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Imaginary Conversation

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Exploring the World Through Dialogue.

織田信長がしゃべくり007に出演!? 天下人と芸人7人の爆笑対決

November 4, 2026 by もしもん Leave a Comment

はじめに: もし織田信長が『しゃべくり007』に出演したら?

「お前たち7人を、わしの家臣に任命する!」

戦国の天下人、織田信長が突然『しゃべくり007』のスタジオに現れたら、いったい何が起こるのでしょうか?

日本史上、最も大胆な改革者の一人として知られる織田信長。桶狭間の戦いで今川義元を破り、楽市楽座などの政策を進め、天下統一へと突き進んだ人物です。

しかし、令和のテレビスタジオで待ち受けていたのは、信長がこれまで出会ったことのない7人でした。

上田晋也は天下人にも容赦なくツッコミを入れ、有田哲平は勝手に奇策を提案。名倉潤は混乱を収め、原田泰造は信長の意外な素顔を引き出します。

徳井義実は現代の日本を説明し、福田充徳は何をするにも予算を確認。そして堀内健は、信長の命令を聞くどころか、予測不能な行動を繰り返します。

果たして信長は、この7人を統率できるのでしょうか?

歴史上の信長は、従来の秩序に挑みながら勢力を広げた人物でした。その生涯については、国立国会図書館の歴史資料や、文化遺産オンラインに掲載されている関連史料・文化財からも、さまざまな角度で知ることができます。

今回の架空の対談では、若き日の「うつけ者」伝説、桶狭間の戦い、楽市楽座、スマートフォン、民主主義、そして本能寺の変まで、信長の人生と現代日本を結びつけていきます。

けれども、この番組で信長が直面する最大の難題は、戦でも政治でもありません。

それは、自分の命令を聞かない人々と、どう向き合うかという問題です。

天下統一を目指した男は、自由すぎる芸人7人から何を発見するのでしょうか?

笑いの中に、信頼、家族、友情、そして人間関係の本質が見えてくる、少し不思議な歴史バラエティーをお楽しみください。

※本記事は、歴史上の織田信長と実在の『しゃべくり007』出演者を題材にしたフィクションです。出演者の発言や番組内の出来事は創作であり、実際の出演や本人の見解を示すものではありません。歴史上の逸話には諸説があります。


Table of Contents
はじめに: もし織田信長が『しゃべくり007』に出演したら?
Topic 1:織田信長、芸人7人を家臣に任命!? しゃべくり城が大混乱!
Topic 2:信長、令和の日本を視察!スマホと民主主義に天下人も困惑!?
Topic 3:信長、本能寺の真実に向き合う!天下人が最後に気づいたこと
最後に: 天下を動かした男が、最後に出会ったもの

Topic 1:織田信長、芸人7人を家臣に任命!? しゃべくり城が大混乱!

『しゃべくり007』のスタジオ。

いつものように7人が雑談していると、突然、スタジオの照明が暗くなった。

重々しい太鼓の音が響く。

スクリーンには、燃え上がる炎と金色の文字。

「戦国の風雲児、令和に降臨!」

上田晋也「何だよ、今日のゲスト紹介! 大河ドラマの最終回みたいになってるじゃねえか!」

有田哲平「上田さん、今日は本当にすごい方が来るらしいですよ」

上田晋也「誰だよ?」

有田哲平「日本の歴史を変えた方です」

名倉潤「そんな人、ここに呼んでええんか?」

徳井義実「しかも、かなり気が短い方だと聞いてます」

福田充徳「それ、収録大丈夫なんですか?」

堀内健「じゃあ、僕、今日は怒られないようにします!」

上田晋也「お前が一番無理だろ!」

原田泰造「でも、楽しみだなあ。誰だろう?」

その瞬間、スタジオの扉が開いた。

黒と金を基調とした戦国衣装。腰には刀。鋭い目つきで周囲を見渡す男。

織田信長だった。

織田信長「……ここが、令和の城か」

一瞬の沈黙。

上田晋也「いや、テレビ局です!」

織田信長「テレビ局?」

有田哲平「殿! ようこそお越しくださいました!」

有田が突然、床にひれ伏す。

上田晋也「お前、何やってんだよ!」

有田哲平「上田殿! 頭が高いぞ!」

上田晋也「お前まで戦国時代に入るな!」

信長は上田をじっと見つめた。

織田信長「お前が、この城の主か?」

上田晋也「違います! 司会です!」

織田信長「司会とは何じゃ?」

徳井義実「この場をまとめる役目です」

織田信長「なるほど。城代のようなものか」

上田晋也「違いますけど、もうそれでいいです!」

堀内健「殿! 私はこの城の忍者でござる!」

堀内が床を転がり、信長の足元に着地する。

信長は無言で見下ろした。

織田信長「……何をしておる?」

堀内健「敵の城に忍び込む練習でござる!」

織田信長「敵はどこじゃ?」

堀内健「上田城でござる!」

上田晋也「俺の城じゃねえよ!」

信長は、初めて小さく笑った。

織田信長「妙な者たちじゃな」

有田哲平「殿、こちらの7人は、日本でも有名な芸人でございます」

織田信長「芸人?」

名倉潤「人を笑わせる仕事です」

織田信長「ほう。笑わせることで禄を得るのか」

福田充徳「まあ、そうですね。仕事ですから」

織田信長「面白い。ならば、お前たちの働きを見せてもらおう」

上田晋也「いや、今日は信長さんがゲストですから!」

織田信長「客人であるわしを楽しませるのが、お前たちの役目ではないのか?」

有田哲平「上田さん、完全に主導権を取られてますよ」

上田晋也「登場して2分で番組を乗っ取るな!」

こうして、戦国の天下人と芸人7人による、予測不能なトークが始まった。

質問1:信長はなぜ「うつけ者」と呼ばれたのか?

上田晋也「信長さん、まず若いころの話を聞かせてください」

織田信長「うむ」

上田晋也「信長さんって、若いころ『うつけ者』と呼ばれていたんですよね?」

織田信長「そう呼ぶ者もおったな」

有田哲平「うつけ者って、今でいうと変わり者とか、ちょっとおかしな人ってことですよね?」

織田信長「人の決めた作法に従わぬ者は、そう呼ばれやすい」

徳井義実「服装も、かなり変わっていたと伝わっていますね」

織田信長「若いころは、動きやすい格好を好んだ。見た目ばかり気にする者も多かったがな」

上田晋也「でも、周りの大人たちは困ったでしょうね」

織田信長「困ったであろうな。父にも、家臣にも、いろいろ言われた」

原田泰造「信長さん、そういうとき、傷ついたりしなかったんですか?」

信長は泰造の顔を見た。

織田信長「傷つく?」

原田泰造「みんなに変わり者だと言われたら、普通は嫌じゃないですか」

織田信長「嫌なことはあった。だが、人の評判ばかり気にしていては、何もできぬ」

名倉潤「でも、家臣から信頼されへんかったら困るやろ?」

織田信長「そのとおりじゃ。好き勝手に振る舞えばよいというものではない」

上田晋也「そこはちゃんとわかってるんですね」

織田信長「何じゃ、その言い方は」

上田晋也「いや、もっと『わしの好きにする!』って言うかと思って」

織田信長「好きにしたくとも、兵も銭も、わし一人では集められぬ」

福田充徳「そうですよね! 結局、お金が必要ですから」

有田哲平「福田、信長さんと初めて意見が一致したな」

福田充徳「そりゃ、戦国時代でも経費は必要やろ!」

堀内健「殿! 私も昔、うつけ者と呼ばれていました!」

上田晋也「今もだよ!」

織田信長「ほう。お前もか」

堀内健「はい! だから今日は、うつけ者日本代表として参りました!」

織田信長「日本代表?」

徳井義実「日本で一番のうつけ者を決める大会がある、という設定です」

上田晋也「そんな大会ねえよ!」

堀内が信長の前に立ち、胸を張る。

堀内健「殿! 私と勝負してください!」

織田信長「何で勝負する?」

堀内健「変な歩き方です!」

堀内が膝を大きく曲げ、横向きに歩き始める。

名倉潤「何やそれ!」

堀内健「戦国カニ歩き!」

上田晋也「ただのカニだろ!」

信長は、しばらく堀内を見つめていた。

織田信長「……お前は、なぜそのようなことをする?」

堀内健「みんなが笑うからです!」

織田信長「それだけか?」

堀内健「はい!」

信長は少し考えた。

織田信長「人を笑わせるために、そこまで恥を捨てられるのか」

有田哲平「殿、ホリケンは恥を捨ててるんじゃなくて、最初から持ってないんです」

上田晋也「失礼だろ! まあ、否定もしづらいけど!」

織田信長「なるほど。お前は確かに、ただ者ではない」

堀内健「やった! 信長さんに認められた!」

名倉潤「何を認められたんや!」

織田信長「ただし、わしの軍に入れるかどうかは別じゃ」

堀内健「ええっ!?」

上田晋也「そりゃそうでしょう!」

笑いが落ち着いたところで、徳井が次の質問をした。

徳井義実「信長さん、若いころは家族との関係も大変だったんですよね」

信長の表情が少し変わった。

織田信長「……そうじゃな」

徳井義実「弟の信勝さんとの争いです」

織田信長「家の中で争うことほど、厄介なものはない」

泰造「弟さんとは、子どものころ仲がよかったんですか?」

織田信長「幼いころのことは、今となっては遠い。だが、同じ家に生まれたからといって、同じ道を歩めるとは限らぬ」

名倉潤「家督を継ぐって、今の会社の社長になるのとは違うもんな」

織田信長「家を継ぐということは、土地も家臣も、その先の命運も背負うことじゃ。誰もが納得するとは限らぬ」

泰造「それで、弟さんと戦うことになったんですね」

織田信長「そうじゃ」

信長は、それ以上すぐには言葉を続けなかった。

織田信長「わしが選んだ道じゃ。軽いことではなかった」

上田晋也「……そうですよね」

有田哲平「でも信長さん、今日のメンバーは大丈夫ですよ。誰も家督を狙ってませんから」

福田充徳「そもそも織田家の人間ちゃうし!」

堀内健「僕、信長さんの弟になります!」

織田信長「断る」

堀内健「早い!」

上田晋也「今の話を聞いたあとで、よく弟になろうと思ったな!」

有田哲平「ホリケン、危機管理能力がゼロなんですよ」

信長も、思わず笑った。

織田信長「まことに、変わった男じゃ」

質問2:信長が芸人7人を家臣にするなら、誰を何の役職に任命する?

有田哲平「信長さん、せっかくですから、今日は僕ら7人を家臣にしてみませんか?」

上田晋也「何でお前がそんな提案するんだよ!」

織田信長「面白い。やってみよう」

上田晋也「信長さんも乗らないでください!」

スタッフが大きなホワイトボードを運び込む。

そこには「織田家・令和の新家臣団」と書かれていた。

名倉潤「もう準備してあるやん!」

徳井義実「スタッフさん、こうなることを予想してたんですね」

織田信長「では、まずお前じゃ」

信長が上田を指さした。

上田晋也「僕ですか?」

織田信長「お前は、皆が勝手なことを言うても、話を戻そうとする。総奉行に任ずる」

上田晋也「総奉行?」

有田哲平「上田さん、出世しましたね!」

織田信長「軍議も任せる。だが、わしへの口の利き方は改めよ」

上田晋也「そこは改めません!」

織田信長「何じゃと?」

上田晋也「ここは『しゃべくり007』ですから!」

織田信長「……まことに、扱いにくい家臣じゃ」

有田哲平「殿、僕はどうでしょう?」

織田信長「お前は、奇策奉行じゃ」

有田哲平「やった!」

織田信長「人の予想せぬことを言う。だが、どこまで本気なのかわからぬ」

上田晋也「よく見てますね!」

有田哲平「殿、早速、一つ作戦があります」

織田信長「申せ」

有田哲平「敵の城に、毎朝おいしい朝ごはんを届けます」

織田信長「……それで?」

有田哲平「敵が朝ごはんを楽しみにするようになったところで、ある日突然、届けるのをやめるんです」

名倉潤「何の作戦やねん!」

有田哲平「敵の士気が下がります」

福田充徳「それまでの食費、全部こっち持ちやろ!」

織田信長「……奇策ではあるが、兵糧を無駄にするな」

上田晋也「信長さん、ちゃんと止めてくれるんですね!」

続いて信長は名倉を見る。

織田信長「お前は、家臣団のまとめ役じゃ」

名倉潤「ああ、それなら何とか」

織田信長「皆の話を聞き、争いを収めよ」

名倉潤「でも、このメンバーをまとめるのは大変やで」

織田信長「それができれば、どこの国でも働けよう」

名倉潤「いや、もう戦国時代には行きたないわ!」

織田信長「次は、お前じゃ」

信長が泰造を指さす。

原田泰造「はい!」

織田信長「お前は、人の話をよく聞く。外交を任せる」

泰造「外交ですか?」

織田信長「敵と話すときも、まず相手の心を知ることが必要じゃ」

泰造「でも僕、怖い人が来たら緊張しちゃいますよ」

織田信長「怖いと思うからこそ、相手の顔をよく見るのじゃ」

有田哲平「泰造さん、敵の大将と仲良くなって帰ってきそうですね」

上田晋也「交渉する前に友達になっちゃうんだろうな」

泰造「それでもいいんじゃない?」

織田信長「場合によっては、それが一番よい」

泰造は嬉しそうに笑った。

織田信長「次は徳井じゃ」

徳井義実「はい、殿」

織田信長「お前は、南蛮外交と広報を任せる」

徳井義実「広報までですか?」

織田信長「言葉を選んで話すことができる。異国の者とも話してみよ」

有田哲平「徳井、戦国時代でもモテそうだな」

徳井義実「いや、まず言葉を覚えないと」

堀内健「徳井! 南蛮からプリン買ってきて!」

徳井義実「何で僕が買い物係なんですか!」

織田信長「プリンとは何じゃ?」

上田晋也「そこは後で説明します!」

信長は福田を見る。

織田信長「お前は兵糧と財政を任せる」

福田充徳「ああ、やっぱり!」

織田信長「軍を動かすには、銭と食料がいる。お前は、皆が見落とすところを気にしておる」

福田充徳「そこを考えないと、すぐ破産しますからね」

織田信長「よい心がけじゃ」

有田哲平「福田、信長さんから褒められてるぞ!」

福田充徳「でも、こういう役職って責任重いんですよ」

織田信長「責任の軽い役職などない」

福田充徳「うわあ、厳しい上司や!」

最後に信長は堀内を見た。

織田信長「……さて」

堀内健「はい! お待ちしておりました!」

織田信長「お前は、何ができる?」

堀内健「何でもできます!」

織田信長「では、何をしたい?」

堀内健「敵を笑わせます!」

織田信長「どうやって?」

堀内健「まず、僕が巨大なタヌキになります!」

上田晋也「またタヌキかよ!」

堀内健「敵の城に入って、『ポンポコ!』って言うんです!」

名倉潤「絶対捕まるわ!」

信長は真剣な顔で考えた。

織田信長「……特別遊撃隊長じゃ」

堀内健「やったあ!」

上田晋也「任命するんですか!」

織田信長「敵が予想できぬ動きをする。使い道はあるかもしれぬ」

福田充徳「危険すぎません?」

織田信長「ただし、勝手に動くことは許さぬ」

堀内健「はい!」

堀内は返事をした直後、突然スタジオの端へ走り出した。

上田晋也「おい! どこ行くんだよ!」

堀内健「敵の城を見てきます!」

織田信長「待て! まだ命じておらぬ!」

有田哲平「殿、もう出陣しました!」

名倉潤「これが令和の特別遊撃隊です」

信長は額に手を当てた。

織田信長「……わしの家臣団は、先が思いやられる」

上田晋也「だから家臣じゃないんですって!」

堀内が戻ってきた。

堀内健「殿! 敵の城を発見しました!」

織田信長「どこじゃ?」

堀内健「楽屋です!」

上田晋也「ただの楽屋だろ!」

信長は思わず吹き出した。

織田信長「これほど命令を聞かぬ者たちを、一度に相手にしたことはないわ」

有田哲平「殿、でも楽しいでしょう?」

織田信長「……退屈はせぬな」

上田晋也「褒められてるのか、怒られてるのかわかんねえよ!」

質問3:桶狭間の戦いを芸人7人で再現したら、信長は勝てるのか?

上田晋也「さて、信長さん。ここからは有名な桶狭間の戦いについて聞きたいんですが」

織田信長「うむ」

上田晋也「1560年、今川義元を破った戦いですね」

織田信長「そうじゃ」

徳井義実「今川軍のほうが大きな勢力だったと伝わっていますね」

織田信長「今川は強敵であった。まともにぶつかれば、容易な相手ではない」

有田哲平「信長さん、怖くなかったんですか?」

織田信長「怖くないと言えば嘘になろう。負ければ、わしだけでは済まぬ」

泰造「家臣や家族のことも考えたんですか?」

織田信長「当然じゃ。戦は、負けた者だけが傷つくものではない。城下の者にも、家族にも、災いが及ぶ」

名倉潤「でも、そこで戦う決断をしたんですね」

織田信長「戦わねば、守れぬものもあった」

福田充徳「でも、兵力が少ないときって、どうやって勝つんですか?」

織田信長「敵の動きを知り、機を見て動く。勝てるところを探すのじゃ」

上田晋也「なるほど。じゃあ、今日はそれを再現してみましょう!」

織田信長「再現?」

有田哲平「殿! 我々が桶狭間の戦いを実演します!」

織田信長「お前たちが?」

上田晋也「スタッフさん、準備お願いします!」

スタジオに小さな城のセットと、赤い旗、青い旗が運び込まれた。

名倉潤「また準備してあるやん!」

徳井義実「今日は歴史の授業みたいですね」

有田哲平「じゃあ、僕が今川義元をやります!」

上田晋也「お前が敵の大将かよ!」

有田は派手な衣装を羽織り、扇子を手にする。

有田哲平「わしが今川義元じゃ! 織田信長など恐るるに足らぬ!」

織田信長「……ずいぶん軽い義元じゃな」

上田晋也「今川義元に謝れ!」

有田哲平「殿、今川軍は圧倒的な兵力でございます!」

福田充徳「でも、こっちは何人おるんですか?」

上田晋也「信長さんと俺らで8人だよ!」

福田充徳「少なすぎるやろ!」

堀内健「僕、一人で100人分働きます!」

織田信長「ならば、まず敵の様子を見てまいれ」

堀内健「承知!」

堀内は今川軍の旗の前に走り、突然踊り始めた。

有田哲平「何者じゃ!」

堀内健「通りすがりのタヌキです!」

上田晋也「偵察しろって言ったんだよ!」

織田信長「……あれは何をしておる?」

名倉潤「敵の注意を引いてるんちゃいますか?」

福田充徳「いや、ただ遊んでるだけやろ!」

有田は扇子を振り回す。

有田哲平「者ども! あのタヌキを捕らえよ!」

堀内が逃げ回り、泰造が追いかける。

泰造「ホリケン、待って!」

堀内健「捕まるもんか!」

上田晋也「お前ら、何の戦いを再現してるんだよ!」

信長はしばらく黙っていたが、やがて口を開いた。

織田信長「……上田」

上田晋也「はい?」

織田信長「この軍で、今川に勝てると思うか?」

上田晋也「無理でしょうね!」

織田信長「即答か!」

上田晋也「だって、偵察に行ったやつがタヌキになってるんですよ!」

有田哲平「殿! 今川軍も混乱しております!」

織田信長「何?」

有田哲平「敵の大将が笑いすぎて動けません!」

上田晋也「お前が大将だろ!」

有田は笑いながら床に座り込んだ。

織田信長「……戦にならぬな」

徳井義実「でも、信長さん。実際の戦いでは、相手の予想を外すことも大切だったんですよね?」

織田信長「そうじゃ。だが、予想外であれば何でもよいわけではない」

福田充徳「そうですよね。作戦には準備も必要ですから」

織田信長「うむ。兵を動かすには、道も食料も、人の働きも考えねばならぬ」

名倉潤「つまり、勝つためには全員が役割を果たさなあかんということやな」

織田信長「そのとおりじゃ」

上田晋也「じゃあ、今のメンバーで一番役に立ってないのは誰ですか?」

信長は堀内を見た。

堀内はまだタヌキのまねをしていた。

織田信長「……あの男じゃ」

堀内健「ええっ!?」

有田哲平「ホリケン、戦国時代だったら大変だったな」

堀内健「じゃあ、殿! もう一回チャンスをください!」

織田信長「何をする?」

堀内健「今度は、ちゃんと敵を驚かせます!」

織田信長「よし。やってみよ」

堀内は深呼吸した。

そして突然、信長の目の前で大声を上げた。

堀内健「わああああっ!」

信長が思わず一歩後ろに下がる。

上田晋也「殿を驚かせてどうするんだよ!」

名倉潤「敵ちゃうやろ!」

福田充徳「味方の大将を攻撃してどうすんねん!」

信長は堀内をじっと見つめた。

スタジオが一瞬、静かになる。

織田信長「……堀内」

堀内健「はい!」

織田信長「お前には、二度と偵察を任せぬ」

堀内健「そんなあ!」

有田哲平「殿、特別遊撃隊長、就任初日で解任です!」

上田晋也「史上最速の解任だよ!」

一同が笑った。

やがてスタッフがセットを片づけ始めると、泰造が信長に尋ねた。

泰造「信長さん、でも本当の桶狭間では、信長さんも家臣の皆さんも命がけだったんですよね」

織田信長「そうじゃ」

泰造「今日みたいに、みんなで笑って終われる戦いだったらよかったのにね」

信長は少し意外そうに泰造を見た。

織田信長「……そうじゃな」

泰造「だって、勝っても負けても、誰かが死ぬんでしょう?」

織田信長「戦とは、そういうものじゃ」

泰造「怖いですね」

織田信長「怖いものじゃ。だからこそ、軽々しく始めてよいものではない」

少しだけ、スタジオが静かになった。

有田哲平「でも信長さん、今の日本には戦国時代みたいな合戦はないですからね」

織田信長「ほう」

徳井義実「今は、会社や商売で競争することもありますけど、刀を持って戦うわけではありません」

福田充徳「その代わり、会社が倒産したら大変ですけどね」

織田信長「会社とは、商いをする者たちの集まりか?」

徳井義実「そうです。大きな会社になると、何万人もの人が働いています」

織田信長「何万人も?」

上田晋也「そうですよ。信長さんが驚くような大きな会社が、今の日本にはたくさんあります」

織田信長「それほどの人数を、どうやって動かすのじゃ?」

福田充徳「社長がいて、部長がいて、社員がいて、それぞれ役割があるんです」

織田信長「ほう。まるで大きな家臣団じゃな」

有田哲平「でも信長さん、今の会社では、社長が怒鳴ったからって何でも言うことを聞くわけじゃないですよ」

織田信長「何?」

上田晋也「信長さん、現代では社員にも権利がありますから」

織田信長「権利?」

徳井義実「自分の意見を言うこともできますし、会社を辞めて別の仕事を選ぶこともできます」

織田信長「……家臣が、自分の意思で主君を変えるようなものか」

名倉潤「まあ、昔とは仕組みが違うけどな」

織田信長「面白い時代になったものじゃ」

堀内健「殿! 僕、会社つくります!」

上田晋也「急にどうした!」

堀内健「株式会社ポンポコ!」

福田充徳「何の会社やねん!」

堀内健「みんなを笑顔にする会社です!」

泰造「それ、ちょっといいね」

有田哲平「じゃあ、社長はホリケンで、信長さんが相談役?」

織田信長「わしが相談役?」

上田晋也「天下人がタヌキの会社の相談役になるな!」

信長は腕を組み、少し考えた。

織田信長「……その会社、銭は稼げるのか?」

福田充徳「ほら! 信長さんもそこが気になるんですよ!」

堀内健「お金は、みんなの笑顔で払ってもらいます!」

福田充徳「倒産するわ!」

スタジオに笑いが広がった。

信長は、先ほど任命したばかりの7人を改めて見渡した。

上田は容赦なく言い返し、有田は勝手な作戦を考え、名倉は周囲をまとめ、泰造は人の気持ちを気にかける。

徳井は知らない時代のことを説明し、福田は金の計算を忘れない。

そして堀内は、相変わらず何をするかわからない。

織田信長「お前たちは、まことに不思議な者たちじゃ」

上田晋也「またそれですか!」

織田信長「命令しても従わぬ。だが、誰かが困れば、すぐに口を出す」

名倉潤「まあ、長い付き合いやからな」

泰造「みんな、それぞれ違うけどね」

織田信長「わしの知る家臣団とは、ずいぶん違う」

有田哲平「殿、これが令和のチームワークですよ」

上田晋也「いや、そんな立派なものじゃねえだろ!」

織田信長「……少なくとも、退屈はせぬ」

堀内健「じゃあ、僕ら全員、採用ですか?」

織田信長「採用はする。だが、堀内だけは別じゃ」

堀内健「何で!?」

織田信長「お前は、まず人の話を最後まで聞く稽古をせよ」

上田晋也「それ、俺らも20年以上言ってるんですよ!」

有田哲平「殿でも無理かもしれませんね」

信長は笑いながら首を振った。

織田信長「ならば、別の方法を考えるしかあるまい」

徳井義実「信長さん、現代には、もっと驚くものがありますよ」

徳井がポケットからスマートフォンを取り出した。

織田信長「何じゃ、その小さな板は?」

徳井義実「これ一つで、日本全国どころか、世界中の情報を見ることができます」

織田信長「世界中を?」

有田哲平「殿、もう城を攻めなくても、世界を見られるんですよ」

信長はスマートフォンをじっと見つめた。

織田信長「……それは、どういう仕組みじゃ?」

堀内健「殿! この中には小さい人間が住んでるんです!」

上田晋也「住んでねえよ!」

織田信長「……小さい人間?」

上田晋也「信じないでください!」

信長の目が、初めて子どものような好奇心で輝いた。

織田信長「よし。その道具、わしにも見せよ」

戦国の天下人が、令和の日本を知る時間が始まろうとしていた。

※本作は、歴史上の織田信長と実在の『しゃべくり007』出演者を題材にした架空の対談です。会話、番組出演、芸人たちの役職やゲームはすべて創作です。信長の若年期の逸話、桶狭間の戦いの詳細には史料上の不確実性があり、作中の発言や心情は史実として確認されたものではありません。

Topic 2:信長、令和の日本を視察!スマホと民主主義に天下人も困惑!?

『しゃべくり007』のスタジオ。

桶狭間の戦いを芸人7人で再現した結果、信長は思いもよらない発見をしていた。

この男たちは命令を聞かない。勝手に動く。作戦もめちゃくちゃだ。

しかし、誰かが失敗すると、すぐに別の誰かが助けに入る。

信長が知る戦国の家臣団とは、何もかも違っていた。

そして今、徳井が差し出した小さな板が、信長の好奇心を刺激していた。

織田信長「徳井。その板を、もう一度見せよ」

徳井義実「これですか? スマートフォンです」

織田信長「すまあと……何じゃ?」

有田哲平「殿、これは令和の三種の神器の一つでございます」

上田晋也「勝手に三種の神器にするな!」

名倉潤「まあ、今の生活には欠かせへんけどな」

堀内健「殿! その中には小さい上田さんが住んでます!」

上田晋也「住んでねえよ!」

織田信長「……上田が?」

上田晋也「信長さん、信じないでください!」

有田哲平「じゃあ、実際に見せましょう」

有田がスマートフォンを操作する。

画面に上田の写真が映った。

織田信長「おお! 上田がおる!」

上田晋也「写真です!」

織田信長「では、この上田は何をしておる?」

有田哲平「この中で、ずっとツッコミをしています」

上田晋也「そんな仕事してねえよ!」

織田信長「……令和とは、不思議な時代じゃな」

質問1:信長がスマートフォンを手にしたら、何をする?

徳井義実「信長さん、まず地図を見てみましょうか」

徳井が地図アプリを開いた。

画面には、日本列島が映し出された。

織田信長「……これは日本か?」

徳井義実「そうです。今の日本です」

織田信長「ずいぶん正確に描かれておるな」

徳井義実「もっと近づけることもできますよ」

徳井が指で画面を広げる。

日本列島が拡大され、愛知県が現れた。

徳井義実「ここが、信長さんの生まれた尾張のあたりです」

信長は画面をのぞき込んだ。

織田信長「……尾張か」

原田泰造「懐かしいですか?」

織田信長「懐かしいというより、驚いておる。これほど遠くから、国の形を見られるとは」

上田晋也「今は、世界中の地図が見られますからね」

織田信長「世界中?」

徳井が地球全体を表示した。

信長の目が大きくなる。

織田信長「……何と」

有田哲平「殿、これが地球でございます」

織田信長「日本は、どこじゃ?」

徳井が小さな日本列島を指さす。

織田信長「……これほど小さいのか」

名倉潤「世界は広いですからね」

織田信長「わしの時代にも、南蛮の者から遠い国々の話を聞いた。だが、こうして目の前に示されると、まるで違う」

泰造「信長さん、何を考えてるんですか?」

織田信長「わしらは、あの小さな島の中で、あれほど争っておったのかと思うてな」

スタジオが少し静かになった。

有田哲平「でも信長さん、今はもっとすごいですよ。世界中の人と、ここから話せるんです」

織田信長「どうやって?」

徳井義実「例えば、海外にいる人と顔を見ながら話せます」

徳井がビデオ通話の画面を見せる。

織田信長「……遠国の者が、ここに映るのか?」

徳井義実「はい。通信できる場所なら、ほとんど一瞬です」

織田信長「使者を走らせる必要もないのか?」

福田充徳「そうですね。海外でも、通信環境があれば話せます」

織田信長「では、商人が異国と取引するときも、これを使うのか?」

福田充徳「使いますよ。商品の注文も、お金の支払いもできます」

織田信長「ほう……」

上田晋也「信長さん、完全に商売のこと考えてますね」

織田信長「これほど便利な道具があれば、商いの仕方も変わろう」

有田哲平「殿、じゃあSNSもやってみませんか?」

織田信長「えすえぬえす?」

有田哲平「自分の考えや写真を、たくさんの人に見てもらえる仕組みです」

織田信長「何人ほどに届く?」

徳井義実「人気のある人なら、何百万人にも届きます」

織田信長「何百万!」

上田晋也「信長さん、今の時代は、世界中に向けて発信できますから」

織田信長「それなら、わしも何か伝えてみたいものじゃ」

有田哲平「よし! 信長さんのアカウントをつくりましょう!」

有田がホワイトボードに書き始める。

「織田信長 公式SNS」

名倉潤「何を投稿するんや?」

有田哲平「まずは自己紹介です」

上田晋也「信長さん、何て言います?」

織田信長「織田信長である。よろしく頼む」

有田哲平「もう少しインパクトが欲しいですね」

堀内健「じゃあ、『天下統一、始めました!』」

上田晋也「冷やし中華みたいに言うな!」

織田信長「……天下統一を始めました?」

徳井義実「今の日本では、ちょっと誤解されそうですね」

福田充徳「絶対ニュースになりますよ」

有田哲平「じゃあ、『本日より令和をいただく』」

上田晋也「もっと危ないわ!」

織田信長「何が危ないのじゃ?」

名倉潤「今は、そんなこと言うたら大騒ぎになるんです」

織田信長「言葉一つで騒ぎになるのか」

徳井義実「SNSでは、発言が広く伝わるので、思わぬ受け取られ方をすることもあります」

織田信長「便利な道具にも、厄介なところがあるのじゃな」

泰造「信長さん、もし世界中の人に一つだけ聞けるなら、何を聞きたいですか?」

信長は少し考えた。

織田信長「……その国では、人々は何を望んで暮らしておるのか、と聞いてみたい」

泰造「へえ」

織田信長「国が違えば、暮らしも考えも違うであろう。知らぬことを聞くのは、悪くない」

有田哲平「じゃあ、世界中からコメントを募集しましょう!」

堀内健「殿! 僕からも質問があります!」

織田信長「申せ」

堀内健「好きな動物は何ですか?」

織田信長「……馬かのう」

堀内健「タヌキじゃないんですか!?」

上田晋也「何でタヌキ前提なんだよ!」

織田信長「お前は、よほどタヌキが好きなのじゃな」

堀内健「はい! 世界中のタヌキと友達になりたいです!」

織田信長「……そのためにも、便利な道具じゃな」

上田晋也「信長さん、無理に話を合わせなくていいですよ!」

一同が笑う。

信長は再び地球の画面を見つめた。

織田信長「しかし、不思議じゃ。これほど多くのことを知れる時代になっても、人は争うのか?」

徳井義実「残念ながら、争いはあります」

織田信長「そうか」

名倉潤「道具が便利になっても、人間同士の問題が全部なくなるわけではないですからね」

織田信長「ならば、道具を持つ者の考え方が、ますます大事になるのじゃろうな」

有田哲平「殿、SNSを始める前に、そこに気づくのは早いですね」

上田晋也「お前はまず、勝手にアカウントつくろうとするな!」

質問2:楽市楽座を進めた信長は、現代の日本経済をどう見る?

スタッフが新しいボードを運び込んだ。

そこには、大きなショッピングモール、コンビニエンスストア、インターネット通販の写真が並んでいた。

上田晋也「信長さん、次は今の日本の商売について聞いてみましょう」

織田信長「商いか。よいな」

福田充徳「信長さん、今の日本には、ものすごい数のお店や会社があるんですよ」

織田信長「どれほどじゃ?」

福田充徳「小さな個人商店から、何万人も働く大企業まで、いろいろあります」

織田信長「何万人も働く商家か」

徳井義実「例えば、コンビニは全国に何万店もあります」

織田信長「こんびに?」

有田哲平「小さなお店なんですけど、食べ物も飲み物も日用品も売ってます」

名倉潤「夜中でも開いてる店が多いんですよ」

織田信長「夜中も?」

福田充徳「はい。ただ、営業時間は店によって違いますけどね」

織田信長「……夜中に誰が買い物に来るのじゃ?」

上田晋也「仕事帰りの人とか、夜勤の人とか、いろいろですよ」

織田信長「商いの時間まで変わったのか」

堀内健「殿! 僕、コンビニで一番好きなものがあります!」

織田信長「何じゃ?」

堀内健「肉まんです!」

織田信長「肉まん?」

堀内健「あったかくて、ふわふわしてて、中にお肉が入ってるんです!」

織田信長「それは食べてみたいのう」

上田晋也「信長さん、今度ぜひ食べてください」

有田哲平「殿、コンビニの前に、信長さん自身の商業政策について聞きたいんですが」

織田信長「うむ」

有田哲平「信長さんは、楽市楽座という政策で知られていますよね」

織田信長「安土の町では、商人が集まり、商いが盛んになるように手を打った」

福田充徳「商人が自由に商売しやすくなるようにしたんですよね」

織田信長「そうじゃ。ただし、何でも好き勝手にしてよいわけではない。町には町の決まりが必要じゃ」

名倉潤「なるほどな。自由に商売できても、ルールがなかったら困るもんな」

織田信長「人が集まるには、道も必要じゃ。安心して商いができることも大事じゃ」

福田充徳「それ、今の経済でも同じですね」

上田晋也「信長さん、今だったら経営者としても有名になりそうですね」

有田哲平「じゃあ、今日は信長さんに新しい会社をつくってもらいましょう!」

上田晋也「また会社つくるのかよ!」

有田がホワイトボードに大きく書いた。

「株式会社 織田信長」

織田信長「……わしの名が、そのまま商家の名になるのか」

有田哲平「はい! 社長はもちろん信長さんです!」

福田充徳「ちょっと待ってください。何を売る会社なんですか?」

有田哲平「そこは今から考えます」

福田充徳「順番がおかしいやろ!」

織田信長「福田の言うとおりじゃ。商いには、売るものが必要じゃ」

有田哲平「じゃあ、戦国グッズを売りましょう!」

徳井義実「信長さんのグッズなら人気が出そうですね」

名倉潤「Tシャツとか、マグカップとか?」

堀内健「殿! 僕、商品を考えました!」

織田信長「申せ」

堀内健「『信長の天下統一プリン』!」

上田晋也「何でプリンなんだよ!」

堀内健「食べた人は、みんな天下人になれます!」

福田充徳「そんな効果ないやろ!」

織田信長「……味はどうなのじゃ?」

堀内健「めちゃくちゃおいしいです!」

織田信長「ならば、食べてみたい」

上田晋也「信長さん、買う側になってますよ!」

有田哲平「じゃあ、次は『信長の楽市楽座ショッピングモール』!」

福田充徳「それなら、まだ商売として考えられますね」

織田信長「ほう。どのような場所じゃ?」

有田哲平「全国の面白いお店を一か所に集めるんです」

徳井義実「今のショッピングモールみたいなものですね」

織田信長「人が集まる場所をつくるのか」

福田充徳「ただ、家賃や人件費、設備費がかかります」

織田信長「当然じゃ。銭の出入りを見ずに商いはできぬ」

有田哲平「福田、信長さんと完全に意気投合してるな」

福田充徳「この企画、僕がおらんかったら赤字だらけやで!」

堀内健「じゃあ、僕のタヌキ商店街もお願いします!」

福田充徳「それは断る!」

堀内健「何で!?」

福田充徳「何を売るのかわからへん!」

堀内健「夢です!」

上田晋也「夢を売る商店街って何だよ!」

信長は、芸人たちのやり取りを聞きながら、ふと質問した。

織田信長「ところで、今の日本では、商いが盛んになれば、民の暮らしも豊かになるのか?」

名倉潤「必ずしもそうとは限らへんですね」

織田信長「どういうことじゃ?」

福田充徳「会社が儲かっていても、そこで働く人の給料が十分とは限りません」

徳井義実「物価が上がれば、生活が苦しくなる人もいます」

織田信長「なるほど。商家が栄えることと、そこで働く者が豊かになることは、同じではないのじゃな」

泰造「そうですね」

織田信長「では、何のために商いを盛んにするのか、考えねばならぬな」

泰造「信長さん、もし今の日本で会社をつくるなら、どんな会社にしたいですか?」

信長は少し考えた。

織田信長「まず、人が集まりたくなる場所をつくりたい。商人も職人も、そこで働く者も、それぞれに働く意味があるような場所じゃ」

有田哲平「いいですね。じゃあ、堀内さんにも仕事がありますか?」

織田信長「……堀内には、客を集めてもらおう」

堀内健「やった! 宣伝部長!」

上田晋也「何を宣伝するんだよ!」

堀内健「毎日タヌキ祭り!」

福田充徳「祭りの経費、誰が払うんや!」

織田信長「……福田」

福田充徳「はい?」

織田信長「その祭りの予算を、一度計算してみよ」

福田充徳「ええっ!? 本当にやるんですか!」

上田晋也「信長さん、また変な企画に乗ってるじゃないですか!」

信長は少し笑った。

織田信長「商いとは、人の思いつかぬところに機会があるものじゃ。だが、銭の計算は忘れるな」

福田充徳「そこだけは、ほんまにお願いします!」

質問3:信長は民主主義と選挙をどう考える?

上田晋也「信長さん、ここまでスマホや商売の話をしてきましたけど、最後は政治について聞いてみましょう」

織田信長「政治か」

徳井義実「今の日本では、国民が選挙で代表者を選ぶんです」

織田信長「民が、国を治める者を選ぶのか?」

徳井義実「はい。国会議員などを選びます」

織田信長「その者たちが、国の決まりをつくるのか?」

上田晋也「そうです。法律は国会で決めます」

織田信長「では、一人の大名が勝手に決めるわけではないのじゃな」

名倉潤「そういう仕組みではないですね」

織田信長「……ずいぶん違うものじゃ」

有田哲平「信長さん、もし今の日本で政治家になるなら、選挙に出ないといけませんよ」

織田信長「選挙に?」

有田哲平「そうです。国民に『私を選んでください』とお願いするんです」

織田信長「……お願いするのか」

上田晋也「そこ、そんなに驚きます?」

織田信長「わしの時代には、家柄や武力、同盟によって支配が決まることが多かった。民に選んでもらうという考えは、なじみがない」

徳井義実「今は、政治家も有権者に自分の考えを説明しないといけません」

織田信長「では、何を成そうとするのか、言葉で示す必要があるのじゃな」

泰造「信長さん、人にお願いするのは得意ですか?」

織田信長「……得意とは言えぬな」

上田晋也「でしょうね!」

有田哲平「じゃあ、今日は信長さんに選挙演説をしてもらいましょう!」

上田晋也「また急に企画始めるな!」

スタッフが演説台を運び込む。

そこには「令和・しゃべくり選挙」と書かれていた。

名倉潤「ほんまに何でも準備してあるな!」

有田哲平「候補者は信長さんと、芸人7人です!」

福田充徳「全員出るんですか?」

堀内健「僕、立候補します!」

上田晋也「まだ何も聞いてねえだろ!」

有田哲平「では、まず信長候補からお願いします!」

信長が演説台に立った。

織田信長「皆の者! わしが織田信長である!」

上田晋也「はい、知ってます!」

織田信長「わしに任せよ! 必ずや国を豊かにしてみせる!」

有田哲平「おお、力強い!」

上田晋也「でも信長さん、もう少し具体的に説明してください」

織田信長「具体的に?」

上田晋也「何をどう変えるのか、有権者に伝えないと」

織田信長「……そうか」

信長は少し考えた。

織田信長「ならば、商いを盛んにし、道を整え、人々が安心して暮らせる国を目指す」

徳井義実「だいぶ現代的になりましたね」

福田充徳「財源はどうするんですか?」

織田信長「財源?」

福田充徳「政策を実行するには、お金が必要ですから」

織田信長「……お前は、いつも銭の話じゃな」

福田充徳「そこを考えないと、国も会社も回らないんです!」

上田晋也「福田、今日は信長さんに一番厳しいな!」

有田哲平「では、次は堀内候補!」

堀内が演説台に飛び乗る。

堀内健「国民の皆さん! 私が総理大臣になったら、毎週金曜日をタヌキの日にします!」

上田晋也「またタヌキかよ!」

堀内健「金曜日は全員、タヌキの格好で出勤してください!」

名倉潤「会社、困るやろ!」

福田充徳「その衣装代、誰が払うんや!」

堀内健「国が払います!」

福田充徳「だから財源は!?」

織田信長「……堀内」

堀内健「はい、殿!」

織田信長「なぜタヌキなのじゃ?」

堀内健「みんなで同じ格好をしたら、偉い人も普通の人も関係なくなるからです!」

信長は少し驚いた。

織田信長「……そういう考えか」

泰造「ホリケン、意外とちゃんと考えてるんだね」

堀内健「はい! でも僕はキツネでもいいです!」

上田晋也「そこは何でもいいのかよ!」

一同が笑う。

続いて有田が演説台に立った。

有田哲平「国民の皆さん! 私が選ばれたら、全国の会議を10分以内に終わらせます!」

名倉潤「それは助かる人、多そうやな」

福田充徳「でも、大事な議論まで短くしたらあかんやろ」

有田哲平「大丈夫です。会議の最初に、全員でじゃんけんします」

上田晋也「じゃんけんで決めるな!」

織田信長「……それでは、国の大事が決められぬ」

有田哲平「殿、民主主義は難しいですね」

織田信長「難しいのは、お前の案じゃ!」

上田晋也「信長さん、今のツッコミよかったですよ!」

有田哲平「殿、令和に適応してきましたね」

信長は、少し照れたように笑った。

上田晋也「さて、信長さん。実際に選挙を体験してみて、どうですか?」

織田信長「思うたより難しい」

徳井義実「どのあたりが?」

織田信長「自分が正しいと思うことを言うだけでは、人はついてこぬのじゃな」

名倉潤「そうですね。相手にも考えがありますから」

織田信長「だが、皆の意見を聞いておるだけでは、何も決まらぬこともあろう」

福田充徳「それもありますね」

織田信長「では、どうやって決めるのじゃ?」

上田晋也「話し合って、制度に従って決めるんです。もちろん、それでも意見が分かれることはあります」

織田信長「なるほど。わしの時代とは違う苦労があるのじゃな」

泰造「信長さん、もし家臣たちが自由に意見を言えるようになったら、どう思います?」

織田信長「意見を言うこと自体は、悪いことではない。だが、戦場では、決断が遅れれば命に関わる」

泰造「そうですよね。でも、普段から話を聞いてもらえたら、家臣の人たちも嬉しかったかもしれませんね」

信長は、すぐには答えなかった。

織田信長「……そうかもしれぬな」

有田哲平「殿、じゃあ今から家臣の意見を聞く練習をしましょう!」

織田信長「何じゃと?」

有田哲平「まず上田さんが、殿に文句を言います!」

上田晋也「何で俺なんだよ!」

有田哲平「上田さん、普段から文句ばっかり言ってるじゃないですか」

上田晋也「お前らが変なことばっかりするからだろ!」

織田信長「よし。上田、申してみよ」

上田晋也「じゃあ、言わせてもらいますけどね」

上田が信長の前に立った。

上田晋也「信長さん、さっきから俺たちを家臣扱いしてますけど、ここはテレビ番組なんですよ!」

織田信長「うむ」

上田晋也「だから、命令するんじゃなくて、もっと普通に話してください!」

信長は腕を組んだ。

織田信長「……わかった」

上田晋也「えっ?」

織田信長「お前たちの話を、もう少し聞いてみよう」

有田哲平「おお!」

名倉潤「信長さん、変わってきたな」

堀内健「じゃあ、殿! 僕からもお願いがあります!」

織田信長「申せ」

堀内健「今から全員でタヌキになってください!」

織田信長「それは断る」

上田晋也「そこは断っていいんです!」

有田哲平「殿、民主主義でも全部のお願いを聞く必要はないですからね」

織田信長「それなら安心したわ」

笑いが落ち着いたところで、泰造がもう一度、信長に尋ねた。

泰造「信長さん、今日の7人と話していて、何か気づいたことはありますか?」

信長はスタジオを見渡した。

織田信長「お前たちは、わしの命令には従わぬ」

上田晋也「そりゃそうですよ!」

織田信長「だが、誰かが話し始めれば、別の者がそれを受け、話を広げる。時には反対もする」

徳井義実「それが僕らの仕事ですからね」

織田信長「わしの時代にも、家臣が意見を言うことはあった。だが、ここでは誰も、わしの機嫌を取ろうとはせぬ」

有田哲平「いや、最初はちょっと怖かったですよ」

名倉潤「ホリケン以外はな」

堀内健「僕、信長さんと友達になりたいです!」

織田信長「友達?」

堀内健「はい! 殿じゃなくて、ノブちゃんって呼んでもいいですか?」

スタジオが一瞬、静かになった。

上田晋也「お前、距離の詰め方がおかしいだろ!」

信長は堀内をじっと見た。

織田信長「……ノブちゃん?」

堀内健「はい!」

織田信長「そのように呼ばれたことはないな」

泰造「でも、ちょっと親しみやすいですね」

有田哲平「ノブちゃん、次は何の話をしましょうか?」

織田信長「お前まで呼ぶな!」

上田晋也「信長さん、怒っていいですよ!」

信長は笑いながら首を振った。

織田信長「……まったく、お前たちにはかなわぬ」

そのとき、上田が手元の進行表を見た。

上田晋也「信長さん、ここまで現代の日本を見てもらいましたけど、次は少し、信長さん自身の人生について聞かせてください」

織田信長「わしの人生か」

上田晋也「家族のことや、家臣のこと。そして、どうしても聞いてみたいことがあります」

信長は上田の表情を見た。

先ほどまでの冗談とは、少し違う空気だった。

織田信長「……何じゃ?」

上田晋也「明智光秀さんのことです」

信長の表情が変わった。

織田信長「……光秀か」

スタジオに、短い沈黙が流れた。

泰造「信長さん、無理に答えなくてもいいですからね」

信長はゆっくりとうなずいた。

織田信長「いや。聞きたいことがあるなら、聞くがよい」

それまで芸人たちを家臣として扱っていた信長が、今は一人の人間として、彼らの問いに向き合おうとしていた。

次に語られるのは、天下人の勝利ではなく、家族、信頼、そして裏切りの物語だった。

※本作は、歴史上の織田信長と実在の『しゃべくり007』出演者を題材にした架空の対談です。会話、番組出演、SNSや会社設立、選挙ゲームはすべて創作です。信長の政治観や感情を現代の価値観に置き換えた描写は、史実として確認された本人の発言や思想を示すものではありません。

Topic 3:信長、本能寺の真実に向き合う!天下人が最後に気づいたこと

『しゃべくり007』のスタジオ。

スマートフォン、会社経営、そして令和の選挙。

織田信長は、戦国時代には考えられなかった日本の姿に驚き続けていた。

最初は芸人7人を家臣に任命し、命令を下そうとしていた信長。しかし、誰も思いどおりには動かなかった。

それでも、不思議と居心地は悪くない。

そんな中、上田晋也が一つの名前を口にした。

明智光秀。

それまで笑いに包まれていたスタジオに、短い沈黙が流れた。

上田晋也「信長さん、明智光秀さんの話を聞く前に、まずご家族や家臣の皆さんについて聞いてもいいですか?」

織田信長「うむ。何なりと聞くがよい」

有田哲平「信長さん、今日はもう僕らのことを家臣とは思ってないですよね?」

織田信長「……まだ決めておらぬ」

上田晋也「まだ採用試験中なのかよ!」

堀内健「殿! 僕はいつでも出陣できます!」

織田信長「お前はまず、じっと座っておれ」

堀内健「はい!」

堀内は背筋を伸ばして座った。

三秒後、椅子ごと横に滑り始めた。

名倉潤「じっとしてへんやないか!」

織田信長「……先が思いやられる」

スタジオに笑いが戻った。

質問1:信長は家族や家臣を本当に信頼していたのか?

原田泰造「信長さん、僕、さっきからずっと気になってることがあるんです」

織田信長「何じゃ?」

原田泰造「信長さんって、家に帰ったらどんな人だったんですか?」

織田信長「……家に帰ったら?」

原田泰造「はい。戦のときは怖い大将だったかもしれないけど、家族といるときは違ったのかなって」

有田哲平「泰造さん、急に『信長の休日』を始めるんですか?」

原田泰造「いや、気になるじゃん。信長さんだって、ずっと戦ってたわけじゃないでしょう?」

上田晋也「まあ、家族と食事したり、くつろいだりする時間もあったでしょうね」

堀内健「信長さん、家ではパジャマ着てました?」

織田信長「ぱじゃま?」

徳井義実「寝るときに着る服です」

織田信長「寝間着なら着るが」

堀内健「どんな柄ですか?」

織田信長「……柄?」

堀内健「タヌキ柄?」

上田晋也「お前の世界にはタヌキしかいねえのか!」

織田信長「堀内。お前の家は、タヌキに占領されておるのか?」

堀内健「はい! 僕がタヌキの大将です!」

有田哲平「信長さん、これがホリケン家の天下統一です」

織田信長「……その天下は、わしにはいらぬ」

笑いが起こる。

原田泰造「でも、信長さん。奥さんとはどんな話をしてたんですか?」

織田信長「妻との話か……」

徳井義実「斎藤道三の娘、帰蝶さんとの結婚は有名ですよね」

織田信長「美濃との縁を結ぶ婚姻でもあった」

原田泰造「政略結婚だったんですね」

織田信長「武家の婚姻には、家と家の事情がついて回る」

名倉潤「でも、結婚してから仲良くなることもあるやろ?」

織田信長「無論、人と人のことじゃ。家の都合だけでは語れぬ」

原田泰造「信長さん、帰蝶さんに怒られたりしたんですか?」

信長は少し考えた。

織田信長「……それは、どうであったかな」

有田哲平「あっ、これは怒られてますね!」

上田晋也「何で決めつけるんだよ!」

有田哲平「歴史に残る大将でも、家では奥さんに『また散らかして!』って言われてたかもしれませんよ」

織田信長「わしが何を散らかすというのじゃ」

堀内健「刀!」

福田充徳「危ないやろ!」

堀内健「あと、城!」

上田晋也「城は散らかせねえよ!」

織田信長「……お前たちと話しておると、何の話であったか忘れそうになる」

名倉潤「それがこの番組ですわ」

徳井義実「ただ、帰蝶さんについては、歴史の記録が少ないんですよね」

織田信長「そうか。わしの時代のことでも、後の世に残らぬものは多いのであろうな」

原田泰造「そう考えると、夫婦の本当の姿なんて、本人たちにしかわからないですよね」

織田信長「そうじゃな。人の暮らしは、戦の記録だけではわからぬ」

上田晋也「では、息子さんのことも聞いていいですか? 信忠さんです」

織田信長「信忠か」

上田晋也「信長さんは、信忠さんに家督を譲っていたんですよね」

織田信長「うむ。家を継ぐ者には、戦も政も覚えてもらわねばならぬ」

福田充徳「大きな会社の後継者を育てるようなものですね」

織田信長「家を継ぐというのは、名だけを受け取ることではない。人も土地も、背負うことになる」

原田泰造「お父さんとしては、心配だったでしょう?」

織田信長「……心配せぬ親など、おるのかのう」

泰造がうなずく。

原田泰造「そうですよね」

織田信長「だが、心配だからといって、いつまでも子として扱うわけにもいかぬ。自ら決めることを覚えねばならぬ」

上田晋也「信長さん、意外と今の子育てにも通じる話ですね」

有田哲平「上田さん、信長さんに子育て相談してみたらどうですか?」

上田晋也「何で俺がここで相談するんだよ!」

堀内健「殿! 僕も息子にしてください!」

織田信長「断る」

堀内健「また!?」

名倉潤「さっき弟も断られてたやろ!」

織田信長「お前はまず、他人の話を最後まで聞けるようになれ」

堀内健「じゃあ、孫なら?」

上田晋也「続けるな!」

一同が笑った。

その笑いが落ち着いたところで、名倉が尋ねた。

名倉潤「信長さん、家族の話でいうと、弟さんとの争いはつらかったんちゃいますか?」

信長の表情が少し引き締まった。

織田信長「……信勝のことじゃな」

名倉潤「はい」

織田信長「あのころは、織田の家そのものが一つにまとまっておらなんだ。家臣も、一族も、それぞれに思惑があった」

徳井義実「信勝さんを支持する人たちもいたんですよね」

織田信長「そうじゃ。わしが家を継いだからといって、皆が納得するわけではなかった」

原田泰造「でも、弟さんですよね」

織田信長「……そうじゃ」

原田泰造「同じ家族なのに、どうしてそこまで争わなきゃいけなかったんだろうって、思ってしまいます」

信長はしばらく黙った。

織田信長「泰造。わしの時代には、家の争いがそのまま戦になることもあった。だが、それを言い訳にして、すべてが正しかったとは言えぬ」

上田晋也「……なるほど」

織田信長「わしは、家を守るために決断した。だが、その決断で失われたものもある」

原田泰造「もし、戦わずに済む方法があったら、よかったですね」

織田信長「……ああ」

誰も、すぐには次の言葉を口にしなかった。

やがて有田が、少し明るい声で言った。

有田哲平「信長さん、じゃあ僕らの関係は平和ですね」

織田信長「どういうことじゃ?」

有田哲平「上田さんとは長い付き合いですけど、今まで一度も城を攻められたことがありません」

上田晋也「当たり前だろ!」

有田哲平「でも、何回も怒鳴られてます」

上田晋也「お前が変なこと言うからだろ!」

有田哲平「信長さん、これが令和の合戦です」

織田信長「……口だけで済むなら、よい合戦じゃな」

名倉潤「確かにな」

織田信長「しかし、有田。お前は上田に怒鳴られても、なぜ離れぬ?」

有田哲平「えっ?」

有田が少し驚く。

有田哲平「まあ……長い付き合いですからね。何だかんだ、信頼してますよ」

上田晋也「急に何だよ!」

有田哲平「上田さんは、僕が何を言っても、最後にはちゃんと拾ってくれますから」

織田信長「拾う?」

徳井義実「有田さんが変なことを言っても、上田さんが話をつなげてくれるということです」

織田信長「なるほど。お前は、上田が応じてくれると信じておるのじゃな」

有田哲平「そうですね」

上田晋也「……まあ、仕事だからな!」

堀内健「上田さん! 僕も信頼してます!」

上田晋也「お前はもう少し俺の話を聞け!」

堀内健「はい! ノブちゃん!」

上田晋也「俺はノブちゃんじゃねえよ!」

織田信長「……上田も大変じゃな」

スタジオが笑いに包まれた。

原田泰造「信長さん、家臣の皆さんも、信長さんに対して、そういう信頼があったんでしょうか?」

信長は少し考えた。

織田信長「家臣にもさまざまな者がおった。わしの考えに賛同する者も、家のために仕える者も、褒美を求める者もおったであろう」

原田泰造「怖くて従っていた人もいたかもしれませんよね」

織田信長「……おったであろうな」

原田泰造「信長さんは、それでよかったんですか?」

信長は泰造の顔を見た。

織田信長「戦の場では、命令が届かねば兵が死ぬ。だが、恐れだけで人をつなぎ止められるかと問われれば……難しいのであろうな」

名倉潤「怖い上司やったら、部下は本音を言わなくなることもあるしな」

福田充徳「そうですね。問題があっても、報告しづらくなることがあります」

織田信長「それは困る。悪い知らせほど、早く知らねばならぬ」

徳井義実「でも、知らせたら怒られると思うと、隠したくなる人もいますから」

信長は腕を組んだ。

織田信長「……人を動かすのは、思うた以上に難しいものじゃな」

有田哲平「殿、じゃあ僕から一つ提案があります」

織田信長「何じゃ?」

有田哲平「家臣を褒める練習をしましょう!」

上田晋也「また始まったよ!」

有田哲平「まず上田さんを褒めてください」

信長は上田を見た。

織田信長「上田。お前は、よく皆をまとめておる」

上田晋也「ありがとうございます」

織田信長「ただし、口が悪い」

上田晋也「最後に余計なこと言わないでください!」

有田哲平「次は僕をお願いします!」

織田信長「有田。お前は発想が豊かじゃ」

有田哲平「ありがとうございます!」

織田信長「ただし、半分ほどは役に立たぬ」

上田晋也「半分も役に立ってたのか!」

有田哲平「殿、かなり高く評価していただいてます!」

織田信長「……お前は前向きじゃな」

堀内健「殿! 僕も!」

信長は堀内を見つめた。

長い沈黙。

上田晋也「信長さん、何か一つぐらいありますよ!」

織田信長「……堀内」

堀内健「はい!」

織田信長「お前がおると、誰も退屈せぬ」

堀内健「やったあ!」

織田信長「ただし、わしは少し疲れる」

上田晋也「それは俺らも同じです!」

スタジオに大きな笑いが起こった。

質問2:明智光秀はなぜ信長を裏切ったのか?

笑いが落ち着くと、上田がゆっくりと口を開いた。

上田晋也「信長さん。ここからは、少し難しい話になるかもしれません」

織田信長「うむ」

上田晋也「明智光秀さんのことです」

信長は静かにうなずいた。

織田信長「光秀か」

上田晋也「光秀さんは、信長さんにとって重要な家臣だったんですよね」

織田信長「そうじゃ。京や畿内のことにも関わり、戦でも政でも働いた男じゃ」

徳井義実「光秀さんは、知識や教養があって、朝廷や公家との交渉にも関わったとされていますね」

織田信長「人を使うには、それぞれの得手を見ねばならぬ。光秀には、任せられる仕事があった」

名倉潤「それほど信頼していた家臣が、最後には本能寺で信長さんを襲ったんですよね」

織田信長「……そうじゃな」

原田泰造「信長さん、もし光秀さんともう一度話せたら、何を聞きたいですか?」

信長は、しばらく答えなかった。

織田信長「……まず、なぜじゃ、と聞くであろうな」

原田泰造「なぜ、裏切ったのか」

織田信長「うむ」

福田充徳「今でも、本能寺の変の理由は、はっきりとはわかっていないんですよね」

徳井義実「そうですね。怨恨説や政治的な理由など、いろいろな説がありますけど、決定的な答えは出ていません」

織田信長「後の世の者にも、わからぬのか」

上田晋也「はい。だからこそ、今でも多くの人が考え続けているんです」

織田信長「……そうか」

信長は目を伏せた。

織田信長「わしは、多くの者に仕事を任せてきた。光秀も、その一人じゃ。だが、人が胸の内に何を抱えておるか、すべて知ることはできぬ」

原田泰造「信長さん、光秀さんのこと、憎いですか?」

信長は顔を上げた。

織田信長「憎いかと問われれば、簡単には答えられぬ」

原田泰造「どうしてですか?」

織田信長「わしを討ったことは、許せるものではない。だが、光秀が何を考えておったのか、わしにはわからぬ。知らぬまま、すべてを決めつけることもできぬ」

上田晋也「……なるほど」

織田信長「ただ、一つ聞いてみたいことはある」

徳井義実「何でしょう?」

織田信長「光秀。お前は、わしに何か言いたいことがあったのか、と」

スタジオは静かだった。

織田信長「言葉にできぬほどの思いがあったのか。それとも、わしが聞こうとせなんだのか」

原田泰造「……それは、聞いてみたいですね」

織田信長「答えが得られるかは、わからぬがな」

しばらくして、上田が尋ねた。

上田晋也「信長さん、本能寺の変が起きたとき、どんな状況だったんですか?」

織田信長「京の本能寺に滞在しておった。大軍を率いておったわけではない。そこへ、光秀の軍勢が来た」

徳井義実「1582年6月2日ですね」

織田信長「そうじゃ」

上田晋也「突然、自分の家臣が攻めてきたと知ったわけですね」

織田信長「……あのときは、逃げ道も限られておった」

原田泰造「怖かったですか?」

信長は少し考えた。

織田信長「怖くなかったと言えば、格好はつくであろう。だが、死を前にして何も感じぬ人間など、そうおるまい」

名倉潤「そうですよね」

織田信長「わしにも、まだやりたいことがあった。見届けたいものがあった」

原田泰造「天下統一ですか?」

織田信長「それもある。だが、天下をまとめた先に、どのような国ができるのか。それを見たかった」

福田充徳「信長さん、まだ49歳だったんですよね。数え年で」

織田信長「そうじゃな。まだ終わるつもりはなかった」

上田晋也「……そうでしょうね」

織田信長「信忠のことも気がかりじゃった」

徳井義実「信忠さんも、同じ日に命を落としています」

信長は目を閉じた。

織田信長「……そうか」

誰もすぐには言葉を続けなかった。

やがて泰造が、静かに言った。

原田泰造「信長さん。もし、あの日に戻れるとしたら、何を変えたいですか?」

信長は長い間、考えていた。

織田信長「……難しい問いじゃな」

原田泰造「はい」

織田信長「本能寺へ行かぬという答えもあろう。もっと多くの兵を連れていくという答えもあろう」

上田晋也「そうですね」

織田信長「だが、わしが変えたいものは、あの日だけではないのかもしれぬ」

名倉潤「どういうことですか?」

織田信長「人との間に生まれた小さな行き違いを、もっと早く知ることができておれば……と思うことはある」

原田泰造「……なるほど」

織田信長「もっとも、それで何が変わったかは、誰にもわからぬ」

上田晋也「そうですよね」

しばらく沈黙が続いた。

そのとき、有田が少し遠慮がちに手を挙げた。

有田哲平「信長さん、ちょっと変なこと聞いてもいいですか?」

織田信長「何じゃ?」

有田哲平「もし光秀さんが今ここに来たら、どうします?」

上田晋也「お前、すごいこと聞くな!」

有田哲平「いや、今の信長さんなら、どうするのかなと思って」

信長は有田を見た。

織田信長「……まず、座らせる」

有田哲平「座らせる?」

織田信長「そして、話を聞く」

原田泰造「いいですね」

織田信長「ただし、刀は預かる」

上田晋也「そりゃそうでしょう!」

有田哲平「信長さん、危機管理は忘れてないですね!」

織田信長「二度も同じ目に遭うわけにはいかぬ」

スタジオに、少しだけ笑いが戻った。

堀内健「殿! 僕が入口で持ち物検査します!」

織田信長「お前が?」

堀内健「はい! 刀も鉄砲もタヌキも持ち込み禁止です!」

上田晋也「最後の一つは何なんだよ!」

織田信長「……堀内。お前に任せるのは、やはり危険じゃな」

堀内健「ええっ!?」

名倉潤「信用されへんなあ!」

織田信長「信用しておらぬのではない。お前の働き方が、わしには読めぬのじゃ」

有田哲平「殿、それがホリケンの魅力なんです」

織田信長「……なるほど。読めぬことにも、価値があるのか」

上田晋也「いや、持ち物検査には向いてないですけどね!」

一同が笑った。

その笑いの中で、信長はふと上田を見た。

織田信長「上田」

上田晋也「はい?」

織田信長「お前は、こやつらが何を言っても、最後まで相手をするのじゃな」

上田晋也「まあ、仕事ですから」

織田信長「それだけか?」

上田は少し考えた。

上田晋也「……いや、まあ、長い付き合いですしね。こいつらが何を言い出すか、だいたいわかりますから」

有田哲平「上田さん、僕のこと全部わかってるんですか?」

上田晋也「全部わかるわけねえだろ!」

有田哲平「じゃあ、まだ伸びしろがありますね」

上田晋也「お前はもう伸びなくていい!」

織田信長「……面白いものじゃな」

原田泰造「何がですか?」

織田信長「相手をすべて知っておらずとも、長く共におれるのじゃな」

泰造は笑顔でうなずいた。

原田泰造「そうですね。全部わからなくても、仲良くできますから」

信長は、その言葉を静かに聞いていた。

質問3:信長が現代の日本に一つだけ残せるものがあるとしたら?

スタジオの照明が少し明るくなった。

上田が進行表を閉じる。

上田晋也「信長さん、そろそろ最後の質問です」

織田信長「もう終わりか?」

有田哲平「殿、まだ家臣の採用通知をもらってませんよ!」

上田晋也「だから家臣じゃねえって!」

堀内健「僕、特別遊撃隊長の名刺つくっちゃいました!」

堀内がポケットから名刺を取り出した。

「織田家 特別遊撃隊長 堀内健」

名倉潤「ほんまにつくったんか!」

福田充徳「印刷代、誰が払ったんですか?」

堀内健「福田さん!」

福田充徳「払ってへんわ!」

織田信長「……わしの知らぬところで、家臣団が動いておる」

上田晋也「もう放っておきましょう!」

一同が笑った。

上田晋也「信長さん、最後に一つだけ聞かせてください」

織田信長「うむ」

上田晋也「もし、今の日本に何か一つだけ残せるとしたら、何を残したいですか?」

信長は少し考えた。

織田信長「……一つだけか」

上田晋也「はい。城でも、政策でも、考え方でも、何でもいいです」

織田信長「城ならば、安土城をもう一度建ててみたいものじゃな」

徳井義実「安土城は、今でも多くの人が関心を持っていますよ」

織田信長「あの城には、わしなりの思いがあった。人々が見上げ、これまでとは違う時代を感じるような城にしたかった」

有田哲平「殿、今だったら観光客がたくさん来ますよ!」

福田充徳「入場料だけでも、かなりの収入になるかもしれませんね」

織田信長「……福田」

福田充徳「はい?」

織田信長「お前は、城を見ても銭のことを考えるのか」

福田充徳「維持費もかかりますから!」

上田晋也「現実的すぎるんだよ!」

名倉潤「でも、安土城を残したいっていうのは、わかる気がしますね」

織田信長「うむ。だが、城だけでは足りぬのかもしれぬ」

原田泰造「どういうことですか?」

織田信長「城は、人が使わねばただの建物じゃ。町も、人が集まらねば寂れてしまう」

徳井義実「確かにそうですね」

織田信長「わしが残したいのは、城そのものよりも、新しいことを始めようとする気持ちかもしれぬ」

上田晋也「新しいことを始める気持ち、ですか」

織田信長「そうじゃ。昔から続いておるというだけで、すべてを守る必要はない。変えるべきものは変えねばならぬ」

有田哲平「信長さんらしいですね」

織田信長「だが、今日お前たちと話して、もう一つ考えたことがある」

原田泰造「何ですか?」

信長は、7人をゆっくりと見渡した。

織田信長「わしは、これまで人を動かすことを考えてきた。どうすれば兵が動くか。どうすれば家臣が働くか。どうすれば国がまとまるか」

名倉潤「はい」

織田信長「だが、お前たちは、わしが命令せずとも勝手に動く」

上田晋也「それは、まあ……そうですね」

織田信長「勝手に話し、勝手に笑い、勝手に助け合う」

有田哲平「勝手に、って言いすぎじゃないですか?」

織田信長「実際、勝手であろう」

上田晋也「否定できねえな!」

織田信長「それでも、誰か一人が困れば、皆が何かをする。上田が話を戻し、名倉が間に入り、泰造が人の気持ちを考える」

信長は続けた。

織田信長「徳井は知らぬことを教え、福田は足元を確かめる。有田は誰も思いつかぬことを言う」

有田哲平「ありがとうございます!」

織田信長「そして堀内は……」

信長が堀内を見た。

堀内健「はい!」

織田信長「……皆を困らせる」

上田晋也「そこは褒めてやってくださいよ!」

織田信長「だが、不思議と笑いが生まれる」

堀内健「やった!」

織田信長「わしには、あのような家臣団はつくれなんだかもしれぬ」

原田泰造「信長さん、僕らは家臣じゃないですからね」

織田信長「……そうじゃな」

原田泰造「みんな、友達みたいなものですから」

織田信長「友達か」

信長は、少し笑った。

織田信長「わしは、皆を家臣にしようとしておった。だが、家臣でなくとも、共に何かをつくることはできるのじゃな」

上田晋也「そうですね」

織田信長「ならば、今の日本に残したいものは、人が自分の考えを持ち、それを持ち寄れる場所かもしれぬ」

名倉潤「いいですね」

織田信長「意見が違っても、すぐに敵と決めつけぬ。違う考えを聞き、そこから新しいものをつくる」

徳井義実「今の時代にも必要なことですね」

織田信長「もっとも、わし自身がそれを十分にできておったかと問われれば、胸を張って答えられぬがな」

原田泰造「でも、今こうして考えてるじゃないですか」

信長は泰造を見た。

原田泰造「人って、何歳になっても、新しいことに気づけると思うんです」

織田信長「……そうじゃな」

少し静かな時間が流れた。

そのとき、有田が突然、手を挙げた。

有田哲平「殿! 最後に、家臣団の採用結果を発表してください!」

上田晋也「まだやるのかよ!」

織田信長「よかろう」

信長が立ち上がった。

芸人7人も、なぜか一列に並ぶ。

織田信長「上田!」

上田晋也「はい!」

織田信長「お前は口が悪いが、皆をよく見ておる」

上田晋也「ありがとうございます!」

織田信長「有田!」

有田哲平「はい!」

織田信長「お前の策は半分ほど役に立たぬが、退屈はせぬ」

有田哲平「半分も使っていただけるなら十分です!」

織田信長「名倉!」

名倉潤「はい!」

織田信長「お前は、皆が勝手なことを言うても、よく間を取り持つ」

名倉潤「ありがとうございます」

織田信長「泰造!」

原田泰造「はい!」

織田信長「お前は、人の心をよく気にかける。それは大切な働きじゃ」

原田泰造「嬉しいです」

織田信長「徳井!」

徳井義実「はい!」

織田信長「お前は、わしの知らぬ世界を見せてくれた」

徳井義実「ありがとうございます」

織田信長「福田!」

福田充徳「はい!」

織田信長「お前がおらねば、この家臣団は三日で銭が尽きる」

福田充徳「ほんまにそうやと思います!」

織田信長「そして、堀内!」

堀内健「はいっ!」

信長は堀内をじっと見つめた。

織田信長「お前は……」

長い沈黙。

堀内健「はい!」

織田信長「……最後まで、よくわからなんだ」

上田晋也「俺らもですよ!」

スタジオが大きな笑いに包まれた。

堀内健「殿! じゃあ、僕は採用ですか?」

信長は腕を組んだ。

織田信長「……結論を申す」

全員が姿勢を正す。

織田信長「お前たち7人は、わしの家臣には向いておらぬ!」

上田晋也「そりゃそうでしょう!」

有田哲平「殿! 全員不採用ですか!」

福田充徳「面接、長すぎるやろ!」

堀内健「僕、名刺までつくったのに!」

信長は笑った。

織田信長「だが……」

一同が静かになる。

織田信長「友としてなら、また会ってみたいものじゃ」

泰造が笑顔になる。

原田泰造「いいですね。また会いましょうよ」

名倉潤「次は、もっとゆっくり話したいですね」

徳井義実「信長さんに見せたいもの、まだまだありますから」

福田充徳「今度は、ちゃんと予算を決めてからお願いします」

有田哲平「殿、次回は社員旅行にしましょう!」

上田晋也「何の社員だよ!」

信長は笑いながら答えた。

織田信長「よかろう。次はどこへ行く?」

その瞬間、堀内が勢いよく手を挙げた。

堀内健「殿! 次は本能寺で飲み会しましょう!」

スタジオが一瞬、凍りついた。

上田晋也「場所を考えろ!!」

名倉潤「何でそこやねん!」

福田充徳「一番あかん場所やろ!」

有田哲平「ホリケン、歴史を勉強してから誘え!」

信長は堀内を見つめた。

そして、ゆっくりと口を開いた。

織田信長「……堀内」

堀内健「はい!」

織田信長「次は、もっと燃えぬ場所にせよ」

上田晋也「そういう問題じゃねえよ!」

信長は声を上げて笑った。

織田信長「ははは! まことに、お前たちにはかなわぬ!」

拍手と笑いがスタジオに広がった。

戦国の世を生き、天下統一を目前にして命を落とした織田信長。

その人生を変えることは、誰にもできない。

しかし、この架空の一夜だけは、信長は城も領地も命令も忘れ、7人の芸人たちと笑い合っていた。

そして、帰り際に信長は、ふと振り返った。

織田信長「上田」

上田晋也「はい?」

織田信長「一つだけ、言い忘れたことがある」

上田晋也「何でしょう?」

織田信長「お前たちと過ごしたこの時間は、なかなかよいものであった」

上田晋也「……ありがとうございます」

織田信長「天下を取るより難しいことも、世にはあるのじゃな」

上田晋也「例えば?」

信長は7人を見渡し、少し笑った。

織田信長「お前たち全員を、同じ方向へ向かせることじゃ」

有田哲平「それは無理ですね!」

名倉潤「絶対無理や!」

堀内健「じゃあ、みんなで右向け右!」

堀内だけが左を向いた。

上田晋也「お前が一番できてねえじゃねえか!」

最後の笑いが起こる。

信長はその光景を見ながら、静かにつぶやいた。

織田信長「……それでも、共に笑えるのじゃな」

スタジオの照明がゆっくりと落ちていく。

天下人が最後に見つけたのは、新しい領地でも、強い軍勢でもなかった。

命令しなくても、互いの違いを認めながら、一緒に笑える仲間たちだった。

※本作は、歴史上の織田信長と実在の『しゃべくり007』出演者を題材にした架空の対談です。会話、番組出演、出演者の発言や感情はすべて創作であり、本人たちの実際の発言や意見を示すものではありません。本能寺の変の動機は歴史研究でも確定しておらず、信長の内面や光秀への思いを描いた部分は文学的な想像です。

最後に: 天下を動かした男が、最後に出会ったもの

織田信長は、日本の歴史を大きく動かした人物でした。

その生涯には、勇気ある決断、優れた組織運営、経済政策への関心がありました。同時に、厳しい戦いや家族間の争い、宗教勢力との衝突、多くの人命が失われた出来事もありました。

信長を単純な英雄として描くことも、冷酷な支配者として片づけることも、その複雑な人生を十分に表すものではないでしょう。

今回の架空の『しゃべくり007』では、そんな信長が、まったく異なる価値観を持つ芸人7人と出会いました。

最初、信長は彼らを家臣として扱おうとしました。しかし、上田は反論し、有田は勝手な作戦を考え、堀内は命令を聞きません。

それでも、彼らは互いの違いを受け入れ、誰かが困れば助け、失敗すれば笑いに変えていきます。

信長がそこで発見したのは、恐怖や命令とは異なる、人と人とのつながりでした。

特に印象的なのは、泰造との会話です。

家族や家臣との関係を振り返り、明智光秀について問いかけられた信長は、勝利や権力だけでは語れない人間関係の難しさに向き合います。

本能寺の変の真相は、今も歴史研究の対象です。光秀がなぜ謀反を起こしたのか、確定した答えはありません。

しかし、私たちはその歴史を通じて、一つの問いを考えることができます。

人は、相手を完全に理解できなくても、信頼し合うことができるのでしょうか?

今回の物語では、信長が最後に芸人7人を家臣ではなく、友人として受け入れます。

もちろん、これは歴史上の信長が実際に到達した思想ではありません。現代に生きる私たちが、信長の人生を手がかりに考えてみた、一つの創作上の結末です。

人は皆、異なる性格、経験、考え方を持っています。

誰かを自分の思いどおりに変えようとするより、その人の個性を知り、互いの違いから何かを学ぶことができたなら、人間関係は少し変わるかもしれません。

信長が夢見た天下統一とは違う形ですが、現代の私たちには、争わずに協力する道を選ぶ可能性があります。

そして、意見が合わない相手とも、同じ場所で笑い合える。

それは、どんな立派な城にも負けない、人間の営みの一つではないでしょうか。

※この結末は創作上の人物解釈です。信長の内面、家臣への感情、本能寺の変に関する発言は史実として確認されたものではありません。実在の芸人たちの思想や発言を代弁するものでもありません。

登場人物紹介

織田信長(1534〜1582):戦国時代の武将。桶狭間の戦いで今川義元を破り、畿内へ勢力を広げ、天下統一を目指しました。安土城の築城や城下町の商業政策でも知られています。1582年、本能寺の変で命を落としました。今回の物語では、現代の芸人たちと出会い、信頼や友情について考える架空の信長として登場します。歴史的な建造物については文化遺産オンラインの安土城跡で紹介されています。

上田晋也:お笑いコンビ「くりぃむしちゅー」のツッコミ担当。鋭いツッコミと巧みな司会進行で知られています。今回の物語では、信長の強引な命令に真っ向から反論する進行役です。

有田哲平:「くりぃむしちゅー」のボケ担当。予想外の発想と独特のユーモアで知られています。今回は信長の奇策奉行として、戦国の常識を覆す提案を繰り出します。

名倉潤:お笑いトリオ「ネプチューン」のメンバー。的確なツッコミと落ち着いた進行が持ち味です。今回の物語では、信長と芸人たちの間に立つ調整役を務めます。

原田泰造:「ネプチューン」のメンバーで、俳優としても活躍。親しみやすい人柄と豊かな表現力で知られています。今回は信長の家族、家臣、友情に関する率直な質問を通じて、人間的な一面に迫ります。

堀内健:「ネプチューン」のメンバー。予測不能なギャグと自由奔放な発想が特徴です。今回は信長から特別遊撃隊長に任命されますが、まったく命令を聞かず、スタジオを大混乱に陥れます。

徳井義実:お笑いコンビ「チュートリアル」のボケ担当。独特の観察眼とユーモアを持ち、司会や俳優などの活動でも知られています。今回は信長にスマートフォンや現代社会の仕組みを説明します。

福田充徳:「チュートリアル」のツッコミ担当。現実的な視点から笑いを生み出す芸人です。今回は織田家の財政担当として、信長や有田の大胆な計画に予算面から待ったをかけます。

出演者や番組の基本情報は、日本テレビ『しゃべくり007』公式サイトで確認できます。

About This Imaginary Conversation

この作品は、歴史上の人物が現代のバラエティー番組に出演したらどうなるのか、という発想から生まれた架空の対談です。

歴史上の出来事を知る楽しさに、現代のお笑いと人間ドラマを組み合わせています。

登場人物の言葉は実際の発言ではありません。歴史の知識を深めながら、もし時代を超えて語り合えたなら、という想像をお楽しみください。

Filed Under: エンターテインメント, 日本史, 架空対話 Tagged With: しゃべくり007, 上田晋也, 原田泰造, 名倉潤, 堀内健, 天下統一, 安土城, 徳井義実, 戦国時代, 戦国武将, 日本史, 明智光秀, 有田哲平, 本能寺の変, 架空対談, 桶狭間の戦い, 楽市楽座, 歴史バラエティー, 福田充徳, 織田信長

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