?」
信長:「いや、待て。敵が食べておる間に逃げられるかもしれぬ」
上田:「なんで毎回ちょっと考えるんですか!」
信長:「奇策とは、初めは馬鹿げて見えるものじゃ」
有田:「殿! じゃあ僕のお中元作戦も!」
信長:「それは馬鹿げておるだけじゃ」
上田:「区別がはっきりしてる!」
Round 3:信長が選んだ、意外な天下人
いよいよ最後の判定。信長が7人を一人ずつ見渡す。
上田:「さあ、信長さん。結局、誰が一番天下人にふさわしいと思いますか?」
信長:「……難しいのう」
有田:「殿! 僕ですよね!」
信長:「有田。そなたは口が達者で、奇妙な策をよく思いつく」
有田:「ありがとうございます!」
信長:「だが、敵に贈り物をすることばかり考えておる」
有田:「平和主義です!」
信長:「逃げる準備をしておるだけではないか」
上田:「完全に見抜かれてる!」
信長:「名倉。そなたは人の話をよく聞く」
名倉:「ありがとうございます」
信長:「泰造。そなたは人の痛みが分かる」
泰造:「うれしいです!」
信長:「徳井。そなたは人の懐に入るのがうまい」
徳井:「ありがとうございます」
信長:「福田。そなたは堅実じゃ」
福田:「どうも」
信長:「上田。そなたは皆をまとめる力がある」
上田:「おお、ようやく褒められた!」
信長:「ただし、声が大きすぎる」
上田:「そこはもういいでしょう!」
スタジオ笑い。
信長:「そして、堀内」
堀内:「はいっ!」
信長:「そなたは……」
信長が少し考える。
信長:「何を考えておるのか、最後まで分からなかった」
堀内:「ありがとうございます!」
上田:「褒められてねえよ!」
信長:「だが、そなたは余を何度も笑わせた」
堀内:「はいっ!」
信長:「余が怒っても、困っても、そなたは変わらず笑わせようとした」
泰造:「確かにそうですね」
信長:「……決めた」
全員が身を乗り出す。
信長:「今日の天下人は、堀内健じゃ!」
全員:「えええええっ!?」
堀内:「やったあああ!」
堀内が両手を広げて走り回る。
上田:「なんでホリケンなんだよ!」
有田:「殿! 僕の軍師としての才能は!?」
信長:「そなたはお中元奉行じゃ」
有田:「最後までそれか!」
名倉:「いや、ホリケンに国を任せたら大変なことになるで!」
信長:「分かっておる」
上田:「分かってんの!?」
信長:「これは本物の国を治める試験ではない。今日、余の心を最も動かした者を選んだのじゃ」
泰造:「ああ、そういうことか!」
信長:「天下を治めるには知恵も力も必要じゃ。だが、人を笑わせる才能も、捨てたものではない」
堀内:「殿! 僕、最初の命令を出します!」
上田:「待て待て! 何する気だ!」
堀内:「全国民、今日から一日一回、ポンポコ!」
信長:「はははは!」
名倉:「もう国が終わるわ!」
福田:「経済が止まりますよ!」
徳井:「でも、ちょっと楽しそうですね」
上田:「楽しそうじゃねえよ!」
信長が立ち上がる。
信長:「よし! これにて、令和の天下統一オーディションは終了じゃ!」
有田:「殿! 最後にひとつだけ!」
信長:「何じゃ?」
有田:「もし、もう一度人生をやり直せるなら、また天下を目指しますか?」
信長が少し考える。
信長:「……そうじゃな」
上田:「どうですか?」
信長:「余は、やはり大きなことを成し遂げたいと思うであろう」
泰造:「信長さんらしいですね」
信長:「ただし、今度はもう少し、周りの者の話を聞いてみたいものじゃ」
名倉:「いいですね」
信長:「特に、訳の分からぬことを申す者の話をな」
堀内:「殿! それ、僕ですか!?」
信長:「そなた以外に誰がおる!」
スタジオ大爆笑。
上田:「さあ、信長さん! 本当にありがとうございました!」
信長:「うむ。実に愉快であった!」
堀内:「殿! 最後にみんなで!」
全員:「ポンポコ布武!」
スタジオに笑いと拍手が響く。信長は豪快に笑いながら、今度こそ本当に退場していった。
創作上の注記:この対談はフィクションです。織田信長および『しゃべくり007』出演者の発言や番組内企画はすべて架空のものであり、実際の放送ではありません。信長の内心や現代社会への反応は、歴史的な人物像を参考にした創作表現です。
最後に - 天下を動かした男が、最後まで動かせなかったもの

織田信長と『しゃべくり007』の7人による、ありえない共演。
最初は、天下人が芸人たちを家臣にしようとするところから始まりました。
有田は軍師、名倉は外交奉行、泰造は兵の世話役、徳井は宴席担当、福田は勘定奉行。そして上田は、本人の希望とは関係なく伝令係。
堀内健だけは、信長ですら理解できない「予測不能の忍び」に任命されました。
信長はスマートフォンに驚き、SNSのフォロワーを兵士と勘違いし、令和の天下統一まで計画します。
しかし、今回の対談で最も興味深かったのは、信長が笑いながら見せた、もう一つの顔ではないでしょうか。
人を従わせることと、人の心を知ることは、同じではありません。
秀吉の才覚、家康の慎重さ、光秀との関係。
信長は多くの人材を登用し、政治と戦の大きな決断を重ねました。それでも、家臣たちが心の奥で何を考えていたのか、すべてを知ることはできなかったはずです。
本能寺の変をめぐる明智光秀の動機は、現在も歴史研究で議論されています。だからこそ、「もし本人に直接聞けたら」という空想には、歴史を考える面白さがあります。
そして、この架空の番組で信長が最後に認めたのは、予測不能な堀内健でした。
もちろん、堀内が国を治めるのに最もふさわしいという話ではありません。
信長の命令に従うわけでもなく、気に入られようと計算するわけでもない。それなのに、信長を何度も笑わせた。
そこに、今回の物語の面白さがあります。
信長は歴史の中で大きな影響を残した人物です。しかし、現代の私たちは、彼が生きた時代とは違う方法で人とつながることができます。
相手の話を聞くこと。
自分と違う考えを受け止めること。
ときには自分自身を笑うこと。
もし信長が現代に来たら、スマートフォンよりも、選挙よりも、7人の芸人が遠慮なく笑い合う姿に驚くかもしれません。
天下統一を目指した信長が、最後に手にしたのは、誰かを従わせる力ではなく、一緒に笑える時間だった。
そんな結末も、空想の世界ならではの楽しみ方ではないでしょうか。
※本作の信長の心情、反省、人物評価は創作上の解釈であり、史実として確認された発言ではありません。登場する芸能人の発言や反応もすべて架空で、実在の番組や出演者による公認作品ではありません。

出演者プロフィール
織田信長(1534~1582)
戦国時代を代表する武将。尾張から勢力を広げ、桶狭間の戦いで今川義元を破り、京都への進出や安土城の築城を通じて天下統一を目指しました。1582年、家臣の明智光秀による本能寺の変で生涯を終えました。事件の経緯については、国立公文書館の解説で確認できます。
上田晋也(くりぃむしちゅー)
鋭いツッコミと進行力で知られるお笑い芸人。今回の架空対談では、天下人にも一歩も引かない司会者。しかし信長からは、なぜか「大伝令奉行」に任命されてしまいます。
有田哲平(くりぃむしちゅー)
独特の発想と巧みなボケで知られるお笑い芸人。今回の対談では、自称・天才軍師として信長に接近。敵に高級ハムを贈る作戦を最後まで諦めません。
名倉潤(ネプチューン)
冷静なツッコミと周囲をまとめる役回りが印象的なお笑い芸人。信長の突飛な命令や仲間の暴走に、現実的な視点から疑問を投げかけます。
原田泰造(ネプチューン)
親しみやすいキャラクターと俳優としての活動でも知られるお笑い芸人。今回の対談では、兵士も敵将も抱きしめようとする人情派として、信長を驚かせます。
堀内健(ネプチューン)
予測不能なギャグと自由奔放な発想で知られるお笑い芸人。今回の対談では、信長が最後まで行動を読めなかった人物。「ポンポコ布武」と「本能寺ファイヤーズ」を生み出します。
徳井義実(チュートリアル)
軽妙なトークと恋愛を題材にした笑いでも知られるお笑い芸人。今回の対談では、信長の恋愛や夫婦生活に切り込み、天下人を困らせます。
福田充徳(チュートリアル)
落ち着いたツッコミと堅実なキャラクターで知られるお笑い芸人。今回の対談では兵糧と財政を担当し、信長にまで領収書の提出を求めます。
7人が出演する実際の番組については、日本テレビ『しゃべくり007』公式サイトをご覧ください。番組はネプチューン、くりぃむしちゅー、チュートリアルによるトークバラエティーです。

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